パリピ孔明 3話「孔明、進むべき道を知る」感想

abemaTVのプレミアムに加入してまで最速視聴したい作品、パリピ孔明。

今回は野外フェス!

 前回は【MIA】を現代版「石兵八陣」で撃破し、英子のフォロワーも爆発的に増えて知名度大幅アップ。

 何より強いファン1号として映像編集得意なオタクっぽい青年が協力してくれるようになりました。やーらしかブロマイド1枚で(無許可)。ファンからの搾取といいますが、記事発信している私からすると「推しに認知されたり推しが自分の行為で喜んでくれた瞬間」は(余程でない限り)多額の金以上の価値がある。それに今はタダ働きでも、スターダムにのし上がってくれたらその恩恵も得られるから一方的な搾取と言い難い。

不利な地形再び

 ノリノリのOPを終えて今回の舞台、野外フェスへ。導線上不利な地形にあるステージをあてがわれた英子だったが、それに加えて機材トラブルという不運に見舞われてしまう。

 英子のステージ手前でライブをしている【JET JACKET】に客は集中し、何も出来ずに終わると孔明も、JET JACKETも考えていた……が、これも全て計算の内で。

 いやあもう、逆転することが分かりきっている安心感ったらない。英子も言ってましたが「孔明ならなんとかしてくれる」ってまさにそれ。彼を味方に引き入れた時点で英子のビクトリーロードは約束されたようなものだ。その出会いに繋がる色々な縁は好悪関わらず良いものだったと言える。

無中生有

「最初に虚を見せてから、後出しで実を発揮する」要は「待たせたなぁ!」という感じか。

 伏兵の存在を隠し、英子の歌で全てを掻っ攫う。しかもこの計略は【相手の力量がどの程度か】を知り尽くすことで効果は数倍に跳ね上がる。

 この場合の伏兵とは言わずもがな「機材トラブル」だ。そう、元々壊れていない。壊れていると見せかけているだけ! 

 まあそんな気はしていた。全然慌てないし、代わりの機材を手配するとかいくらでも出来る代案を提示しない時点でブラフだ。最初はJETのリーダーがなにかしたかと思ったけど、下積みなどを経験してきた彼らがそんな不正行為するはずもないと思ったし。

敵は本領発揮できない

 誰が英子のステージ手前に来るかを孔明はリサーチ済みだったのだろう、JET JACKETの活動内容、その日程、リーダーの喉の様子まで把握していたため、「とっておきの曲は喉を痛めるので今日歌えない」ことまで知っていた。だからこそ英子にはとっておきの曲を観客にぶつけさせた。

 セーフモードでのライブは最高潮までアゲることは出来ず、観客は熱量と勢いに押されて英子のステージに殺到。見事勝利を飾る。

悔いのやり直し

 一献、最期の酒と覚悟した兵士たちの思いを無碍にしてしまった過去に思いを馳せながら「あのとき出来なかった」酒を飲む。一事を成した後の酒だからこれまた格別にうまい。孔明はマネージャーとしてのサポートを通じて過去の出来事を反芻するっていうのも面白い。ただの便利キャラとして出すのではなく、三国志の考察や解釈なども入れているのでキャラクターの魅力を激増させている。

「美味しそうだけどメチャ苦くて有効なもの」

 ウマ娘でよく見るロイヤルビタージュース?! それともハチミー!? 無中生有にまんまとかかって肝心の告知が出来なかったJET JACKET。文句を言いに来たが、逆に孔明に喉の調子を正す飲み物を受け取ることでパワーアップしたのだった。私もそれ飲んでサザンを目一杯歌いたい!

 敵に塩を送るような行為だが、これから英子がのし上がっていくためには必要な菓子折りであろう。怨より恩を贈ったほうが心象良いに決まっていますからね。

 次回はよぉわからんおっちゃんメインの話? 現在無料のコミックス1巻を超え、2巻の展開に注目です!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。