転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 11話「ジェイドの遺言」感想
前回のあらすじ
ちょっと強めの魔人は人間の力を舐めてかかり、ショタコンメイドに処されました。
※この記事は【転生したら第七王子だった 11話】のネタバレを含みます。
遺言
「お前は負ける」と意味深な遺言を発してジェイドは死んだ。白髪でやつれきった顔は、どれほどのストレスだったか想像……したくないねえ! 宗派は知らんけど、ご冥福をお祈りいたします。
クソ物量作戦
ギザルムの攻撃方法はいたってシンプル。
1:結界を剥がすために大量の魔力槍を撃ち込む。
2:当たったものは呪言で結界をすり抜けてる。
3:結界を外して逃げた所に【陽炎】を撃ち込む。
ロイド君は魔力合戦を所望しているのに、弾幕と回避ばかりのワンサイドゲームに徹するギザルムの、何とつまらない事か……空間転移が使えなければ一切の興味を持ってない部類の敵だろう。しかしこんな奴でも退治しないといつ寝首を描かれるか分からないので放置も出来ないという理不尽さ。
人力物量作戦
陽炎の弱点「事前に把握している座標・目視できる座標でないと正確に撃ち込めない」に気付いたロイド君。まあ確かに。もしも最初から座標知っていたなら配下に追いかけさせるなんて面倒くさいことしなくてもいいわな。
だったら陽炎などの攻撃対象を増やしてかく乱しようと、
「分身は、こうやるんだ!」(幻聴)
ゴーレム生成で生み出した大量のロイド君! 1人くらい持って帰ってもバレないよね? シルファさんは質量とか手触りで全部一瞬で見抜きそうだけど。あとは気の流れを追えるタオには効かないだろうなこの手の技。……でも、イケメンの集団なら動揺と混乱を狙える?
長い勝ち誇り
「お前だけ感触が違うぞ」←ハズレ
外れているのに散々勝ち誇って自分の優位性を語り続けるギザルムマジ滑稽過ぎて道化。
「俺ならどうする……俯瞰できる場所……上か!」←ハズレ
魔族と真正面からやりあおうというぶっ飛び思考のロイド君のことは、上から目線様では理解できませんよ……。この人は現場でエンジョイ&エキサイティングな狂人ですよ。
観察の魔法
物量攻撃に加えて陽炎もある。分身の術は、陽炎のリスクを減らすことは出来ても物量攻撃は防げない。勿論、ロイド君の狙いはそこではなく、
「吸魔の魔剣で空間転移の魔法を吸収し、短時間で解析をしてラーニング」という離れ業だった。…………は? 槍が降るような戦闘中に高難易度魔術の解析とか無理無理無理!! でも無理でもやらなきゃギザルム倒せないから仕方がない。
ジェイド先生!!!
無数にある文字の海の中に飛び込んだロイド君、プログラミング解析みたいなノリで入ったけどここから要点だけをかいつまんで出るってどんだけ時間が
ジェイド「用意してたよ」
この魔術の肝はここだとばかりに、分かりやすく複数の塊に整理整頓されていた空間転移の要点。これによりショートカットされた時間、デカい、デカすぎる!
用済み
不自由故に無限の向上心(夢)を持つ人類を愛しているロイド。そういうものが一切ないギザルムには一切の手心無し。
空間転移を完璧に学んだロイド君が遂にギザルムの体に拳を叩き込んだ。これを「まぐれ当たり」と一笑に付す辺りが既にギザルムという輩の底の浅さを物語っている。魔族であることに胡坐をかいているが故の慢心。こんなのロイド君の前では鴨ですよ。
そしてギザルムは知らないだろうが、ロイド君の知識欲の邪魔をした
、逆鱗に触れてしまっていた。こういう趣味に全振りしている人を怒らせるとマジで怖いんだよ。
元〇玉?!
黒死玉! 魔力を集めて圧縮してもなお膨大な、魔力の塊。シンプル物量……これが最終奥義なのか? え、これでいいのか? ただの魔力の塊で倒せると思っているのか? 空間転移覚えているからもう避けられるぞこの攻撃? そして単なる魔力の塊なら、ロイド君も解析しようとかそういう知識欲湧かないので、ただ消滅させられて終わりでしょ。
次回最終回。でも2期はあるだろうね。
サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。