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小学生のころ、「チクり魔」と呼ばれる生徒がいなかっただろうか。 念のために説明しておく。チクり魔とは、生徒同士でキャッキャッと楽しんでいるイラズラなどを、わざわざ先生に「チクる」ひとのことだ。 たいていクラス内でも嫌われた存在で、その状態が彼/彼女を悪循環に追いこむ。どうせ嫌われているのだから、おとなしくしているだけ無駄じゃん。だったらみんなのイタズラを、どんどん先生にチクってやろう。チクチクチクチク…。そんな感じの、負のチパイラル…。 そして成長するにつれ、私
むかしから、歩くのがヘタだった。 たとえば電車の乗りかえで、ホーム間を移動するとき。ちゃんと前を見ながら歩いているのに、他人とぶつかりそうになる。……なぜ? ほかにも、交差点を渡るとき。ちゃんと視線を上げながら歩を進めているのに、向こう岸からくる人とフェイントのかけあいになる。……なぜ? 私にはこれらの現象が、不思議で仕方がなかった。もちろん、わざと他人とぶつかろうとしているワケではない。にもかかわらず、いつも混雑している人ごみを歩くと、他人とカラダが接触しそう