おやつは300円まで、スパチャはいくらまで?
バナナはおやつに含まれるか否かが重要だった昔と違い、300円で別途ウーバーイーツはノーカンだろうという現代思考でここは乗り越える!
それはともかくとして「タイトルにあるスパチャ額が何で500円なのだ」という疑問に答えましょう。ぶっちゃけ払いたい人は5000円だろうが5万円だろうが、いくら払っても良いしそれを止める気は毛頭ないです。この記事はお説教目的ではなく、利点と欠点述べた上であまり高額にしない方が良いよというオススメ的記事なので、好きな事であれば誇りを持って投げ銭(ぜに)してほしい。
スパチャの利点
YouTube生配信やプレミアム動画にてリアルタイムでお金を投げられる機能スーパーチャット、縮めてスパチャ。企業Vtuberに投げられるスパチャ額は年々高額になっていき、記念配信ともなると100万円を優に超える者もいたりする。Vtuberの収入源と言えば? という中でも知名度的には上位になるであろう物だ。
スパチャの良い所その1:速効性がある
生配信中に投げると、色付きだし配信者のネタ的にも美味しい。投げたお金に反応してくれるので、ファンとしてはよりVtuberを生きているのものだと実感できます。
スパチャの良い所その2:他の収入源と違って『ノリ』がある
おめでとう! というシーンなどで投げると、我も我もと投げられることがある。払うつもりはなかったけど少額ならいいかという、その場の雰囲気やノリによるもの。例えばあと少しで100万円に届くと分かっている場合には押し上げる気持ちで入れたくなる。
スパチャの良い所その3:コメント欄がカラフルになる
100円で青とか、1000円で黄色とか、1万円を超えると赤とか色々とカラフルです。コメント欄が綺麗に見栄えが良くなるし、アーカイブ初見さんに人気者であるという印象を与えます。欲を言えば50000円MAXには虹色を付けてほしいところです。
スパチャの欠点
いい所を3つ挙げると、スパチャはファンから生放送の盛り上げ、盛り立てる役割を担える参加型のサービスであることが分かります。言体感を感じられるっていうのはライブ感があって楽しいですものね。自分のスパチャを読み上げられたら嬉しくなるのも事実。
ですがもし「推しへの金銭支援のために」という場合はかなり効率が悪い手段だったりします。
スパチャの悪い所その1:7割3割
スパチャによる利益の3割はYouTubeが持って行きます。残り7割は、個人Vtuberなら丸儲けですけど企業Vtuberの場合はこっから更に企業への配分がいくらかあるため「推しに直に金を届けたい」というのなら非効率的です。
スパチャの悪い所その2:日ごとの制限はあるけど……
ノリで投げられるという利点は先ほど紹介しましたが、ノリも過ぎれば悪ノリ。気付けば翌月のカード決済がやべえことになっていたりする可能性があったりします。
スパチャの悪い所その3:刹那的で形は残らない
ライブ感あるスパチャですけど、投げ銭なので文字通りお金は消えます。返金とかもできないのではないか? 押しにスパチャしたことあるっていう話のタネには出来ても、残るのはその時の情熱と種だけ。
スパチャ額=見たままの印象
どうしても赤コメントで応援したいというなら止めません。多分そういう方は上記のデメリットも重々理解した上での行動でしょう。効率は悪くてもしっかり支援にはなっていますから何の文句もないしあるわけない。
Vtuberの1回の生放送における最高スパチャ記録は、恐らく桐生ココ会長の800万円越え(間違ってないはずですが、違ってたらごめんなさい)。以下の切り抜き動画のサムネイルはこの金額ですが、実際の集計は800~900万円帯という説明が投稿者の概要欄にあります。
先ほどメリット説明時に「人気であるという印象を与える」と書きましたが、この金額を前にすれば疑いようがありません。人気でなければこんな額を集められるはずがない。それはもう万国旗のようにカラフルなコメント欄に圧倒される配信でした。
これはもう視聴者と配信者の双方共に大盛り上がりだったのではないでしょうか。これが配信を、視聴者も一緒に創り上げるという一体感です。この感動が刹那的で非効率的と説こうが、「うるせえ楽しければいいんだよ!!」という心意気圧が半端ない。お祭りの時に「焼きそばここで買うの非効率」っていう奴はいないのと同様、そういう空気だから良いんです。
だから私はそれが目的の方を止める気は全くないのだとここに宣言しておきます。
金銭支援目的ならBOOTHに頼れ
スパチャを投げる人の中には、推しへの金銭支援を視野に入れる人だっているでしょう。そういう人におすすめ筆頭はBOOTH。
少し前まで3.6%の手数料だったBOOTH。今では5.6%+22円になりました。10000円の推しグッズを購入した時、
スパチャ:10000-3000=7000円
BOOTH:10000-(560+22)=9418円
となります。一目でわかる通り、相手の懐に届く金額がバリ高い。手数料値上げしても激安なので、プラットフォームの移設などを企業が検討することは現状ないでしょう。ただし100円等の低額に関しては、
スパチャ:100-30=70円
BOOTH:100-(5.6+22)=約73円
という結果になり、誤差の範囲に収まります。+22円が少し厄介です。
BOOTHに関しては人気Vtuberの樋口楓さんが配信内で「神」と評しています。因みにBOOTHにはもうひとつ面白い仕様があり、購入商品に対して値段を上乗せして払うブーストがあり、値切りではなくセルフ値上げができる、実質スパチャ機能があります。スパチャだと3割持って行かれるけど、こっちは先に述べた通り手数料が安い。だから
「推しに5万円あげたいけど、YouTubeだと15000円取られて運営にも行くから取り分殆どないんだよなあ、どうしよっかなあ」
という人の場合は、推しのグッズを購入時に超ブーストして購入するが吉でしょう。50000円ならばBOOTH手数料は560×5+22=2822円。そこから運営とわけて届きます。15000円差っ引かれてからの分配よりも高額であろうことは言うまでもないでしょう。配信のような一体感はないけど、たんに支援したいだけならグッズ購入して自分にも得になる方こちらがおススメ。
(なお、上の配信内での利益云々はあくまでも「樋口楓」の場合においての話なので全企業Vtuber共通ではありません)
まとめ
スパチャが乱舞するというのは、良いことです。しかしスパチャは義務ではない事を念頭に置いてほしい。スパチャが原因で推し活が出来ないとか全く笑えないので。5万乱舞の場面を見るとブルジョワな気分になりますが、「こんなに投げて大丈夫なのか」と不安になります。言うまでもなく5万円は大金で、日当1万円の人なら5日働いて得られる金額です。
その場の勢いで投げて良いのか、悪いのかを自分でセーブし、その上で無理のないスパチャライフを送ってほしいです。何故なら推しは今後増えるだろうから……今から全力投球してそちらに回す金も首も回らない事態になったら、推しカツどころではないのです。
以上、夏休みが到来し、今年は室内で過ごすファンも多いでしょうから書いたスパチャ記事でした。サラバッ!!
サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。