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ゼルダの伝説 BotW ウオトリー訛りについて

今回は、ウオトリー村の人たちの話す独特な口調について感じたこと、気づいたことを書いていきます。

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このように語尾を「さ~」と、やや間延びしているのが特徴。

「粉がひけんので」→「粉がひけないので」

のように、できない→できん、といった感じの部分もあり。

地域の雰囲気からして、沖縄の方言がモチーフか?と、調べたところ、本場での「さ~」は語尾というより「◯◯じゃん」という場面で使われているそう。

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ローゼルさんは「さ~」ではなく「さぁ」という。

ご老人であることや、温厚な人柄をあらわしているよう。

他にも「さ~」ではなく「さぁ」という人がちらほら。キキョウさんなど。

いずれも若者より中高年のかたな印象。

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ですか?→かいさ~

疑問形ですね。

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かな?→かいね~?

という使われかたのようです。


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ウオトリー村で、もっとも特徴的かつ謎の方言「わいさ~」

村じゅうで使われている場面はこれぐらいだったのにインパクトが強い。

どのような時に使われてるのか、考えてみると、泊まっていくわいさ~→泊まっていくといいよ、とも、とれますし

教えてやるわいさ~、待ってるわいさ~、など、場面的に、表現をまろやかにしたい時のクッション的な役割を果たしているようです。

「教えてやるさ~」「待ってるさ~」だと強制する印象があったり、きつく感じてしまうためでしょうか。

威圧感をあたえないための配慮なのでしょうね。

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これはロレルさんしか言わないのですが……

「よくわからんちゃん」など「です」が「ちゃん」になる部分もあり…?

山口弁の「わからんっちゃ」のように「ちゃ」がつく感じか……

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ごめんなさい→ごめんちゃん

といったかんじで、ことわりを入れる時に使う感じかな。

「わからんちゃん」も「わからないごめんね」のようなニュアンスもありそう。

ウオトリー訛りは一貫してやわらかな印象。

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ロレルさんの語尾は、「さ~」と「ね~」がまじっています。

彼女自身もともとその口調だったのか、ハテノ村に嫁いだことで、こちらの言葉がまじってきたのか不明ですが、こういう芸の細かいところが作り込みのすごさのひとつだと思います。

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ちなみに、十歳以下と思われる子どもたちは、なぜか標準語。

ほんとうはバリバリ方言を話しているけど、子どもらしさがなくなるから、あえてこのように表記されているのか

ゾーラ族の百歳以上、百歳未満のように、育つ過程で方言が身につくのか…

普段は方言でも、子どもに語りかける時はあえて標準語を話して教育している可能性もあります。

ちょっとした喋り方ひとつで彼らの背景にあるものが、うっすら見えてくるのが楽しいですね!

以上、ウオトリー村をうろついてみて感じたことでした!

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