転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 10話「シルファの剣」感想

横取りした叡智に積み重ねはなし。

前回のあらすじ

前門のギザルム。後門のシルファ。
暗殺者ギルドの逃げ場、入れる保険、無し!

※この記事は【転生したら第七王子だった10話】のネタバレを含みます。

耐久力

 今回は色んな意味でけしからんシルファさんが主役を張りますと主張するようなサブタイトルと冒頭の修行シーン。並大抵の剣は彼女の本気についてこれない……彼女だけ武器破壊システム採用のSRPGやらされている感じだ。理不尽に強いが故のセーブなのだろうけど、つまりこの括りがなければちょっと前に死にかけた魔人相手も余裕だった説ありますね。

援軍(×) 処刑人(〇)

 レンちゃんすっごく嬉しそうに援軍が来てくれたと無邪気に喜んでいるところ悪いけど、この人らはロイドのためだけに来た生粋のブラコンとショタコン。ロイドの下着ねばねばの真相次第では即座に首が飛びかねない。鬼滅で最近首飛ばないからこっちで飛ばすかもしれんなガハハ!

 ……笑い事じゃねえ! 前回自傷で命がけの足止めをしたお姉さんがこのままでは無価値に死ぬ! 助けて第七王子!

 因みにこの場は第六王女様がやんわり場を収めてくれました、ありがとうアリーゼ様! 

あれだけの兵力

 ギザルムの「あれだけの兵力」台詞、「ものすごく多い」ではなく「あれっぽっち」とバカにするようなものいいでしょうな。ぶっちゃけこの場で雑魚みたいに扱われている魔人の群れですら、シルファがいても犠牲者0で食い止めるのは至難の業ってレベルなのだ。次元が違う強さである。

忠義のシロ

 そして意味もなく戦線離脱。お前……何やってんだおまぇ!? 今期鬼滅でよくみた川流れみたいなことしてんじゃねえよ!? 何の成果も得てない!(後で面目躍如の機会あるけどあの扱いで良いのか?)

弔い合戦

 魔人と人体の関係、その精神はもうすでに亡くなっていることを伝えられたアルベルト兄様は「肉体を助ける」ことを諦めて魔人滅殺を宣言。魔人を卑しき侵略者と称し、部下の士気を大いに挙げた。自国民のためだけではなく他国の民にも思いを馳せられる優しい王子様、次期国王はアルベルト兄様で良くない?

VS 卵型魔人

 頭にでっかいウンコのっけてるぞ!

 こんなド底辺の煽りでブチ切れる煽り耐性の無さ。見た目は卵の剣術使いさん……の体を奪った魔人は「流派:天魔一刀流」とかいう剣術が使えるのだとか。それって流派:東方不敗とどっちが強い?

 シルファさんと卵の戦いが人外魔境で暗殺者ギルドたちも呆然と見守る事しか出来ない。「隙がねえ、入れねえ!」

 卵さんだったころの人生振り返りがまあエグイ……んだけど、授かった赤ん坊も玉のようというか卵さんそのままで草しか生えん。

積み上げたものでぶっ壊せ

 人体を乗っ取ることでその者の剣術までもラーニング可能という便利な能力を持っているが、シルファさんにとっては「見た瞬間」再現可能。これはラングリス流以前に「経験値と知識」が原理などを解析してくれるから出来る神業。達人の体(卵)を模倣してもお前自身は単なる雑魚なんだと明確に示す場面。

専用剣

 振れば火柱の上がる魔剣とか、そういう小細工一切なし。

それは 剣というにはあまりにも頑丈だった。
硬く 細く 白く 優美で ストイックだった
それは まさに シルファの専用剣だった

 柄の部分に日本刀じみた和が盛り込まれ、白い刀身には血管のように張り巡らされた付与魔術が編み込まれている。剣の名前は、二度と魔人に負けないために【ロイファ】というカップリング名ではなく

【魔人殺し】

それは オマージュというにはあまりにも直球だった。
一撃 必殺 断末魔 負け惜しみも 一切を許さなかった
それは まさに デモンスレイヤーであった 

 次回予告で頭がぱいーんされてたけどまあ、ロイド君なら大丈夫でしょ。


サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。