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2024/06/16

クマの駆除の報酬額を巡って、猟友会との交渉が難航して話題となっていた北海道の奈井江町ですが、最終的に猟友会と交渉が決裂して、猟友会が町から要請を受けてもクマの駆除に参加しない方針を発表したそうです。
報酬などで折り合いがつかなかったという事ですが、まあ、8500円で町の住民のために命を懸けてくれと言われてもってところですよね。
ただ、そこが一番大きいのかもしれませんが、かつては完全ボランティアで無償で行っていたとの事ですから、もしかしたら、町の対応に不信感を覚えたというのもあるのかもしれません。
私の住んでいるところはクマは生息していない地域なので、クマの脅威というのは感じたことがないのでわからないのですが、それでも、住宅地にクマが現れたとなればパニックになるというのは想像に難くありませんし、最近の各地のクマの被害を考えると、北海道のヒグマだけでなく、本州のツキノワグマも相当やばいというのはわかりますし、いざ出たとなれば、駆除をしてくれる猟友会がいなければ安心が出来ないとなると、日常生活に支障をきたす場合もあるように思えます。
この問題って、町と猟友会の報酬の問題のように思えますが、見方を変えれば、住民の命を脅かす存在を排除するためにいくら払いますかって事とも取れるのですが、そうなると、住民の命は8500円ですかって、町の人は疑問に思わないのかなって思ってしまいます。
行政は住民の命を守るためなら、いくらかかってもいいってくらいの事は言ってほしい気がします。
ただ、この町は猟友会と決裂した為、猟友会に所属していない猟師に声をかけて、代わりにやってもらうそうですが、長年無償で協力してもらっている人なんだそうで、無償ボランティアでやってもらうって感じなんですよね。
これって、住民の命のために金なんか掛けられないとも取れるような気がしてしまいます。
市や町で予算が違うので出せる報酬が違うのはわかるのですが、国は何もしてくれないのかなって調べてみたら、国はクマ1頭の駆除に8000円の補助を出しているそうで、それに各行政で上乗せして報酬を出しているんだそうですが、そうなると、問題の町は上乗せ額が500円って事なんですかね?
ここのからくりがよくわからないのですが、猟友会がやってられないなったのはそこら辺の事情があるような気がしてしまいます。


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