48期A1リーグ開幕に向けて

2月後半から3月前半は、IT企業で管理職をしてる私にとって繁忙期。
日々の管理業務に加えて、年間の計画を立てたり各所と調整しなければならないからだ。
とはいえ、優秀な部下に恵まれたおかげもあり、なんとか余裕をもって乗り切れそうな今日この頃である。

そんな中で、私にとって3回目のA1リーグ、15年目のリーグ戦がもうすぐ開幕する。
46期は4位、47期は5位と、あと一歩のところで決定戦進出を逃したのはなぜなのか。
自分の麻雀が最上位リーグでどこまで通用するのか、降級だけは絶対にしたくない、あわよくば決定戦に。
そんな気持ちで2年間戦ってきた気がするが、それではきっと足りないのだ。

「今年は俺が最高位を獲る。」
この舞台で勝つには、そのぐらい強い気持ちが必要なのだ。
A1リーグの選手たちは、それぞれがそれぞれ違ってみんなめちゃくちゃに強い。
今までと同じ気持ちでいたら、決定戦に進出するどころか、いつ降級してもおかしくない。
A1リーグを圧勝する、そのぐらいの気持ちがなければA1リーグに居続けることすらできない。
そう思った。

はじめの一歩で例えたら、
村上さんはガードをしっかりと固めた上で強烈な一撃を見舞ってくる。幕ノ内一歩。
元太は華麗なステップワークで相手の攻撃をかわし、連打連打で優位を築く。板垣かな。
新井啓文は被弾を恐れず被弾しても前進を止めず、破壊力のある一撃で勝負を決める。千堂武士。
園田賢はトリッキーな動きから繰り出すジャブも威力があり、そうかと思うと強烈な打ち下ろしで相手を沈める。間柴了。
(あくまで私の勝手なイメージなので、もちろん異論は認めます)
とにかく言いたいのは、みんな違ってみんな強いってこと。

最終節が終わってからこの半年、A1リーグの牌譜を何百時間も見て分析してきた。
それだけの時間を費やしたとはいえ、準備ができたと言い切れるかと言うと、全然まだまだで、全然時間が足りない、やばいもう開幕してしまう!って正直焦ってる。(笑)
天鳳はやめた。時間がないからだ。
鳳東(鳳凰卓東風戦)は私にとって瞬時の判断の訓練であり、気分転換であり、娯楽でもあった。
いや、マジで、鳳東の人たちはみんな強いしスピーディーでスリリングで見てても楽しいし、鈴木優さん(優@ABC)とか、太くないおさん(計算機自然)とかもよくいるので、放送対局のない時にでもぜひ観戦してほしい。

A1リーグも3期目。放送で見られることも増えて、自分の意識もだいぶ変わったなあ。
最高位戦に入ってから、死ぬまでに一度でいいから最高位を獲りたい、そんな気持ちで毎年リーグ戦を戦い、強くなるために、その時その時でできることをやってきた。
もちろん、最高位を獲りたい気持ちは変わらない、っていうか、以前よりも強くなってる。
それに加えて、視聴者の方たちに見て楽しんでもらいたい、A1リーグの放送を見て楽しんでもらうためにできるだけのことをやっていきたい、そんな気持ちが強くなってきてる。
闘将リーチとか闘将エクスプロージョンとか、そういうのも、まあキャラじゃないんだけど(笑)、決まるか決まらないか、決まった時に見ている人たちが喜んでくれたら、私も嬉しい。

と同時に、A1リーグだけでなくもっと別の舞台で戦っているところも見てもらいたい、という気持ちも日々大きくなってきてる。
普通の会社で普通に会社員しながら麻雀プロの世界で戦っている自分が、どこまで行けるのか楽しみでもあるし、
同じ会社員の皆さんの夢を乗せて、って言ったら大げさすぎだけど(笑)、これからも見守ってくれたらとても嬉しいな、って思う。

最高位戦は今年、スタジオを設立し、リーグ戦・女流リーグ・その他の配信も増えます。
3/8(水)のA1リーグ開幕を皮切りに、どのリーグでも熱い闘いが繰り広げられること間違いなし!ですので、
引き続きご視聴・応援のほど、よろしくお願いいたします。

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