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[GBP/USD] 月末ロンドンフィックス

1.はじめに

 外国為替市場は一日中活発に動きますが、その中でも特定の時間帯や日にちは特別な意味を持つことがある。一つの例が、"月末ロンドンフィックス"であり、今回はこの月末アノマリーについて検討していく。

2.月末ロンドンフィックスとは

 月末ロンドンフィックスとは、その月の最終営業日にロンドン市場で行われる通貨の決済価格を示すもので、特にイギリスポンド (GBP) とアメリカドル (USD) の交換レートが注目される。ロンドンフィックスは、通常、GMTで午後4時(ロンドン時間)に設定され、世界中の銀行や投資家がその日の為替レートを確定するために使用します。これは、ロンドンが世界の外国為替市場の中心であるため、その時間のレートが国際的な基準とされているからである。月末のロンドンフィックスは、特に重要であるとされている。なぜなら、多くの投資家や企業が毎月の収益や負債を計算するためにこのレートを利用するため、その影響は全体の市場動向を左右する可能性があるためである。

3.ロンドンフィックスの勝ち方とは…

ここでは、ロンドンフィックスのみに焦点を当て、月末の立ち回り方を考えていく。
 具体には、
①統計からアノマリーを把握
②ロンドンフィックス後の立ち回り

 について検討していく。
 検討はここ3年間の結果をまとめた。

4.検討結果

(1)統計からアノマリーを把握

 月末最終日の18時から22時までの変動量(pips)を下図に示す。緑=陽線、青=陰線を示している。
陽線の比率は、52.78%であり、必ずしも陽線が出るとは言えない状況である。
 22時から2時までの変動量(pips)は、陽線の比率は、38.89%であり、陰線のほうが出やすい。

正直、この統計結果をトレードに活用することは出来ないだろう。
そこで、ロンドンフィックス後に着目した結果を以下に示す。


(2)ロンドンフィックス後の立ち回り
 ロンドンフィックスを受けて上昇した相場の次の日に着目した。
 具体には、18時から翌2時まで上昇した相場で翌2時から翌6時まで下落した場合、翌日の日足がどうなるか確認した。
(18-22:陽線、22-02:陽線、02-06:陰線、翌日足:?)

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