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書評

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ショートストーリー作家として文学本を、Webマーケッターとしてビジネス本を。「作家+クリエイター+マーケッター」目線でお届けする書評です。
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#コラム

自らの鎖国を解き放つ。世界を知ることでこれからの生き方が見えてくる一冊。『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望 - 落合陽一』【書評】

落合 陽一 著『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』 本著をひとコトで表現するならば、「未来を生きるために、今、世界がどうなっているのかを知ることは、とてつもなく重要だ」と気づかせてくれる一冊。日本に住み、テレビやインターネットから流れてくる日本語の情報で、日本の現状を見聞きしているだけじゃ想像もつかない世界がそこにはある。 圧倒的なスピードで変化していく世界。これからの未来はどこへ向かって行くのだろうか。そして、僕たちはどこへ向かって歩んで行

お金があれば幸せ、なければ不幸せ!?もはやそんな単純な時代じゃない。著名人からお金の価値観を学べる一冊。『マネ凸 お金を増やす最強の思考法 - 渡辺将基』【書評】

渡辺 将基 著『マネ凸 お金を増やす最強の思考法』 本著をひとコトで表現するならば、「ビジネスシーンで活躍する著名人たち、それぞれが持つお金の価値観を学べる」一冊。成功を手にした著名人たちは、お金についてどのように考えているのか? 「お金があれば幸せ、なければ不幸せ」と、ついつい短絡的に考えてしまいがち。しかし、そんな単純な捉え方をしていると、この先どうやら危なそうだ……。今を生きるために、知っておきたいお金のこと。マネーの金言に触れられる一冊です。 SNSで話題の記事

日本文化を語る上で欠かせない漫画。そんな日本の漫画の歴史をマンガで学べる、歴史の教科書とも言える一冊。『まんがでわかるまんがの歴史 - ひらりん、大塚 英志』【書評】

ひらりん、大塚 英志 著『まんがでわかるまんがの歴史』 本著をひとコトで表現するならば、「日本の漫画の歴史をマンガで学べる」一冊。普段、何気なく読んでいる漫画の造詣が深まり、漫画から得られるものが一層深くなる。 日本史や世界史など、教科書から学べる歴史はたくさんあるけれど、カルチャーにももちろん歴史あり。僕らの生活を豊かにしてくれる文化の中でも、漫画というものにフォーカスした歴史書とも言える一冊です。 日本のまんがはどのように誕生したのか?わかりやすくまんがで解説! 独

現代に蔓延する成功という名の甘い夢から目を覚まさせてくれる。幸せになれる方法ではなく、幸せという定義を見直させてくれる一冊。『凡人道 - ひろゆき』【書評】

ひろゆき 著『凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく』 本著をひとコトで表現するならば、「現代に蔓延する成功という名の甘い夢から目を覚まさせてくれる」一冊であり、「幸せになれる方法」ではなく「幸せという定義を見直させてくれる」一冊です。 あなたは「再現可能な成功の法則」に則って生きているのでしょうか? きっとそんなものはこの世にはなく、もしかすると知らず知らずのうちに、取り返しのつかない道へと突き進んで行ってしまっているかも? 忘れかけていた「堅実に生きる」という名

とにかく動き、先行者になることがいかに重要か。情報収集力。行動力。スピード感。分析力。圧巻のラファエル流「成り上がり術」を知ることのできる一冊。『無一文からのドリーム - ラファエル』【書評】

ラファエル 著『無一文からのドリーム』 本著をひとコトで表現するならば、「ラファエルというYouTuberの成り上がり人生を追体験できる」一冊であり、「とにかく動き、先行者になることがいかに重要か」を学べる一冊です。 ラファエルの華やかなタレント像の底にある、異常なまでの人間力を知り、成り上がるためには何が必要なのかを学べる。サクセスドリームにYouTubeドリームがプラスされた一冊です。 YouTubeチャンネル登録者数130万人超え! (2019年9月現在) 時給日

意識せず使っている日本語、意識せず触れている日本語に、これほどまでの技法が詰め込まれていたなんて。『日本語のレトリック - 瀬戸賢一』【書評】

瀬戸 賢一 著『日本語のレトリック―文章表現の技法』 本著をひとコトで表現するならば、「意識せず使っている日本語、意識せず触れている日本語に、これほどまでの技法が詰め込まれていたなんて」ということに気づかせてくれる一冊。 技法を用いて表現を豊かにするもよし。技法を感じて日本語表現の妙味をより深く味わうもよし。ともかく、言葉というものが持つ可能性の大きさを示してくれる教科書のような一冊です。 「人生は旅だ」「筆をとる」「負けるが勝ち」「一日千秋の思い」…。ちょっとした言い

動画に懸ける明石ガクト氏の情熱・熱狂・覚悟、そして狂乱がビシビシと伝わってくる一冊。『動画2.0 - 明石ガクト』【書評】

明石ガクト 著『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』 本著をひとコトで表現するならば、「動画というものを通じて、これから先の未来はワクワクできそうだぞ」を実感できる一冊。新しい文化の幕開けに感じたあの震えるような興奮が、動画によって再びもたらされる。 動画に懸ける明石ガクト氏の情熱・熱狂・覚悟、そして狂乱がビシビシと伝わってくる。読書体験って、こんなにも体温上がるんだっけ? と思わせてくれる、とにかくエモい一冊です。 今後5年で世界のあらゆるものが動画化