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書評

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ショートストーリー作家として文学本を、Webマーケッターとしてビジネス本を。「作家+クリエイター+マーケッター」目線でお届けする書評です。
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2019年6月の記事一覧

SNSで発信するなら「いいねよりリツイート」。インフルエンサーとしてSNSで正しい努力を続けるためのコンパスを手に入れられる一冊。『共感SNS - ゆうこす』【書評】

ゆうこす著『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』 本著をひとコトで表現するならば、とにかく継続がモノを言うSNSの発信において、めげずに取り組むためのモチベーションを創ってくれる本であり、SNSで共感を得るためのヒントが語られた一冊。 SNSで正しい努力を続けるためのコンパスです。 応援される人になるのが成功の最短ルート! 失敗も成功も味わったから語れる、ファンづくりから仕事を切り拓くまでのすべて SNSでいちばん大事なことを、教えてくれる1冊 本著では「共感」を

涙なしでは読めない名書。何かを頑張る人にとって宝物になるような人間臭い教科書です。『天才はあきらめた - 山里亮太』【書評】

山里亮太著『天才はあきらめた』 本著をひとコトで表現するならば、山里亮太の怨念が宿るほどの劣等感が生み出す挫折と成功の自叙伝であり、何かを頑張る人にとって宝物になるような人間臭い教科書。 涙なしでは読めない名書です。 「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。 嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。 コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして

日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べる一冊。『眠れないほど面白いインバウンド24時 - 博学面白倶楽部』【書評】

本作『眠れないほど面白いインバウンド24時』をひと言で表現するならば。 日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べて、「へぇー、知らなかった」がたくさん吸収できる一冊。 これからインバウンドがさらに過熱する日本において、知っておいたほうがいい「日本の常識・非常識、海外の常識・非常識」を学べる一冊ですね。 「爆買い」「爆食」「爆××」……今日もどこかで何かが起きている!! ★最新版・中国人の「買いたいランキング第1位」 ★英語の案内板にヤバイ間違い発見

多動こそが今の時代の正解だということが、腹落ちして理解できる一冊。『死ぬこと以外かすり傷 - 箕輪厚介』【書評】

本作『死ぬこと以外かすり傷』をひと言で表現するならば。 企業に勤めている人が、今後、多動力を活かして活躍するために読んでおくべき、自分のスケールをデカくしてくれる一冊。 どう考えても多動スタイルな箕輪さんの現在の姿には、こういった背景があったのかを知ることのできる一冊です。 NewsPicks Book編集長 箕輪厚介の初の著書。ベストセラー連発! わずか1年で100万部突破! 天才編集者の革命的仕事術がここに明かされる! 堀江貴文『多動力』、落合陽一『日本再興戦略』

すべての子どもたちに読んでもらいたい。未来を生きるために備えておかねばならない普遍的な考え方。『新・魔法のコンパス - 西野亮廣』【書評】

「世の中は驚異的なスピードで変化している」 と聞いて、どれだけの人がそれに反応するだろうか? きっと多くの人は世の中の変化なんて自分には無関係だと思ってやり過ごすんだろうな。 なぜなら、知らないことは無いことに等しい。これだけ生き方や働き方が根底から変化している時代に、多くの人は数年前と同じ景色を見て生きている。 単行本の『魔法のコンパス』が発売されてから、およそ3年。今回の『新・魔法のコンパス』は、単に魔法のコンパスが文庫化されたわけではなく、全編完全改訂されています。

世界のすべてを自分にとっての価値に変える方法は、究極に簡単だった!?その答えはメモにあり。『メモの魔力 - 前田裕二』【書評】

「メモで人生が変わる?」そんな大げさな! そう思っていました。「メモって仕事においての作業でしょ?」そう思っていました。打ち合わせなんかでも、「要点だけスマホにメモってりゃ充分でしょ」とも思っていました。 そんな自分が今や、ノートを購入し、打ち合わせでもちょっとした会話の中でもペンを走らせメモをとり、事実を抽象化しアクションに転用している。立派なメモ魔の第一歩を歩み始めています。 メモを「単なるメモ」として事務的に捉えているあなた。ぜひ、本著『メモの魔力』を読んでみてくだ

ゆでガエルになってしまう前に、脳内の常識をアップデートせよ。『疑う力 - 堀江貴文』【書評】

皆さん、ゆでガエル理論ってご存知でしょうか? 『熱いお湯にカエルを入れると驚いて飛び跳ねります。が、常温の水に入れ、徐々に熱していくとその水温に慣れていく。熱湯になったときには、もはや跳躍する力を失い飛び上がることができずに、そのままゆで上がってしまう』というやつです。 社会を疑う力を身につけないと、ゆでガエルのように、気づけばゆで上がってしまい、身動きが取れなくなってしまう。本著『疑う力』は、「ゆで上がってしまわないための警告」。そう。疑う力が必要ということは、僕たちが真