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書評

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ショートストーリー作家として文学本を、Webマーケッターとしてビジネス本を。「作家+クリエイター+マーケッター」目線でお届けする書評です。
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2019年7月の記事一覧

貯蓄の洗脳・呪縛からの解放。人生は一度きり。貯めることでスケールを萎めてしまうのではなく、楽しむことに投資し、大きなリターンを得よう。『あり金は全部使え - 堀江貴文』【書評】

堀江貴文 著『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』 本著をひとコトで表現するならば、貯蓄の洗脳・呪縛からの解放。万が一のことが起きたときのための貯蓄と言うが、じゃあ万が一のことが起きた後は? 貯める思考で生きてきた人間は、その後、どうやって生きながらえて行くのか? 人生は一度きり。貯めることでスケールを萎めてしまうのではなく、楽しむことに投資し、大きなリターンを得る。『使うこと=失うこと』ではなく、『使うこと=得ること』という思考にシフトするための、学びとなる1冊

エッセイをも文学作品化させる町田康の恐ろしいほどのエンタメ性。簡単に言うなら、めっちゃおもろいエッセイ。『テースト・オブ・苦虫3-町田康』【書評】

町田康 著『テースト・オブ・苦虫3』 本著シリーズほどリラックスして読めるエッセイは他にないだろう。そしてクスッ、いやニマッと笑いながら読み進められるエッセイは他にない。 町田康の生き方がそうさせるのか、生き様がそうさせるのか、それともこれこそが文学なのか。自虐の中にも自愛あり。彼の眼には、確かに我々とは違う何かが映っている。 本当のことに、少しばかりの嘘をまぜ、黒中にさらに広がる苦虫の味。「僕は心配性」「極悪なメール」「ミックススタイルで不況をのりきりなはれ!」「真面

これからのビジネスでの勝ち方、ゲリラ戦。本著は戦い方の指南書。インターネットやSNSを駆使したゲリラ戦の心得なしで戦場に出るにはあまりに危険なので、船出の前にぜひこの一冊。『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術【詳説】- えらいてんちょう』【書評】

えらいてんちょう著『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術【詳説】』 本著をひとコトで表現するならば、これからの時代における個人での戦い方、少数での戦い方、インターネットやSNSを駆使して戦うゲリラ戦の心得が学べる一冊。金がない? コネがない? 能力がない? だとしても今の時代、戦う方法も武器もある。 ひとりで戦うなんて、しょぼくて無理だろう? とハナから諦めを感じたり、正規軍相手に戦い方が思いつかない人にオススメの一冊です。 「金なし・コネなし・能力なし」それでも問題なし!

これからの時代を生き抜くために、絶対的に必要な考え方。個人のブランド化。その真髄をすさまじい熱量で叩き込んでくれる一冊。『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言 - 田端信太郎』【書評】

田端信太郎著『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』 本著をひとコトで表現するならば、個人の存在感・個人の希少性が求められるこれからの時代に、自分をブランド化するための心得。そして叱咤激励。社会の中で自分という個の存在を明確に打ち出すための真髄をブチ込んでくれる一冊。 このまま今の会社で意志も持たずに働いていていいのだろうか? と感じている人に特に読んでもらいたい一冊です。 君もプロ野球選手より稼ぐプロサラリーマンになってみないか?リクルート、ライブドア、LINE、ZO