転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます　8話「ジェイドに会いに行きます」感想

ジェイドはもういないじゃない。

前回のあらすじ(暗殺者ギルド編)

　(ロイドにとっては)ガバガバの気配消しで即刻位置バレした暗殺者ギルド。生まれた時から能力制御できない「呪われ」が、ジェイドという謎の陽キャ兄ちゃんによって集まった結束力の高い組織だ。「僕最強だから」とロイド君は行動で示しこれをあっさり返り討ちにし、垂れ流しの魔力を制御できるようにしてあげるという優しさで彼らを完膚なきまでに屈服させたのであった。彼らとの歓談中、ジェイドからの手紙が送り込まれてくる。

前回のあらすじ(シルファ編)

　ロイド様がいなくなった。シルファは鼻の利くシロと共に怪しげな場所に辿り着き、手紙と「白い粘液でべとべとになったロイドの服」を発見。シルファは激怒した。必ず、かの暗殺者ギルドを壊滅し全ての首を晒上げてやるのだと。それでも先ずは第二王子に報告and手紙を渡し、内容を精査させ「戦争だけはいけない…」と思いとどまったところへ、服を見せた。

「国家間の問題なんかどうでもいい出撃じゃあああああ！！！」

※この記事は【転生したら第七王子だった　８話】のネタバレを含みます。

第七王子参戦！

　空間転移の呪われであるジェイドさんより、「国を制定して安全平和になったからみんなも来いよ！」と手紙が届いた。ほんとぉ？　でもこの魔法使えるの彼にしかできないし、何より

「能力を制御できないのにピンポイントでここに送りつけてきた」

　事に違和感を覚えるロイド君。考えられることとしては

Ａ：ジェイドは「呪われ」を演じていて実は完璧に制御できる。
Ｂ：「あの呪われを、ついに、克服したぞ！」となっている。
Ｃ：誰かに能力を奪われてそいつが操っている。

　自力での克服は難しいどころか分からない上、仮にしたなら手紙ではなくこの場に直接来ればいい。演じていたにしてはそのメリットがあまりにも少ない。

　なので、ＡＢは消去。(痴女ちゃんはこれを信じたい表情だけど)

　となるとＣか、Ｃではないにしろ「何か悪い事が起こっている」可能性が非常に高い。

　因みにロイド君も付いていくと決めたわけだが、皆が心配だから……よりも興味が尽きないからです。魔法オタクめ！

皆でご飯

　本人は違うと言うかもだが痴女ちゃんや、その尻はやばい！　ＴＶで出していい範囲を逸脱している！　張り切って材料調達して出来た料理は

　マグマのように煮え滾る地獄色のスープ。地獄はあるよ。ここにあるよ。

　やっぱりだがこういう女の子ほど壊滅クッキングスキルは備わっているようだ。見た目は凄く悪いが、これで不味かったら目も当てられん！

ロイド「前世の残飯スープに比べたらコクがあって美味すぎる」

　お前の前世１話からずっと悲惨な話題しか出ないのだが……。

ジェイドの告白

　痴女ちゃんを拾った経緯や暗殺者ギルドの絆等が色々とイイハナシダナーって雰囲気出しているので、これは……後で落とす前触れかなとか勘繰ってしまう。なのに過去話でジェイドは「風来坊じゃなくて領主の三男で皆を利用するために近付いていたんだ…」とか言い始めた。

「楽しかったぜ！お前らとの暗殺者ごっこ！！」じゃないのかい！

　よかった、鬼畜ジェイドはどこにもいなかった。

「戦争を止めるために皆の力を集めて「済まないが皆の命をくれ」するつもりだったんだ！」うーん、これはこれで色々酷い。まあでもそれを気にする暗殺者ギルドじゃないし外野がとやかく言う問題じゃないか。

運命の分岐点

Ａ　ジェイド１人でカタを付けに行く
Ｂ　みんなで一緒に行く

　Ｂ……選ばなくてよかったな。

Ａ　ねむねむロイドと一緒に眠っておく
Ｂ　ねむねむロイドを無理矢理連れて行く
Ｃ　ねむねむロイドは置いてきた、この再会の感動についていけない

　これもＢ選ばなくてよかったな。

エンドクレジット発生！

　もう終わりか……２０分ってあっと言う間なんだ。城についた皆は平和になった敷地内を見てほっと一安心。何だかＯＰもＥＤもない変な回だったけど、これでジェイドとも会えてハッピーエンド。暗殺者ギルド編も終わりってわけだ。

「何で終わりって思ったんですか？　時計を見て下さい、まだ１４分しか経ってないです、あれだけフラグ満載しておいて、こんな中途半端なハッピーエンドで視聴者は納得するんですか？　答えて下さい製作スタッフさん！　あれだけ不幸になる前触れしておいてこれって、あなたたちのやりたい事って何だったんですか、答えて下さい！」

これにてハッピーエンド

　の！！　はずでしたがあ！！

　魔人を超えた魔族ギザルムによってジェイドの心は破壊しつくされていたので、暗殺者ギルド編を続行します！！

鬱嫌い「もう嫌！！」

死ねません♪

　空間転移は魔人どころか魔族の中でも珍しいらしく、これを奪うために体を乗っ取ろうとしたギザルム。強い精神力のジェイドは連日にわたる精神的苦痛を与える拷問で心をすり減らし、

「人間にとりついている間、その体が死ねば魔人も死ぬ」ということで自殺を図るジェイドだったが、

ギザルム「完全回復！」

　そして何度やっても死ねないので、その内ジェイドは精神を壊した。

　エグイことされている。そんな、第七王子は気楽に見れる可愛い子ばっかりのおれつえー系ではなかったのですか！？　失望しました、みくにゃんのファンやめます(X回目)

王子降臨

　領地の大半を溶鉱炉にするのかって程の極太ビームで一斉に焼き払うのは、この王子！　鬱フラグクラッシャー、ロイド！

　流石に色んな魔人を一方的に倒してきた彼にとって、ここにいるギザルム以下複数の雑魚魔人相手に怯むことはない。

　しかし、これまでの奴らとは明らかに格が違いそうなギザルム相手にどう戦うのか、次回、激闘必至！

　そして……暗殺者ギルドの命運は今、どう転んでも風前の灯火だ！(前門のギザルム、後門のシルファ)