わたしが死んだら

【閲覧注意:写真はありませんが、気分が悪くなる恐れがありますので、それを踏まえた上でお読みください。】

今日、友達のAさんとRさんに来ていただいたのは、私の遺言(Will) の内容を確認してもらうためだった。

土葬?火葬?

私はやっぱり日本人だし、火葬にしてもらいたい。ぜーったい土葬はいや!
なぜそう思うのかには理由が二つある。

まずは私は狭いところが嫌。
私が【閉所恐怖症 Claustrophobia クラウストロフォビア】だということ。
そして、自分の身体にうじが湧くのが耐えられないという事。それは映画「おくりびと」を見た時、感じたのだった。

「どうせ死んでいるんだよ?わかんないじゃない?」と言われることは承知である。でも、自分の体、自分に対して尊厳を払ってもいいではないか。とにかく、嫌なものは嫌なのである。

メルボルンでのお葬式事情

メルボルンでお葬式には3回、出席したことがある。
私の友人の義理のお母さまが亡くなられた時は初めてこちらのお葬式に出席したということもあり、とてもびっくりした。セレモニー自体は日本のような悲しみいっぱいという感じではなく、その方の人生のセレブレーション(お祝い)感が強かった。(これはいいね!)お香典の代わりにハートファンデーション(心臓病の研究機関)などにドネーション(寄付)をしたり、お花を贈ったり。

でも、度肝をぬかれたのはコフィン(棺)を土に埋める時だった。かなり深く掘られた穴。のぞくだけでもひやーっとする高さ。でも、そのぐらいでないといけない。なぜなら、旦那さんは、その時はもちろんお元気でいらっしゃったが、もし彼が亡くなられたら、お母さまのコフィンの上に、お父さまのコフィンがのるということだった。それじゃ、深く土を掘らないとだめよね。そして、お棺が無事に備え付けられて、みんなでお花を上から捧げたのであった。

私の死体ができること

遺言を書いている時にAさんとRさんと話してて、思ったこと。
「ねえ、もし私が部屋で死んで誰かに発見されて、それからどうなるの?」
いろいろな疑問が浮かぶ。主人と別れたので私は今一人暮らし。孤独死になることも可能性大。子どももいないし、日本にいる家族に迷惑はかけたくない。

もちろん、お葬式をどうするか、などのいろいろな疑問がわいた。こういうことって普段考えないものね。

「ミユキ、You can donate your body to science !(献体することもできるわよ!)」
「おおお!それいいアイデアね!」

ちなみにAさんは遺灰を海に撒いて、サメに食べられてもいい、とのこと!私の遺灰はどこに撒くか考え中!

献体できる大学

今日、調べてみたら、献体をする登録はメルボルンではメルボルン大学で出来るということ。でも、もし、私が死んだ直ぐ後に臓器提供がされていたら、私の死体を大学側は受け取らない、とメルボルン大学のウェブサイトにあった。うーむ。私、臓器提供にサインしてるんだよね。

それ以外に献体のチェックリストで問題になることは私には今のところない!(例えば、コロナや感染症で死んだ場合は献体を受け付けない。)うちは大学から45キロ圏内だし。ただ、旅行などでほかの州や海外にいた場合は無理ね。

もし、献体できたら

手順として、私が死んだことが大学に報告が行き、大学が私の死体を取りに来てくれて、大学まで運んでくれる。医療のために私の体を使うのに何か月かかかるが、そのあと、本人の希望で火葬か土葬にしてくれる。そして、大学が本人の希望通りに灰を撒いてくれるそうだ。ここまでの費用は一切大学が負担する。家族がいる場合は、遺体がなくてもセレモニーをしたり、家族が遺灰を受け取ることができる。セレモニー、骨壺代は家族が負担する。ということは、身寄りのない私にはピッタリ!死んでから一切お金がかからない!なんと合理的!

万が一、私の遺体が献体できないと後が困っちゃうのでこれからFuneral parlar (お葬式屋さん)の Pre-paid & Pre-arranged planを見てみようと思います。日本みたいにツアーとかあればいいのになあ。

皆さんは自分の死んだあと、どうしたいですか。



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