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手だれたちのTRPG

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手だれたちが集まるTRPGにありがちなこと。
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記事一覧

TRPG 第4話

GM「『こうなっては仕方ない。戦闘だ!ダークキングよお前の力を思い知らせてやれ!』すると部屋の奥から真っ黒なアーマーをまとった男がゆっくりとやってくるよ。」

B「うーん。今回は戦闘は避けられないかー。」

GM「(ニヤリ)『このダークキングは殺しのために生まれ、殺しのために育った男だ!母親の胎内にいたころに母親ごと誘拐され、殺しの訓練を受けた!戸籍も持たず、この世に存在すら知られていない最強のア

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TRPG 第3話

GM「街を歩いていると兵士風の男に呼び止められる。『君たち冒険者なら依頼を引き受けてくれないか?』」 

A「金次第だな。」

 GM「実は、3年前にドラゴンにさらわれた、この国の王女様を救出して欲しいんだ。王様は病を患っていて先が短い。唯一の血統者である王女様をなんとしても救い出したい。」

B「ドラゴンかー。さすがに俺たちでも厳しいな。」
C「この国の軍隊は救出に行かないの?」

GM「この国

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TRPG 第2話

GM「ほどなくすると山の中腹に洞窟が見える。どうやらあそこが村人が言っていた洞窟のようだ。」

 A「山って大きい?」 

GM「あまり大きくない。徒歩で一周しても1時間くらいだよ。」

 A「だったら入り口の反対側に回って、○○の魔法で山肌を攻撃しよう。どうせGMの事だからボスの部屋あの辺でしょ。」

GM「い、岩山だ。岩山だから○○で破壊するの厳しいんじゃないかな(汗」

B「おれ、大地の精霊

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TRPG 第1話

GM「スカウトの人は成功だね。鍵穴から覗くとゴブリンが3体ほど見える。相手は完全に油断しているようだ。どうする?」

 A「スルーで。」
 B「ゴブリンの経験値いらんわ。スルーで。」
 C「どうせ見えないところにもう3体くらいいるんでしょ。スルー一択で。」

GM「ご、ゴブリンは宝石のような物の手入れをしているようだ。」

 A「スルーで。」
 B「ゴブリンが持ってる程度の宝石なんてたかが知れてる

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