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Leica SL2-S

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Leica SL2-Sの使い方や癖を綴るエッセイのような解説書。作例写真と共に紹介します。プロのフォトグラファーの視点から、撮影や設定のちょっとした小技も解説しています。Leic…
Leica SL2-Sに関するムックマガジンです。使い方や設定だけでなく、撮影された写真やライカに…
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#レンズ

撮影機材の最小単位

こちらでカメラの話をするのは久々かもしれません。 最近の撮影システムについて。撮影システムというほどでもない。ボディ1台にレンズ2本なのだから、システムなんてそう大袈裟なものでもない。 しかし自分の中ではこのセットであらゆるものを撮る事ができるという点で、使用のある程度のルールが形作られているという点で、一応システムと呼びたい。 日常の写真から、仕事での撮影まで対応できて、移動の時には軽量コンパクト。僕は人物や風景や、最近はもっぱら旅や取材やドキュメンタリー寄りの撮影が

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SL2-SでMレンズを使って動画撮影する時に起こる問題

LeicaSL2-SでMレンズで動画撮影を行う際の大きな問題に気づいてしまった。 レンズプロファイルを当てると、レンズ補正パラメータの作動によって、周辺にムラが起こる。これはプロファイルを切ると解消できる。指摘している人が見当たらないのはなぜだろう。ライカ側も気づいていないのか。 「周辺光量落ち」はレンズの味を活かす意味では、撮影内容によっては許容できる。しかし映像撮影時のあのムラはあってはいけない。かと言ってOFFにしてEXIFにレンズ情報を残せないのも嫌だし。困った。

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ズミクロン愛、SLとM型ボディの比較において

単焦点レンズはできるだけ小さくて、地味なものがいい。 日々持ち歩いても、見た目にも写りにも飽きがこないようなもの。いや、地味なものは飽きやすい。実際自分は50mmで撮ることに、同じレンズで日常をひたすら記録することに本当は飽きているのではないか。 ライトルームに「ズミクロン」というキーワードを入れてみる。 何万枚もの写真がフィルタリングされて表示される。 50mmに飽きながら、ズミクロンに飽きながら、なぜこの同じレンズを人生で3回も買っているのだろうか。 たぶんその

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Leica バリオエルマリート24-70mm F2.8 導入話し

Leica Vario-Elmarit 24-70mm F2.8を導入してみた。 これまでカメラSLにおいては、Mレンズの50mm一本でやってきて、仕事の時は毎回パナソニックの24-105をレンタルしていた。どうせ使うのだから、ズーム一本あっても良いかもなと思って、シグマの24-70と悩んだ末え、気づけば純正の方をポチっていた。 さて、このバリオエルマリート24-70、SLレンズの中では少し稀有な立ち位置にいる。純正では24-90mmというのが初期から出ていて、昨年新たな

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