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エッセイ『デタラメだもの』

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デタラメに生きる。デタラメに暮らす。薄暗い世の中をデタラメに生きるための処世術、バイブル。妄想まみれで日常を綴るエッセイです。
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2020年2月の記事一覧

疑うべきは生活水準。見つめ直すべきは可処分所得。ハードモードに突入するこれからの日本では、こんな風な考え方になってみよう。『デタラメだもの』

生活水準という言葉がある。可処分所得という言葉がある。前者は、平均的に己がどれくらいのお金を使って生活しているかの程度のこと。後者は、家計の収入から支払いを義務づけられている税金や社会保険料などのお金を差っ引いた残りのお金。例えば、うまい棒を買ったりチロルチョコを買ったりに使えるお金だ。これら2つの存在は大いに関係があると思うわけだ。 どうやら我が国は、世界的にも例を見ないほどの高齢化社会に突入しているらしい。それも要因のひとつとして、これから先の日本経済は悪化の一途を辿っ

意志の弱い我々人間よ、踏ん張れ。タブレットPCの中毒性・依存性に蝕まれてしまった上席の末路とは。『デタラメだもの』

中毒性・依存性というものは実に恐ろしいもので、一度ハマッてしまうとなかなか抜け出せなくなってしまうものだ。華々しい芸能界で活躍するタレントさんたちが、やっちゃいけない薬で退場を命じられ、復帰しても尚、同罪で退場を繰り返しているのを見ると、中毒性・依存性の恐ろしさを感じずにはいられない。 やっちゃいけない薬の場合、法律というものがその使用を咎めてくれるが、そういったストッパーが存在しない世界の場合、中毒性・依存性のあるものは留まることを知らず、永遠に我々を蝕む。例えば、無料で

英語がペラペラ、演技の上手い役者、歌唱力のあるボーカリスト、そして魅力的な政治家。将来の可能性は意外な時期に摘んでしまっているよね。『デタラメだもの』

英語をペラペラに喋れる人が身近にいれば、人は羨ましがったり尊敬したりするものだ。「こいつ、将来性あるなあ」と、僻んだりする人だっているかもしれない。歌がめちゃくちゃ上手い人が身近にいれば、人は羨ましがったり尊敬したりするものだ。一緒にカラオケに行けば、聴きたい曲を歌ってもらいたくもなるし、異性からの評判だっていいだろう。 もし、演技がめちゃくちゃ上手い人が身近にいて、ドラマに出演していたり劇団で活躍していたりすれば、人は羨ましがったり尊敬したりするものだ。ついつい別の知人に

店内の客に聞こえるように従業員を怒鳴りつけるバーの店長。過去の学びを活かして仲裁に入るも思わぬ結果に。

飲食店では、時に怒号が飛び交う。その商売に命をかけているからこそ熱がこもり、スタッフの至らぬ点を叱責してしまうものなのだろう。繁盛している店や昼時に混雑する店では、その光景は顕著だったりもする。 ところがどっこい、ごく稀に、客に丸聞こえの位置で、客に丸見えの位置で、従業員を怒鳴りつける店長なり先輩なりがいる。とてもじゃないが客として歓迎できるものじゃない。 以前、地元の先輩が結婚され、その後、地元を離れ夫婦で生活しているとのことで、「よし、じゃあその街まで行きますんで、呑