案件無しでも神台揃い。にじさんじバーチャルパチンコ大会が楽しみすぎる

にじさんじバーチャルパチンコ大会、発表。

にじさんじとは

「パチは知っているけどにじさんじって何?」と言う方向けに簡易説明。
ANYCOLOR株式会社(旧いちから株式会社)にじさんじProject所属の、バーチャルライバー(Vtuberと言っても良い)集団を主に指します。YouTubeにて配信する、昨今流行のストリーマーです。

サムネイルに映る3名は、それぞれスロットやパチンコが好きという共通点があり、過去にもツインエンジェルを777townで実践配信したこともあります。大々的にパチンコの大会を開くのはこれが初です。

パチンコとは

「にじさんじは知っているけどパチンコって何?」と言う方にも簡易説明。
街中にある遊技場です。出玉を景品に交換できます。何故か店の近くに金景品交換所があったりします。

ハンドルを回して銀色の玉を弾き飛ばし、所定の穴に入れると「何百分の1」の確率で大当たり。大当たり後に高確率で大当たりを引けるゾーンに入った際、どれだけ多くの当たりを決められるかが勝敗を決する。

なお、今回の大会は実際の店ではなく、777townを用いた仮想上のパチンコホールにて行われます。

大会ルール・概要

開催日は『7月3,4日』。にじさんじより26名参加。打てる台は4種類

【1グループ5人×4】【1グループ6人×1】の5グループに分かれて予選を行い、各グループ1着(6人のグループは上位2名)が本戦出場。

総合順位に基づく復活枠2名分有り。ただし6人グループからの復活はなし。

本戦は1グループ4人×2に分けて上位1名が決勝に駒を進める。
決勝は基本2名だが3名になる場合もある。詳細はこちら

出玉(差玉)や個別ミッションクリアの総ポイントで競う。

以上が大会ルールですが、仮想ホール上の大会ゆえにガチの実践ではないためパチンコガチ勢の方々は「なんかわちゃわちゃしとるな」位の目で見ていただけると幸いです。

ギャンブル要素もなし。何なら案件配信でもないのでプロモーションが付きません。なのに版権台の楽曲もアーカイブ保存も777town(サミー)協力の下オールオッケーになっているようです。

前置きはこれくらいにして台を語らせてくれ

さて。これだけ言っておいてなんですが「どうせ打てる台なんか過去のどうでもいいものばかりなんだろう」と高を括る方も大勢いると思います。

確かに過去の台ばかりです。……ですが、その名を聞けばパチンコ打ちなら誰でも理解できる名機……否、時代を彩った神台が揃っています。


CR聖戦士ダンバイン

台紹介1発目に出す機種じゃない。あと配信では「聖騎士」連呼しているけど聖戦士が正解。

本来なら最後の紹介に回すはずの大物版権台。当時、出玉速度最速をほしいままにした右打ちに全ての物語を詰め込んだ傑作機。

アニメ版権台で、OP曲が勇壮でカッコいいのだが、パチンコ版のダンバインにあるオリジナル楽曲「闘いの詩(リンク先は歌ってみた)も勝てば勝つほどテンションが上がり続けて気持ちよくなっていく名曲。

右打ちが全ての台なので通常時(非確変時)の演出は割と淡白。ライバーの内誰かが右打ち突入したら見に行くのも一興。だが何も起こらないと油断していると、突如次回予告からの大当たりが始まるのもたまらない。

「おちろよおおおお!」「浄化をおおおおお!!」「やらせないよおおお!!」が叫びポイント。チャムを信じ愛せば勝てる。

現在は殆どのホールから姿を消しつつあるが、大当たり確率1/99や1/256などはホールに残っている場合もある。

今回解説役として招致されたパチンコパチスロ情報サイト「777パチガブ」専属Vtuberの【上乗恋(かみじょうれん→うわのせこい)】さんによると、大会で用いるのは1/319。全然当たらず項垂れるか、超連荘で出玉モリモリかのピーキー仕様で大荒れ間違いなしの一台です。気持ちよさで脳汁が溢れ出る。

熱い演出は色々あるが、「剣を突き刺せば勝ち」。

開発元のサミーからの後継機は存在しないが、近年SANKYOのヴァルヴレイヴ2が最もダンバインの後継機に近い性能でホールでも人気の機種に躍り出ている。

速い台を「〇〇バイン」と呼ぶ中話題に上がった「源バイン」、それは現行最速機「大工の源さん超韋駄天」を指す。当たるのがダンバイン以上に速いが、演出も最小限かつ気付けば確変が終わっている等の速過ぎるスピード感なので、ダンバインと源さんは個人的に別物と言える。

今回はサミー協力の下、楽曲もガッツリ配信内で流せるのでその熱さを体感できるはずだ。(YouTubeの仕様でミュートになる可能性もあり)

悲しむな俺の投資。伸びる下方線で血反吐はいても、諭吉燃やす戦場なのだ(今大会はギャンブル要素はありません)

CR熱響!乙女フェスティバル ファン大感謝祭LIVE

ダンバインを最初に持ってきた。その次の台には相応のプレッシャーがのしかかる。そんな折に発表された2台目が、他社のHEIWAが世に送り出した名機、通称「おとフェス」。

今回プレイ可能な4機種中唯一、自社IP作品……の詰め合わせ。

『戦国乙女』『麻雀物語』『南国育ち』のキャラたちがそろい踏み、作品の垣根を超えたコラボユニットを組み歌って踊るアイドルな台。ち~むアニマるんを愛でろ。天照のヨシモーは色々凄い。覇道のドラミングに惚れて戦国乙女で絶望しろ。

余談ですが、台紹介時に話題に出た「戦国乙女桃色パラドックス」は地味に名作。本編とは違ったキャラ設定が面白い。特に「お前誰や」と思ってしまうほど違う毛利モトナリは必見。

話を戻して、遊びやすいと評判の大当たり確率1/199で登場したこの台は、とにかく演出の豊富さが際立つ。通常時や確変時まで飽きさせない事にかけては他の台に引けを取らない。ダンバインで慣れるとこの台の過剰ともいえる演出数に舌を巻くことになる。選択可能な17楽曲数も魅力。戦闘も皆無なのでとにかく目の保養がしたい場合はこの台で間違いなし。

パチンコ打たずとも演出や1枚絵をじっくり眺めたいならこの本を買えばすぐに理解できる。私も持っている。

今回の大会は出玉も注目されることになるが、右打ち時に比率の高い15Rを取り続ければ高い継続率と相まってどこまでも高く伸びるポテンシャルを秘めている。因みに私は確変中6R(出玉低い当たり)を8回連続でとった事もあるので、荒波スペックで間違いないだろう。

欠点として演出が多い=時間がかかる。瞬発力や出玉の不安定さ等が顕著。弊害として「ガセ(大当たりに絡まない)演出」が多発するので余計に無駄な時間を取られる。ダンバインや他の台にも当然ガセはあるが、演出量が多いので圧倒的に時間を取られがち。出玉において「勝てる台」として座るなら他の台になるのは必然。名機に間違いはないが、神台として名前が上がるかと言えば個人的にNO。

この台を選んだ担当がいるとしたら相当「分かっている」人だと思う。

何故なら、この台のスペックは1/199。この大当たり帯域には絶対的王者の存在がチラつくのだ。その名は……


CRF戦姫絶唱シンフォギア

2017年夏の登場から今日に至るまで、パチンコホールにシンフォギアありと謳われる(?)超傑作機。他社のSANKYO台。

ラーメン(イブラヒムさん)発表前曰く「腰抜かす台」と前持って言うに相応しい絶対的王者。大当たり確率は1/199、以後この大当たり確率の台は総じてシンフォギアとの比較対象になる。帯域の王。同時期にホール導入された大注目版権初代まどマギと肩を並べ、すぐさま抜きん出てしまった。

遊びやすさもさることながら、熱くなる演出が分かり易く「これが来たら勝てる」が明確。逆にとあるリーチの場合は7テン(大当たり確率9割越え)が来ても外れる「これが来たら負ける」も明確。

演出面においてはアニメファンも納得の出来で、作中の神曲も当然付いて来る。気分がアガりまくってテンションがおかしくなる。

大当たりした時、あるいは「戦える!予告」の際にはコメントに「シンフォギアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」か、「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」と打ち込む準備をしよう。

何? シンフォギアを知らない? これを機に全話一気に見よう! 熱く燃え上がって12話で死ぬぞ! この台は1期2期を題材にしているため、見るならその範囲をオススメ。

「突発当たり」「謎当たり」「どや顔当たり」全て楽しめる味わい深く奥深い台。2種類の全回転の内最終回バージョンは未だ見れてない。

今大会において「取れ高」部門では最も期待出来る台。出玉性能も申し分ない。瞬発力においてはどうしてもダンバインに負けてしまうが、総合力で突き抜けているため何ら問題はない。

「突然の福音と共にそいつが切り札だッ!」
「終わったと諦めた矢先の影縫い」
「全てを無に帰す393」
「弱予告だと逆に熱いF2CAトライバースト」
「振動と音がたまらない70億の絶唱前」
「クリス打法」
「歓喜の流れ星」等等……

打ち倒した人にとっては忘れられない思い出山の如しな1台。現在はホールから姿を消しているが、後継機の「2」が存在する。そちらはアニメ3期も題材にしていて、前作よりも台枠がごちゃごちゃのマシマシになっているが面白さ自体は何も損ねていない名機に仕上がっている。

昨今の1/199は激戦区になっている上に、大工の源さんなどの時間を取らない出玉重視の方が生まれつつあるが、それでもシンフォギアを推す者は後を絶たない。それは大会発表配信のコメント欄を見ればわかるはずだ。

……書いていたら調ちゃんとにらめっこしたくなってきた……


ぱちんこCR真・北斗無双

実は余り触った事のない台。だが5年近くホールに生き残っているのを見ていれば「人気機種」どころか「神台」の扱いも頷ける。

出玉の払い出しは最少だが何十回も連続大当たりのロマンを決めて勝つダンバインとは違い、1度の大当たりで最大2400発の大量出玉獲得が狙える台。出玉による一発逆転を狙うならこれが一番の選択肢だろう。

更に今大会ではもう一つ、一発逆転要素を引っ提げての登場だ。1000万分の1の全回転を出せば決勝戦へ行けるという、超幸運ラッキーマンはこの夢を目指して損はなし。

現在はここまで1回の大量出玉獲得できる台はこの台以外あまり存在しないため、一撃の夢を見るに最適解。

大会が待ち遠しい

アーカイブも残るという事でとんでもなく楽しみなのに当日見れない私の心は救われた。26人の参加者による大型コラボイベントは滅茶苦茶楽しみだ!

今大会に込められた思惑とは?

※以下は私の想像の垂れ流しです。

・SANKYOの思惑

案件動画でないにもかかわらず、楽曲もアーカイブも平気へっちゃらな今大会。シンフォギアという超版権の楽曲流し等を赦してくれたSANKYO、実は最近ある作品を猛プッシュしている。ガンダムUCだ。

近々ホールに現れるこれの直接宣伝にはならないが、興味を持った人がシンフォギア→SANKYO→ガンダムUCに行きつく可能性は十分ある。それを狙った? ……いや、それなら同社の逆襲シャアを出すか。この想像はここまでだな!

・サミーの思惑

パチンコに興味を持つ若者の取り入れ。にじさんじは割と様々なイベントを行っている。夏にはパワプロ甲子園を、時々麻雀大会を、マリカ杯などもある。そしていずれも動画再生回数は数十万から100万以上を記録している。

若者が大量にパチンコの配信を見ることをきっかけにパチンコの面白さを広めていくという算段なのかもしれない。

「言うてそんなのに引っかかりはしない」と思うかもしれないが、若者に布教しづらいと言われていた【麻雀】【競馬】は既に浸透しつつあるのが現実だ。パチンコがこれを機に広がりを見せる可能性もなくはない。

ただでさえ万全かつ感染者もいないよう徹底した環境を作っているのに悪評絶えないパチンコは、少しでも事態の好転を図ろうとしても不思議ではないだろう。

まあ全て単なる想像でしかないけどもね!

大会を楽しむ際は素直に観覧させていただきます! 終わり!

余談:欲を言えば……

HEIWAからは出玉的に勝負できる「銀河乙女」を出して欲しかったし、もしも銀河乙女だったら続編発表もやっちゃう!?とか希望を持てたりした。

銀河乙女の続編を私は今でも待っているぞ……!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。