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大喜利における致命的な弱点について
大喜利における弱点というのは誰しもあると思う。思うけどせいぜい絵を使って答えるのが苦手とか替え歌お題は得意じゃないとかそんなレベルだと思う。私はそんな次元じゃない。何せ「致命的」なのでデメリットの範囲が広すぎる
致命的な弱点の一つは決定打に欠けることだ。会心の一撃を出せない。答えを数出してごまかしているが、ホームランの割合は著しく低い部類に入ると思う
この弱点については一答でダメなら十答、十答でダメなら百答、それでもダメなら無尽蔵に答えてやる! というチャットでコメントする形式の大喜利でしか通じないような開き直りで無視することにした。実際タイピングの早さで押し通してそこそこできるから恐ろしいね。そんなんだからフリップを出す大喜利ライブ(の練習会)で苦戦して……これはまた別の話
最近になってもう一つの弱点……と言うよりも決定打に欠けるの根本的な原因になっている可能性すらある弱点に気が付いた
大喜利の答えが浮かんだルートを正確に説明できるケースがかなり少ない
普通であれば大喜利の答えは「これこれこういう風に考えていたら、こういう答えが浮かんだ」とルートを説明できるはずだ。私もできる。どうしてこういう答えになったのか説明することはある
ただ、因果関係が逆の可能性が高いのだ
私の場合は凄い勢いで「答え」が浮かんで、いったん冷静になった時に「ルート」が浮かんでいるような気がするのだ
一般的な人の場合
①よし、大喜利の答えを考えるぞ!
②この言葉をこういじろうかな、この角度で考えようかな
③おっしゃ、この考え方で答えが浮かんだぞ!
当たり前である
私の場合
①よし、大喜利の答えを考えるぞ!
②おっしゃ、何か答えが浮かんだぞ!
③この答えはこれこれこういう風に考えたから浮かんだんだ、そうに違いない
こういう事である。これが実際にすごい勢いで「ルート」を踏まえた上で「答え」を出しているならいい。頭の回転が尋常ではなく早くてコントロールできないというだけの話である。それはそれで問題ありだが致命的というほどではない
しかし実際は「ルート」は「答え」を思い返した瞬間の後付けで考えている可能性が高い気がしてならない。さすがに何らかの「ルート」は(凄まじい勢いで)踏まえていると思うのだが、実際に辿った分と自分で考えている分が一致している保証は何らない。YouTube大喜利でスパチャしてまで出している答えはさすがにそんなことないと思うが、それ以外の数多の答えはそんな調子じゃないかと思ってしまう
それっぽい答えが浮かんでからそれっぽい理由をつけている……自分だけの「ルート」をきちんと持ち合わせていないから決定打に欠けるようなことになっているんじゃないかと思った
実際に辿った「ルート」を忘却して後で捏造した「ルート」を作っているようじゃよくないね
気づいたうえでどうするかと言うと、大幅な矯正が望めないのはわかっているので真実と認識を地道に合わせていくしかないなぁと思った
以上、弱点に気が付いたので晒しただけでした
終わり
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