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エッセイ『デタラメだもの』

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デタラメに生きる。デタラメに暮らす。薄暗い世の中をデタラメに生きるための処世術、バイブル。妄想まみれで日常を綴るエッセイです。
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2019年6月の記事一覧

ストイックな人たちは、常に眠気と戦い続ける。その果てに見えるものとはいったい?『デタラメだもの』

眠気というのは、なぜこんなにも強敵なのかと思う。ストイックな人たちの間じゃ「ショートスリーパー」なんつって、睡眠時間が人より少なくても生きていける人たちがフォーカスされる。それはそれは、人よりも起きている時間が長いもんだから、人よりもいろんなことに取り組み、いろんな経験ができるんだろうな。 以前、IT系ベンチャーに勤める後輩と話していたところ、あまりの仕事量に寝る時間がほとんど取れないとこぼしていた。というか、寝ちゃうと仕事が追いつかなくなってしまうため、寝るとマズいことに

電話愛好家の人は電話が好きすぎて、電子メールを送った後は、すぐにその内容を直接伝達したくなっちゃう。『デタラメだもの』

仕事の場面における意思伝達の手段として電話は常に重宝されてきたわけだけれども、昨今の情報革命において電話というのはその実、少し鳴りを潜めているわけで。 要するにだ、電子メールだの電子メール的で且つスタンプなどを送り合えるコミュニケーションツールが台頭し、わざわざリアルタイムで会話するほどでもない意思伝達においては、非同期通信でコミュニケーションをするというのが常識となりつつある。 が、技術や文化というものにはだね、過渡期というものがあってだね、今現在昨今はまさに、その過渡

街で良く見かける似た顔のタイプについて熟考していると、なぜか、つじあやのさんと自分磨きの方法に結論が至ったため、急いで筆をとる。『デタラメだもの』

街をふらふら歩いていると、この手の顔をした人ってよく見かけるよな、と感じることがある。極端な日には、その手の顔をした人をウエストサイドで見た直後、イーストサイドでも見かけることがあり、この方、瞬間移動できるのかしらんと、真面目に悩んでしまうことしばしば。 そこで、個人的に最も多い「この手の顔をした人」のタイプってものを割り出してみようと思い、2週間ほど家に引きこもり、一切の外出も禁じ、粛々とアナライズしてみた。 見事、答えが出ましたよ。もちろん、完全なる主観のため、何の役

中小企業の高齢化。若者の採用難。老いても生きていかねばならぬ企業が採るべきデタラメなやり方とは?『デタラメだもの』

人が集まらん人が集まらん。求人情報を出しても人が来ない。来たとしてもすぐにぷいっと辞めていく。定着せん。定着せん。たとえ数年育てたとしても途端にぷいっと辞めていく。それまでの教育コストが水の泡だ水の泡だ。既存社員の平均年齢もどんどん上がっていくし、このままじゃいかん。 そう愚痴っておられる経営者や経営に携わっている人たちの話をよく耳にする。実際のところ、若者の数は減っているだろうし、業界によっては企業の人手不足も深刻だろうし、だからこそ優秀な人材にはいつだって入社してもらい

中年のおっちゃんは美意識が高まっているのか?そして、なぜ受付の女性は無愛想なのか?疑問が駆け巡る皮膚科受診。『デタラメだもの』

何やら足裏の皮膚が妙な具合になっていて、薄皮がめくれるというか、気になって薄皮をめくるというか、とにかく正常な状態でないのは間違いなく、珍しく病院に行くことを決意した。だって、もしかして水虫だった場合、すごく長いお付き合いになりそうだし、その戦いに苦戦を強いられている人のエピソードしか届いてこないんだもの。ということで仕事の合間を縫って皮膚科へ。 人生のうちで決定的に皮膚の症状がおかしくなった過去2回お世話になっている皮膚科。お陰様でなかなか暇を持て余す時間がない身分なので