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  • 時猫堂日記

    日々の仕事や周囲の人々に向き合う中で感じること、気づいたことを書いています。

最近の記事

師走の実感

今年も終わりに近づいてきました。 コロナ禍とオリンピック。 様々な出来事や行事に終われつつも、走り抜けた2021年。 私は様々なご縁に助けて頂いて、色々な経験をさせていただきました。 「縁」というものにも千差万別の形がありますが、今年は自分が縁を感じていなかった方から声を掛けられて、新しい取り組みをすることになりました。 自分とはまったく違うフィールドで活動する人たちの輪に入り、そこで自分のポジションや役割を見つけて何かを作ること。 この時の私の姿を見ていたある人

    • 『時猫堂の万年筆』#3

      【時猫堂の声の本】 『時猫堂の万年筆』 第3章「万年筆の足跡」 「声の本」を作るまでに、色々と文章を書いてきた。 誰かの活動内容や随筆、物語、台本と数は多くはないが、細々と書いていた。 振り返れば、それはこの「声の本」を作るための訓練期間だったのかも知れない。 それなりに時間はかかっている。 原稿用紙二枚目程度の文章ばかりだったが、あるきっかけを得て、書かれた文字に声が吹き込まれて、言葉が歩き出した。 書かれた文字に自分の声を吹き込むことで、音を伴った言葉と向

      • 時猫堂の万年筆 #2

        【時猫堂の声の本】 『時猫堂の万年筆』 第二章「声を巡りながら」 今年も季節は巡る。 コロナに揺れ、翻弄された去年の春から、一年を巡った。 先はまだ見えないが、それでも私たちは明日を目指して、歩き続けている。 外に出る時間が減り、そのおかげで文章を書く時間が増えた。 もの書きとは、もっともよい暇潰しなのかも知れない。 良い随筆を書く条件には、本とお金と暇が大事、と聞いたことがある。 私は特に忙しくしている者では無いから、時間に余裕があったり、気が向いたりすれ

        • 【時猫堂の万年筆】 #1

          【時猫堂の声の本】 『時猫堂の万年筆』 第一章「声の本を編む」 私の周りには様々なことに取り組む人々がいる。 弾き語りをする人、朗読をする人、お芝居をする人、ラジオをやる人。 そんな人々の周りを巡りながら、色々なことを見た。 そうしているうちに、私は万年筆を握って、原稿用紙に文字を書き始めていた。 いつも原稿用紙二枚目程度の作品のようなものを作っている。 そうしていると、ふと思い付いた。 声の本を作ってみようと。 一つ一つバラバラに、作品を作るのではなく、

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          告知

          音声配信アプリ『spoon』に上げたCAST【時猫堂の万年筆】の原稿を掲載します

          【船を作る人】

          『窓の声を聞くラジオ 咲楽島趣音さんエピソード』 【船をつくる人】 咲楽島の趣音さんがソラリスさんの「窓の声を聞くラジオ」に登場した。 よいよ、というべきか。やはり、というべきか。 スプーンの世界の中で、様々な企画を立ち上げて、主催することの多い趣音さんを、私は勝手にプロデューサーと呼んでいる。 それはソラリスさんも同じらしく、趣音さんの企画者としての一面に、光を当て、プロデューサーとしての趣音さんに迫るインタビューをしていた。 世の中には様々な立場や役割がある。

          【船を作る人】

          投稿記事

          音声コンテンツ「spoon」に投稿している「窓の声を聴くラジオエピソード」の原稿を掲載していきます。

          始まりの文

          登録した後に放置していましたが、改めて書き始めようと思います。 時猫堂から徒然なるまに、の文章を書き連ねてみようかと思っています

          始まりの文