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書評

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ショートストーリー作家として文学本を、Webマーケッターとしてビジネス本を。「作家+クリエイター+マーケッター」目線でお届けする書評です。
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2019年9月の記事一覧

圧倒的な結果にこだわり、熱狂と呼べるほどに「好き」が昇華したとき、人はもはや「好き」に取り憑かれることになる。『たった一人の熱狂 - 見城徹』【書評】

見城徹 著『たった一人の熱狂』 本著をひとコトで表現するならば、「自分のやるべきことに信念を持ち、情熱を注げる本」。狂おしいほどの「好き」と「使命感」が合わされば、人はこれほどまでに熱狂できるのか。 読み進めるうちにどんどん見城徹のファンになっていく自分に気づいた。完全に言い訳を撤廃し、「好き」に突き進む男の姿に嫉妬すらも覚える1冊です。 すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラ