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エッセイ『デタラメだもの』

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デタラメに生きる。デタラメに暮らす。薄暗い世の中をデタラメに生きるための処世術、バイブル。妄想まみれで日常を綴るエッセイです。
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2019年10月の記事一覧

ひとたび病気をすると、周囲の人たちが自称専門家となり千万無量のアドバイスを差し出してくれる。が、そう気軽には採用できないことをお察し願いたい候。『デタラメだもの』

これは関西人だけの特性なのであろうか。それとも日本人という国民性なのだろうか。先日、アレルギー反応がないことが検査済みの食物を食べてアナフィラキシーショックを起こすというハプニングと、マッサージ師との相性が合わず首から肩にかけての筋を痛めるというハプニングが、同時期に巻き起こりまして候。 日常生活がニッチモサッチも立ち行かない状況になっていたのではあるが、とは言えワーカホリックな我が日本。働かない者は食っては行けない。例え病床に伏そうが、働けなくなった者は切り捨てられる。例

なんであんな美女があんな男と!?街で見かける不釣り合いなカップル。美麗な女性のハートを射止めた男の特殊能力について深く掘り下げてみた。『デタラメだもの』

街を歩いていると、不釣り合いなカップルを目にすることがある。どのように不釣り合いかと言うと、極端に美麗な女性と、普通、もしくは世間的な評価が普通よりも下回るんじゃないのと思しき顔面の男性が、仲睦まじく寄り添っているケースである。 そういった男性に対し特段のジェラシーを抱いているわけではなく、じゃあ何が言いたいのかと言うとですねぇ、そういった男性は凡人じゃ持ち合わせない類の特殊能力を持っているんじゃあないの、という仮説ですわね。 まずは、女性が男性を選ぶ際のあからさまな条件

負の奇跡が巻き起こると、こんなにも悲しい気持ちになるの?鶏葱蕎麦であわや病院送り。いや、その前に首と肩もやられている。まさに満身創痍だ。『デタラメだもの』

慣れたことばかりやっていると、人生は退屈に感じられる。かと言って、慣れないことをすると、とんでもない事態が巻き起こることがある。じゃあどうすればいいのかと思考するも、だったら何もしないことが一番なんじゃあないのと悪魔が囁き忽ち閉口。まさか、鶏葱蕎麦をクッキングすることが、あんな事態を巻き起こすなんて、考えられるわけないじゃーないの。 以前までは空腹を感じると、軽い気持ちで料理を拵えて舌鼓を打つなどして楽しんでいた。ところがどっこい、毎日が忙しくなって余白のない毎日を送り出す