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パリピ孔明 第1話「孔明、渋谷に降り立つ」感想

ギャグだけでは終わらない気分アゲアゲ爽快アニメの始まり! 今なら漫画も1巻だけ無料で読めるぞ!(4/15時点で有料になりました)

 よくある異世界転生とは違う、過去から現代へ転生。名もなき一般人が成り上がる系ではなく、その時代における英傑が現世の一般人を推しアゲる。

病死する刹那「来世は争いのない平和な世界」を所望した孔明、望み通りかさておき、世界有数の平和(ボケともいう)な国に転生。しかし最も騒がしいハロウィンの只中に放り出された。なんでこの時期この日本に転生してきたのかは全くわからんけど、異世界転生ってそもそもそんなものだし。

 本来こういう昔の人が未来の世界に行くとありがちな「何にでも驚き文明力の差を思い知らされる描写」が孔明には殆どない。彼の場合異世界転生時に付与されそうな特殊技能は【若さ】のみ。ですが元々のスペックがレジェンドレベルなのでいらないだろうよ。

 彼が最初に手に取ったスマホが林檎製なのは大正解でしょう。この1年間私もAndroidから乗り換えて使っていますけど、誰でも操作しやすく、メールやネットなどのツールとしても最高峰の出来なので、機知に富む天才軍師がこんなもの握ったら【異世界はスマートフォンとともに】状態である。無敵に近い。

 尤も、スマホに依存することもなく、現状把握をしっかりして「路銀がないから働く」と自立を難なく決める。激動の時代を生きてきた人間は1日どころか1時間すら無駄にしたくないのだろうか?

 そして就職先も「文系かな?」とか思っていたらヒロインの月見英子が働くクラブなるミスマッチ。でも正解だ、今の日本の会社で孔明なんか雇った日には上司がストレスで死にかねないw 間違いなく出来すぎるので立場を追い落とす可能性が高いのだ。その点このクラブの店長は人を見る目があるし人として大事なものを理解っている大人、戸籍もない怪しさ抜群の根無し草孔明を受け入れる懐の深さもある。最初の勤め先にぴったりである。

 クラブでの働きっぷりも圧巻。バーテンの振る舞いとして100点満点だしクレジットカード等の使い方、貨幣のやり取りも知り尽くしている。更に注文言いかけに対して即座に品を出したギャグシーンも、「あの短期間で人気メニューや、どのタイミングで頼まれるか」等を全部把握して事前に用意していたのだと考えると薄ら寒さを感じる。

 そして月見英子の三顧の礼により孔明が軍師になる宣言、熱い。1回目は初めての現代音楽、2回目は帰らぬ日々に浸る彼を励ます歌&演奏、3回目は1,2回目を踏まえて揺るがぬ想いがそうさせたのだろうなって思う。

そのままEDに移行する流れは本当に完璧だし、曲もmihimaru GT「気分上々↑↑」と来て最後までチルできないバクアゲっぷりで終わる。とりあえず漫画の1巻読んだら「これは本当に面白い」と確信できるからみなさんも無料の内に読んでほしいです。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。