古のWordを発掘してみた

 小説を書きたい! なんてことをずーっと言って結局ここ半年まともに書いていない自称小説家の音霧カナタ。何故ここまで書けないのか。その原因を探るために自分の心に問いただしてみた。

「横書きがしっくりこない」

 単なる好みの問題だった。枕が違うから眠れないのと同じような、客観的に見てしょうもない理由にアマゾン行きの旅行チケットを破り捨てた次第だ。

 さて、しかし事は非常に重大だ。私は自分のことをよく知っている。ナニカ勝手に壁を作ったら突破するまで何も進まない。このままでは、描きたかったあんなことやこんな事も書けずに終わる。これは辛い、耐えられない! Wordを購入しろ音霧カナタ。そうすればそんな悩み一発で解決できるぞ。

 そんなわけでネット上。ストア様の中に、Wordはございませんか? プレスではなくただのワードですぅ! すると凛々しい表情の2021年さんが立ち上がった。
「初めまして、見た目は女性で中身はおじさんのカナタさん。永遠の契りを結ぶ場合私の金額設定は、1万、6千円です」
 う~ん。高い! しばらく銀球遊戯を断っているため金銭感覚が戻っているから分かるぞ、これは高い! 最新版だから動作などもサクサク動くのだろうけど、これは正直買えないなあ! ちょうどアップルペンシルくらいのお値段だ。どっちもたけえや!

 続いて無料版のワードを使えないかと調べると、使えるには使えるが……アカウント設定や毎回ネットに繋がなくてはいけない面倒が発生。オフライン最高! ネットの海に文章預けるのコワイんじゃ! まあ天下のマイクロソフト様だから大丈夫だろうけど気分的にね! そういうわけで毎月1000円近くかかる365も無理と判断。

「日本語なら私だ」

 い、一太郎先生!? うろ覚えだけど小学生時代、学校のパソコンにいたあなたが我々の文書作成ソフトだった! ええ、最近は辞書と提携したバージョンもあるんですか? すっごーい! アナタは日本人向け特化のソフトなんだね! お値段はどれくらい?
「プレミアム版は3万円以上だよ」
 思い出の中で、じっとしていてくれ。多分私が超リッチになった時に購入させてもらいますわ。

 ワード2019を購入するという手段も考えたけど、やっぱり型落ちもなあ……どうせ買うなら最新版? しかし出費が……。
 そんな私に閃光が駆け巡る。
「ある。私にもある」

 製品版で、オフラインで、今すぐ使えるものが手元にあった。押し入れの中に思い出の品として保管していた、

 

W o r d 2 0 1 0 !


 いまから12年前の老兵! 私の大学生時代の愛馬! ……思い付いたは良いけど、プロダクトキーだの何だのたくさんあるけど大丈夫なのか? 恐る恐るCDドライブに突っ込んで起動。

「こいつ、動くぞ!?」

 動いて当たり前と思うかもしれないが、軽く感動している。最早単なる古代の遺物だと思いこんでいた品が『答え』を持っていた。最高だ。文字数カウント。ここまでで1200文字に到達した! 何だよ……結構短時間で書けるじゃねえか。(編集時間26分)だからよぉ……(執筆)とまるんじゃねえぞ……。

 ところで老兵でもしっかり動くことが分かって安堵した一方、ここまで読んでくれた方は疑問に思っているんじゃなかろうか。
「何の小説書くつもりなんだ」と。思ってない? 嘘はいけないな。照れんなって。

 Vtuberの小説ですよ。noteで連載したいとずーっと思ってた。なろう小説? よいよよいよ。かなり自分の性癖反映したいい子は読めない小説も? 書きてえ……。今更小説を書き始めるとか遅くない? とか自分でも思うし、散々感想記事とかでウツツ抜かしていたじゃんとか色々あるけども。「お前約束守った試しあるか」と言われたらぐうの音も出ないけれどもさ。でも書きたいときが書きどきなんですよ。今がその時なんですよ。ここまでで大体1560文字。いいね! 40✕40の縦書きは正義である。noteだと横文字に強制的に戻ってしまう難点があるけども、まあ実際に書いているのは縦で私は満足しているし、無問題!

 さて、この愚か者の活動は生きている限り続くので、気になる人はいいねボタンとか感想をお願いします。ココロの栄養剤。毒はNG。それでは今回はこのへんで!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。