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Leica SL2-S

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Leica SL2-Sの使い方や癖を綴るエッセイのような解説書。作例写真と共に紹介します。プロのフォトグラファーの視点から、撮影や設定のちょっとした小技も解説しています。Leic…
Leica SL2-Sに関するムックマガジンです。使い方や設定だけでなく、撮影された写真やライカに…
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#カメラ

SL2-Sにメッツのストロボを合わせる

ツイートより。 クリップオンを使う撮影が出てきて、久々に購入しました。ゴドックスでもよかったのですが、どうせ新規に購入するなら面白いものがないか探していて、たどり着いたのがこちらのメッツです。 本家のGN40のものと同等のサイズ感で、ミラーレスに特化している感じがわかります。ゴドックスや、他の日本のメジャーメーカーから出ているストロボは、まだまだ一眼レフ時代の大きなサイズが多いんですよね。 せっかくカメラが小さくなったのに、ストロボは変わらずデカいという。これでは何

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ライカSL2Sの上部ボタンの違和感

もう長らくだけど、ライカSL2Sの上部液晶の隣の丸ぽちのクリックに違和感がある。 カチッと入るのに固かったり引っかかる感じがあったり、逆にクリック感が消える時があったり。何度か押していると正常にクリックできるようになるのだが、寒いと特に固まりやすいようだ。 防塵防滴を過信しすぎて、雨の日も風の日も持ち歩いて濡らしたせいか。 いや、原因ははっきりとわかっている。多分あの時。そう、首からぶら下げていて、クラブかどこかでジントニックかラムコークをこぼした時。何か甘い類のドリン

マルチロールカメラとしてのSL2-Sの実力

およそ1年半、SL2-Sを仕事でも日常でもガシガシ使ってきて、写真と動画のマルチロール機としてのポテンシャルがようやくわかってきました。 スチルの仕事の割合が多いため、最初はこのカメラでどう写真を撮るか、写真においてどのような可能性があるのかを探るので精一杯でした。 Mレンズとの組み合わせ、またSLレンズとのマッチングはこれまでこのマガジンで書いてきた通りです。 今年の夏頃から、過去の動画作品の整理も兼ねて、再びYouTubeに動画をアップし始めました。それと同時に、こ

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SL2SからPCへの写真転送のストレスを無くす方法

SLに限らずですが、みなさんはカメラからPCに写真を移す時、USBを接続する派ですか、それともSDカードをスロットに差し込む派ですか? CFカード時代は、カードを触ると静電気でデータが飛ぶことがあるから、なるべくカードは抜き差ししない、などという注意もありました。 SDカードになってそのリスクは随分軽減されたとは言え、カードの毎回の抜き差しは接触部分の摩耗につながります。 そして最近のMacはSDカードスロットがなくなりましたので、別売りのアダプターを介してSDカードを

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SL2Sを1年半使い込んでみてのエイジング報告

そもそもSLはエイジングするのか。 結論を言えばエイジングする。それはこの後たっぷり写真と共に説明するとして、まずはエイジングについて。 ライカ、特にM型を使う人は経年変化する物体が好きだったりする。それは例えばレザーのバッグだったりシューズだったり、あるいは使い込んだオーク材のテーブルや椅子、さらにフェチ的な人であれば、色褪せたカーテン、背表紙の焼けた本。 巷で流行中のクラシックカメラやオールドレンズといった類も、大きく括ればそのような「古いモノ好き」の流派の中にある

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SL2Sファームウェア4.0のパースペクティブコントロール

Leica SL2-Sのファームウェア4.0にパースペクティブコントロールという面白い機能が付いた。 今さらSL2-Sのファームウェア4にアップデートしたら、パース補正機能が。撮った瞬間にカメラ内のセンサーによってパース補正してくれる。これがカメラ内処理されることは画期的で、新鮮すぎるのだが、写真的立場からはいかがなものか。 例えば、賃貸物件の建築写真を量的に撮る仕事などではすごく役に立つかもしれない。少し試してみたけれど、補正の正確性はすごく高くて、後処理不要なレベル。

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SL2Sにおけるグラフィックとムービーの両立

SL2-Sを使い始めて半年くらいが経ち、仕事でも生活でも無くてはならないカメラになった。むしろ使うほどにその良さに毎回気づく事になる。特に仕事での撮影で、もう1台から2台、他のカメラをサブで入れて複数で回す時、普段から使っているSLの使い勝手が際立つのだ。 使い始めの頃はなんとなくSLをメインにシステムを組んで、サブ機はM型とGRという座組みだった。しかし最近はSL2Sを2台使う方が、撮影時のパフォーマンスを最大化できるのではないかと考えるようになった。

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