【音霧雑記】HEIWA味うまい棒9000本

「滅びろカスがああああ!!」と詰られること2回。片目隠しで銀髪ムチムチボディの酒吞童子と戦えるのはモモキュンソードだけ!

 しかし諭吉は2人お亡くなりになり、3人目の命も風前の灯火だ。こんな時はどうするべきか? そう、外へ逃げる!

※何の話か分からない方へ。パチンコです。

 冷たい外気が勝負への熱を思いきり下げてくれる。片付けねばならない用事と空腹を満たさねばならないと思えば、踏み止まる意固地な頭を超冷却出来るというもの。

 とはいえ、ここから巻き返すのは正直しんどい。またモモキュンで右打ちに行くため頑張ればいいのだが、このまま酒吞童子に挑んでも再度惨敗を喫する図しか浮かばない。身長2m超えのオウガイの100倍弱い(勝率的)とはいえ、今日は彼女を打ち破れないと半ば諦めている。これでは勝てない。

 では、「今日は運がなかった」とそのまま帰るのは、冷やした頭の中に【乗り気】がない場合だ。あいにくあった。

 そんなときふと目についたのが、「うまい棒」だ。

 うまい棒の丸顔はお馴染みだが……その横にいる美少女は誰と思ったでしょう? 妹の「うまみちゃん」らしいですよ。本当に同じ血筋なのか疑わしくなるレベルで違いがはっきりしています!

 台の存在自体は知っていたけど、見る度に満席だったので打ったことがないこの機種。運よく1席開いていたため滑り込むように着席。多様な演出を選べるらしいのですがモードは「開封味」で固定。ふんぞり返るような座り方でうまみちゃんの生足を拝める神モードです。演出は少ないけど、足の良さには敵わない。

 さて、この台は非常にシンプルな仕上がりで、アスレチックのような役物群を潜り抜けた先にあるスタート穴に放り込み、大当たりを決めれば勝ちというもの。ただそのスタート穴に入れるまでが相当しんどいらしい。

 ……らしいとはどういうことか? 入れちまったんですよ、モモキュンで仕入れた持ち玉300玉で、僅か3回転目に。あんまりにもアッサリだったのでしばらく我が目を疑った。さっきまで酒吞童子に勝てなかったが、あの負けがチャラになりうる爆発力をこの台が持っていることを、私は知らなかった。

 昨今の大当たり後に確変ジャッジをする……何てまどろっこしいことをこの台はしない。大当たりしたら「1500玉×3回」、計4500玉。それはとてもいいのですが、当たる度に「愛されて40年」と楽し気なBGMが流れる、テーマパークみたいな仕様で内心こっぱずかしさでいっぱいになる。音量を1にしても十分うるさいため逃げ場がない! シンフォギアだって2にしたらだいぶマイルドになるっていうのに!

 まあでも増えていく出玉も良いし……と油断してたらキャラソンの一部が麻雀物語とかの歌詞替えじゃあないですか!? HEIWA色、いや味が出てます! HEIWA味ですよこれ!!

 4500玉がこの台で言うと「4500本」らしいです。うまい棒換算ですね。口どころか体がミイラになりそうな量だ。しかしタイトルには9000本と書いているのですが……そう、上乗せがあるんですよこの台。

 4回転分、1回転毎に約1/2.2の確率をジャッジし、当たった分だけ1500玉上乗せ。最大6000玉、つまり合計10500玉、10500ウマい棒!! ジャッジ演出がこれまた懐かしい物が多かった。パトランプ鳴らすのはパトランランと酷似。彼女の無防備さと健康的すぎるボディは好きだったから早く舞い戻ってほしいとか思ってしまう。一方スロット演出時の南国育ちを見たら、かの台の最新作が何であんな出来になったのか頭を抱えてしまう。

 結局3回連続、確率にすれば約1/8を通してしまった私。まさに奇跡の巻き返しである。ありがとううまい棒! 年末年始は絶対に行けないけどまた座りに行こう! その時はきっとすんなり当たることはないんだろうなあと思うけど。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。