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雑食系ワールドツアー備忘録【第65回】

2/25に開催しました第65回雑食系ワールドツアー 、モノクロームなワールド特集でした。参加の皆様ありがとうございます。

最近白一色やモノクロなワールドの発表がいくつかあったのでそれで思いつきの企画でした。色は少なくとも造形としても雰囲気としても様々な表現があるのが面白いですね。

①Classroom In The Comic — by オノッチ|沙影

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景色もアバターも全部漫画の白黒線画&スクリーントーン風になってしまう視覚ギミック系のワールド。テカりなどもちゃんと表現されてて再現度高いです。スライダで色の濃さも調節でき雰囲気を変えられたり、真っ白な線画風にもできたり。
ホワイトボードには入室者の名前が表示されますがそれも落書き風で変な二つ名付きという学校風ならではな遊び要素もあります。

②Between — by ONI

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モノクロ仕立ての銀河鉄道の停車駅。SF要素もありますが色調もあいまりどこかレトロで、新聞や葉巻などのアイテムも。ダンディーな酒場の主人は設定などを語ってくれます(声が小さいのでだいぶ聞き取りづらいですが)
小惑星的な駅には展望台や離れ、下部には隠れ家的なアパートもありスイッチで色調やアバターまで全白黒にするスイッチも隠されています。

③Cocoon-05 — by mikka-bouzu

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三日坊主さんの巨大建造物アート系作品の一つ。複雑かつ巨大な塔とその周りのビル群や道路からなる都市といった様相のワールドです。しかし青みがかった白い街は空虚であり、滅びた文明の遺跡のような雰囲気も。
今回も飛行システムを備えておりその造形を好きな場所から眺められる他、数か所に隠しワープポイントがあり上部や別の部屋に行けます。

④Resting Remains — by Karl Kroenen

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再び全員がモノクロになってしまうタイプのワールドです。灰色の荒れた大地と霧深い世界を探索すると現れるコンクリートや鉄骨などからなる謎のオブジェの群れ。いずれも無機質で生活感のないものが多く、説明文からしても追憶を表現した世界なのでしょう。同氏のワールドに多く見られるモチーフや雰囲気ですが、モノクロゆえのわびさびがありますね。

⑤Cthonia — by hdorriker

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スタート地点はコンクリート作りのホールやバーなどのある空間で簡素な集会場のように見えます。しかしその通路は複雑で開口部からは謎のピラミッドが見え、外に出ると霞んで色あせた薄明の世界。所々のラジオやランタンがいざなう遺跡や都市の廃墟の路…。単に終末後の世界というわけでもなさそうで、所々の解説板には訪問者への問答形式の説明が載っています。しかしその解説者も詳しい説明や核心は故意にはぐらかしているように見え、所々の謎の文字含めて異世界的な風味もある独自の世界観がいいですね。

⑥_recovered․SHELTER2․mrg — by _kye

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元は音楽イベント専用のワールド(DJ会場部分が非公開)だったものが全体公開版になったもの。それに前後してかカラフルなグラフティなどもあったワールド自体のデザインも変わり現在のモノクロデザインのワールドとなりました。イベント跡地として色あせたとはいえ、エラーを起こしたような電光掲示板やポイントのみになった色が廃棄されたデジタル区画のようでサイバーパンク感を増しているともいえ、格好良い雰囲気ですね。

以上6ワールドでした。カラフルなワールドも良いですがモノクロゆえの表現やわびさびみたいなものを感じ取れていただければ幸いです。
ではまた次回もよろしくお願いします。

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