よく効くクラスルーム・マネージメント

クラスルーム・マネージメントが上手くいくか、いかないかは教師の仕事を辞めるのか、続けるのかを決める大きな要因となる。今でも私自身、今日はクラスの運営が上手いかなかったな、と思うことの方が圧倒的に多い。あまりにも辛くて泣いたことも数えきれない。特に八年生を教えていた時は毎日学校に行くことが辛くてしょうがなかった。胃が痛くなったし、気分が悪くなった。

私が考えうる限りのことを試してみた。先輩の先生にアイデアを伺ったり、ゆったりした音楽をかけてみたり、リワード(ごほうび)のシステムを作ってみた。生徒が楽しめるゲームをいろいろ考えてみたり、ラッフルチケット(いい行いの生徒にチケットをあげて箱に入れておき、くじ引きする。当たったら商品がもらえる)をあげてみたり。その時はその学校で教師を始めて2年目だった。先輩の先生は言う。「三年目から生徒が変わってくるから。とにかく2年目までがたいへんだから。」

私も辛いながらも2年目をなんとか終わらせて、3年目に入れば、道は開けるかと思ったのだったが、それはかなわなかった。11月頃に次の年のポジションについて校長先生に聞いたところ、いい返事が返ってこなかった。「君のティーチングは今年の最初のころと現在とあまり変わってないよね。」その言葉を聞いた私は頭をぶんなぐられたようなショックを受けた。私に出来ることを全てやってきた、できることは努力してきたのに。

そして、私は進路を転向した。セカンダリスクール(中、高校)からプライマリースクールに変えたのだ。小学生だったら、まだ言うことをきいてくれるのではないか。そして、その転向は私にとって合っていたのだ。

小学校の生徒は可愛い。でも、そこではそこなりのクラスルーム・マネージメントが必要だ。プレップさんは幼稚園の年長さんと同じ年齢。五、六年生はいっぱしのティーンネイジャーだ。

以下、私がやってみて、本当に上手くいった方法についてシェアしたいと思う。

1.ジャパニーズ・クラスキャプテンの選出

挨拶を日本の学校のようにさせたくて、ジャパニーズ・クラスキャプテンを選ぶことを始めたが、これが思ったよりずっと効果があったと思う。子どもたちは人より秀でていたいと思うものなので、任命後は生徒たちは自分にセルフ肯定感が生まれる。セメスターの終わりのアセンブリーでサティフィケートをもらえることも子どもとても嬉しいことのよう。

つづきは明日!


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