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大好きなあの子は

大好きなあの子は
遠い。

大好きなあの子は
すごい人。

大好きなあの子は
大人で、かっこいい、私の憧れの人。

大好きなあの子は
私に未来の約束をした。

大好きなあの子に
私は追いつきたい。

大好きなあの子に
嫉妬してしまう。

大好きなあの子に
私は何度「ありがとう」と「ごめんなさい」を言ったのだろう。

大好きなあの子は
私の味方をして、応援してくれて、
私は、
大好きなあの子の味方をして、応援をする

そんな大好きなあの子とは
まだ仲良くなって1年も経っていない。

出会い方も少しおかしくて、
それなのに私たちは自然と仲良くなっていた。

初めて出会ったとき、初めて会った気がしなかった。
その子とはずっと仲がよかったみたいな気がした。

私は今まで、嫉妬するような友達に出会ったことがなかった。
遠い、と感じれる友達はいなかった。

大好きなあの子は、私が今まで持ってきた友達とは違った。

だから、私はどうして友達に嫉妬するのかわからなかったし、どうすればいいかわからなかった。
その子のことは好きなのに、応援したいのに、真っ黒い感情が邪魔をして、どんどん遠くに行ってしまうような気がして、どうすればいいかわからなかった。
大好きなのに、負けたくない、と思ってしまって、どうすればいいかわからなかった。

その子がなにかすごいことをするたびに、
すごいなぁ、と尊敬する自分がいる。
憧れる自分がいる。
だけど、それと同時に
「遠い」と思う自分がいる。

私はそれに追いつきたくて、頑張ってみたりするけど、全部うまくいかなくて、私の弱さを知る。

私は、その子に勝ちたいわけじゃない。
だけど、負けたくない。

その子が遠くにいってしまうのが、私は怖い。
だから、追いかけようって一生懸命もがいてる。
だけど、その子はもっとどんどん遠くに行ってしまう、そんな気がしてしまう。
だから行ってしまわないように追いかけたい。


私は本当に大好きなあの子が大好きで、
一緒にいると本当に幸せなんだ。
その幸せがこれからずっと先も続いてほしくて。
釣り合うとか、釣り合わない、とかが関係ないことは、わかっている。
だけど、その子がすごいことをする分、私も負けないように頑張りたくなる。
それは、釣り合いたいから。

大好きなあの子は
素敵な人だから、素敵な人だから、憧れの人だから、
きっと私が追い越すことはないと思う。
ずっと私のずっと先を走っていると思う。
だけど、私はその「遠い」と思った距離を少しずつ縮めていけるように頑張ろう。

これから、を作るために。


ときでした。ばいばい。

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