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7月9日

我が家の晩ご飯は私と妹様が作っている。私の記憶では小学三年生の頃から作っている。自主的にではない、母親に作れと言われたから言われるままに作り続け、高校の頃にドラマや漫画で見る「親がご飯を作ってくれる」ということが、どうやら身近な現実であることを知った。友達の家にだらだらいて、晩ご飯を食べていく?と言われ、図々しく手料理を食べた時、とても感動した。これが家庭料理、母親が作る料理なんだな、と数日後に理解した。理解するまで数日かかるほど、衝撃的だったのだ。

母親に「今日の晩ご飯はなに?」と聞かれ、何もかもめんどくさくなって「各自自由」と答えた。私はラーメンを作って食べ、まだ物足りなかったから何か食べようと冷蔵庫と冷凍庫を覗き込んだが何もなかった。こういう時に限って人数分しか米がない。いつもはちょっと余るのに。散々さまよって、アイスを食べ、一時間後に生で食べれるウインナーを見つけて食べた。

家で自分が作らないご飯が毎日食べたい。手作りじゃなくていい。お惣菜で良い。っていうか、母親の作る料理はまずいのでお惣菜が良い。7月9日、曇。

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