転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 9話「ギザルムという災厄」感想

 他人の力でいきり散らかす貴族様だけどジッサイ強い。

前回のあらすじ

ギザルム「大人しく体を明け渡す意思を見せなければ、俺はジェイドの精神を破壊しつくすだけだあ!」

※この記事は【転生したら第七王子だった 9話】のネタバレを含みます。
今回のあらすじ

規格外の存在の笑み×2

 辺鄙な祠に封印されていた、獣たちを操っていた廃人化魔人は7級。つい先日まで大きな城の地下に厳重な結界で封印されていたグリモが3級。

 なるほど。ゼーリエに認められたら1級魔人になれる世界なんだな(違う)

 グリモレベルでも下手すりゃ国が亡ぶレベルだが、今回登場したジェイドの体を奪ったギザルムとかいう災厄は魔人のカテゴリにすら入っておらず、その上の貴族『魔族』に位置する存在なんだとか。

 1級魔人が束になっても勝てないのか。そりゃあグリモも逃げの一手をお勧めするわな。でも、どうやって逃げるつもりだ? 逃げきれたとして、相手は空間転移を自在に操れるんだ。寝てる間に捕捉されて殺されるなんてこともあり得るからおちおち眠れないし、放っておいたら世界は破壊しつくされてしまうので、居場所が分かっているここで始末するのが一番適当なのは言うまでもない。

即死チートには劣る

 お遊びで捩じった少量の魔力が作中無敵の強さを誇るロイド君のバリアをぶち抜く貫通力を持っている。単純に戦闘能力がレベチで「チーターやろ」と叫びたくなる。その上でバリアをすり抜ける即死攻撃も持ち合わせているのだから始末に負えない。チートで一方的に倒すのよりチートにチートをぶつける方が絵面的にも華があって良し!

 でもこの即死攻撃、避けられるんですね。高遠夜霧君を連れてきて相手させたら……アカン。ギザルムの勝ち目0だわ。チートにもランクがあって「死ね」と言った瞬間「存在そのものの消失」という概念兵器相手にはどんな攻撃も意味をなさない。そして攻撃を当てたらあらゆる世界が滅びそうなのでマジでヤバイ。ガンダムの世界にイデオンをラスボスに持ち込むくらいの無理ゲー。

久しぶりの本編

 しゃ、シャンフロ劇場!? 何故ここに?! 生きていたのか、自力で脱出を?! 「これはシャングリラフロンティアではない」

 最近はイケメンなら何でもいい状態の怪物になりかけているタオちゃんが今日も可愛い。姿かたちは違ってもロベルトだと緑化んで認識しているのかもしれんね。

弾幕シューティング!

 捩じったティッシュみたいな不格好魔力でバリアを貫通する。真面目に大量生産したホーミング性能ありの大槍ならどうか? う~ん、逃げるしかないね! 当たり判定がバリアの中にある弾幕シューティングの開幕! 

これが私の逃走経路

 暗殺者ギルドの体をも狙おうとしている魔人の群れ。逃げる暗殺者ギルド、しかし誰かが殿を務めねばならない場面で、

 足の腱を切り飛ばして文字通りの足止めをする自傷乙女さん! 決死の覚悟で「首」に剣の刃を当てる。それは、洒落になりませんって! 鬼滅が最近鬼退治してないからってそんな需要求めていないから!

♰カゲロウ♰

 カッコいい名前で決めたのは良いけどそれ……偽物。だ、ダッッッサ! 他人の力で勝った気になるのも大概だけどそれ以上にカッコ悪すぎっしょ……! 土人形と気付かず勝利に酔ったコメントもしていて滑稽さに拍車をかけている。

望まぬ援軍

ロイド君「場所変えない?」
ギザルム「えぇ…?」

 やる気満々で、最早暗殺者ギルドの捕縛とか些事なものと思ってるギザルムさん、まさかの提案に困惑。逃げるとかそういうのではないけど興が削がれてそう。まあでもそうなるのも仕方がない。

 ショタコンの変態(的な実力も持つ)メイドとブラコンの兄が来た。

アルベルト「さぁ行くのです魔剣部隊、オトートノカタキヲトルノデス」

 助かったと思っている暗殺者ギルドの皆様……

 確かに熱い展開だけど、追い詰められただけなんやで……

 シルファさんに処されるか、ギザルムに捕らえられるかの二択。

 暗殺者ギルドの明日はどっちだ!!!

シャンフロ劇場(偽)

 まさか。合流するつもりか! しかし今から行っても着いたころには全て終わってそうだぞタオ!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。