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日本とのプライベート空間の捉え方の違い

今日は一日中雨が降っていて、どんよりした空気だった
土砂降りというわけではないが、常に暗くて小雨が降っている感じ。
冬は蚤の市も頻繁にはやっておらず、以前までの楽しみだった週末の蚤の市巡りもできない
しょうがないので、今日は家でボーとしていることに決めた。
ただ性格なのか、あまり自分が疲れ切っていないときに家でゴロゴロしているだけだと、逆に疲れてしまう
来週以降はしっかり週末の予定立てて、楽しめるようにしよう。
まだまだ行ってみたい場所はたくさんある

夕方に外でタバコ吸いながら家の周りをふらふら歩いていた。
気がついたらコペンハーゲンに来てからもう四ヶ月経っている
俺の留学生活も4分の1が終わったのか〜、と思うと、
早い気もするし長いような気もする。

歩いてて今日初めて気づいたことがある

コペンハーゲンの人は自分のプライベート空間が日本よりずっと外部に開かれている。
夜でも、部屋が地上階で道路に面している人でも、
カーテンをしめる事なく開けきって生活している。
だから普通に中で住人が何しているか丸見えだ
当然全員ではないけどね、結構な人がそう。


今日だってタバコ吸いながら道路歩いていたら、何軒かは中の部屋の感じとか、何してるか丸見えだった。
綺麗な女の人が普通にソファに座って本読んでた

自分だったらけっこう嫌だと思う、
そんな不特定な人に自分が何してるのか見られるのは。
実際、今自分の生活スペースはリビングの中に設けられた、半分囲われたスペース。
たまに家主が覗いてくる感じとかがあまり好きになれない
家はくつろぐ場所だから、赤の他人に干渉されたくない。

あまり同じ部屋の人にも干渉されたくない自分を考えたら、他の人たちすげえなって思った。
だからきっと、こっちの人と日本では自分の空間に対する感覚が違うんだと思う

海外では日本みたいに他の人がどう思うかを気にする文化がない。
だから普通にカーテンも開けていて、別に他人に見られてもなんとも思わないんだろう、推測だけど。
面白いな。

そう思うと自分(日本人)は考えすぎな気もしてくるけど、
絶対に無理に変える必要はないな
ヨーロッパに来て四ヶ月生活して、少し前にはこっちの人とエジプトに行って、
最近強く思うことがある。

国や地域が変われば、文化や価値観は当然のように土地ごとに大きく変わってくる。
そしてその違いは、気候や環境などから長い年月をかけて発達してきたもの

どこの文化や価値観が優れているとか言う格付けは存在しない。
だってどんな文化だって、その土地ではそれが一番なんだから
例え他の文化を見て羨ましく感じたとしても、無理に変える必要はない。
隣の芝は青く見える、とかいうやつだ

国際化が進んでいるとか言われていて、難しい話だとは思うけど。
とにかく各々の文化へのリスペクトがめちゃくちゃ大事で、
文化内に序列というものが存在しないことを肝に命じる必要があるなと、最近は思う。

実際こっちに来て少しずつ日本の生活が遠く感じるようになるにつれ、
今はどれだけ昔の日本の暮らしがどれだけ自分にマッチしてたのか凄くわかる。
昔のばあちゃん家みたいな木造で、畳があってそこに寝転んだり。
夏なら縁側があって、冬にはコタツでみんなで暖まって。
思い出すだけでその感覚や懐かしさを感じるのは、確実に日本人だけだと思う。
どれだけ国際化が進んでも、この感覚は遠い先祖からDNA的に受け継いできたもので変わることはない。
これをもっともっと大事にしていかないとな、最近の思いっす。

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