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一年生と2年生のクラス

去年は一年生と二年生がコンバイン(合わさった)クラス編成だったが、今年は多分生徒の数がアンバランスで上手くばらけないことから一年生のクラスが三つ(A、B、C)、二年生のクラスが四つ(A、B、C、D)という形になった。

今日は二年生の四つのクラスが一時間目から四時間目まで一時間ずつ、そして五時間目(二時から三時)が一年生のクラスであった。

想像してほしい。約20-25人の生徒を相手にしなければならない。そして、やつらは落ち着いて人の話をうんうんとは聞いてくれないのだ。

よく言われることだがクラスのうち、10-15%の生徒がクラスマネージメントを難しくする、と言われている。落ち着かない子、ずーっとしゃべり続ける子、人にちょっかいを出す子、人の話を聞けない子、名前を何度呼んでも無視する子、アスペルガー、ADDなどの診断を受けた子、悪口を言う子、手を出してしまう子、など様々だ。

しかし、たいていは、そんな子を何とかなだめすかし、クラスの崩壊を防いでいる。

子供の能力が低いと診断されれば、学校は補助金を政府からもらえるので、Educational Support Staff という生徒に寄り添って授業の手助けをする先生を配置することができる。彼、彼女は正規の先生ではなく、エイドの先生としてクラスに入る。

クラスは生ものだから、いつもいいクラスが今日がいいとも限らない。期待が高いだけに、そのような結果になると、いい気分で一日を終えることがでいない。逆にいつも大変なクラスがいつもひどいとはかぎらない。(しかしながら、いつもひどい、という結果になることはよくある。(泣)😣)

とにかくアクション・・プランが必要だ。生徒同士の相性を見極め、よくできる子、できない子、能力に疑いがある子、しっかりしている子、優しい子、リーダーシップが取れる子をそれぞれパズルのようにはめ込みながらシーティング・プラン(座席表)を考える。

最初はこの新しいシーティング・プランが上手くいっても、生徒同士の相性にいつひびが入るか分からないし、逆にうるさくなる場合もある。だから、かなりフレキシブルだ。基本のシーティングプランはそのままに、休んだ子、ミニ戦争などが勃発したら、即座に入れ替える。

クラスにはBehavior Chartがあり、それで生徒のやる気をだしたり、悪い行いをした子を戒めることができる。

でも、一番生徒に響くのは、やはり、ポジティブな声掛けだと思う。「これ、できてあたりまえでしょ?」と思っても、けっして、そのように言ってはいけない。褒めて育てるが私の教育理念である。何か一つでもいいところを見つける。

5時間教えると、私はエネルギーをすべて使い果たす。

とりあえず、最後のクラスを笑って終わらせることができれば、それでよかった、と思う。なかなか難しいけれど。こうやって私の一日は終わっていく。

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