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相性抜群!天威相剣を徹底解説!



1.自己紹介

初めまして!トキワです。普段は東京や埼玉、地元の栃木で遊戯王をしており、栃木CSという大会の主催を務めています!この場を借りて宣伝となってしまいますが、賞品にスイッチライトをご用意していますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております(^^)

今回は天威相剣を徹底解説する記事となっております。
今期の天威相剣による成績は
9/4朝霞杯2人チーム戦 個人6-1-1で優勝
9/13朝霞杯3人チーム戦 個人6-2で準優勝
10/02太陽CS個人戦 個人4-2でベスト8
10/03朝霞杯3人チーム戦 個人3-0-1
10/24太陽CS個人戦 個人5-1でベスト8
10/30朝霞杯3人チーム戦 個人5-1-2で優勝
11/03朝霞杯5人チーム戦 個人3-1
11-21朝霞杯3人チーム戦 個人6-1で3位
1/8DCS個人戦7-1で優勝

4/13ネクストプレイ杯4-2でベスト8


今回の記事では、相剣についての解説だけでなく、相剣と天威のシナジー性、天威を採用することによって生まれる環境デッキに対しての優位性について解説します。
普通の相剣と天威相剣って何が違うの?
興味はあるけど回し方が分からない!
勝てる相剣を知りたい!といった方には是非おすすめです!
後半では、CSや日本選手権の構築だけでなく、YUDTにおける構築についても解説しますので、こちらも最後までご覧いただけるとお役に立てると思います。

では、解説に移ります。

2.天威相剣のコンセプトと天威を採用する強み

天威相剣について触れる前に、基盤となる相剣のデッキタイプについて解説します。

相剣は、制圧力と展開力を兼ね備えたシンクロモンスターによって、盤面の制圧ないしはワンターンキルを図るテーマです。

デッキ内の相剣は、条件をクリアすれば瞬時に上級シンクロモンスターにアクセス出来るポテンシャルを秘めているため、上級下級問わず全てのカードが強力です。

相剣には、所謂「1枚初動」が豊富に存在し、トーナメントシーンでも高い安定性を期待することが出来ます。

元来、1枚初動が多いデッキには、閃刀姫や転生炎獣などのデッキタイプの様に、所謂「自由枠」に多くのスロットを割くことが出来る特徴があり、相剣もその例に漏れません。
自由枠を駆使して、環境のデッキ分布に合わせたメタゲームが出来る点は、トーナメントシーンでも大きな強みになると言えるでしょう。

直近では、自由枠にディメンションアトラクターやアークネメシスプロートス、ヒーローギミック等の採用がトレンドとなっていますね。

しかし、高い性能を誇る相剣にもやはり短所が存在し、相剣ギミックだけでは、その短所を補うことは出来ません。

相剣の短所は3つあります。
1. 展開を終えた際に、盤面の制圧と引き換えに後続が切れてしまうこと
2. 召喚権からの展開に依存しているため、相手の妨害に弱いこと
3. トークンコレクターを始めとしたサイドカードが致命的であること

いずれも、過去に相剣を使用していた方なら頭を悩ませる要因だったと思います。

そこで登場するのが天威ギミックです!

相剣に天威ギミックを採用することによって上記の短所を補い、後続の確保、妨害への耐性、サイドカードへの対処が全て可能となります。

特に、天威を混ぜることによる攻め手の増加とリソースの確保は、展開が召喚権に依存している相剣にとって、これ以上にないサブギミックだと思います。

つまり、相剣に天威を入れるメリットは、天威ギミックによって相剣の弱点を全て補強し、相剣のデッキパワーまでもが底上げされることなのです!

現在は環境を鑑みて採用していませんが、9月19日の朝霞杯で準優勝した際に採用した「虚ろなる龍輪」は、天威と併せて使用するとこの2枚でワンターンキルと後続の確保が可能になる程強力なカードでした。

具体的な相剣との使い方については、以下の各カードの採用理由と構築解説で掘り下げていきます。



3.デッキの解説と各カードの詳細な使い方

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こちらが現在使用している構築です。前述したディメンションアトラクターやヒーローギミックの不採用、天威とドロール&ロックバードの採用が他の相剣との相違点でしょうか

ディメンションアトラクターやヒーローギミックの採用を見送り、ドロール&ロックバードを採用した理由については後述します。

では、各カードの採用理由と解説に移ります。

相剣士ー莫邪 3枚

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相剣の初動の1つです。シンクロ召喚による1ドローがとても強力で、永続罠や後続、手札誘発の確保に繋がります。

セキショウをシンクロ召喚した際に、セキショウの召喚時効果をチェーン1、莫邪をチェーン2にすることで、セキショウへの灰流うららをケアすることが出来ます。

相剣トークンが水属性のため、ショウフクをシンクロ召喚した際には1枚のみのバウンスになってしまうことを覚えておきましょう。

ドロー効果を備えた強力な初動であるため、3枚の採用です。


相剣士ー泰阿1枚

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相剣の初動の1つです。

龍相剣現から泰阿をサーチすることによって、剣現1枚から動くことが出来ます。天威を採用している場合、相手が2本目以降にロンギヌスを投入してくる場合があるため、泰阿からのスタートには注意が必要です。

泰阿の効果は単純ですが、このカードの用途は実に多岐に渡ります。
天威を採用している場合、除外するコスト・シンクロ素材になった際に墓地に送るカードによって試合の流れが変わるといっても過言ではありません。

泰阿の除外及び墓地送りの効果は天威の強みを引き出すことに繋がるからです。

泰阿によって除外した幻竜族は天威龍-アーダラによって再利用が出来るため、残りの手札、後々のゲームをどの様に進めるかによって、除外するカードは変わってきます。

詳しくは、アーダラを解説する際に後述しますが、相剣軍師-龍淵を積極的に除外する場合が最も多いです。

天威龍-ヴィシュダor天威龍-アシュナ+剣現から泰阿をサーチすることによって無限泡影をケアしつつ、龍淵を使わずに赤霄+レベル10シンクロを立てる展開を解説します

1. ヴィシュダを自身の効果で特殊召喚
2. 剣現から泰阿をサーチし、泰阿を召喚、効果で剣現を除外してトークン特殊召喚
3. 除外された剣現の効果発動、ヴィシュダのレベルを6にする
4. 泰阿とトークンで赤霄をシンクロ、泰阿の効果で好きなカードを落とし、赤霄の効果で相剣暗転を除外
5. 暗転の効果でトークンを特殊召喚、トークンとヴィシュダでレベル10シンクロ

ヒーローギミックを採用している場合には、泰阿に無限泡影等の効果無効をプレイされても、ヴィシュダと泰阿でアナコンダをリンク召喚し、デストロイフェニックスガイを融合することによって、無効系を発動されても、リソースと妨害を残すことが出来ます。

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次に、泰阿の除外によってゲームが変わるパターンを5つ解説します。

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