第14回　てぃーパックマンのフルーツターゲットの分析

2022年3月13日 17:57

　こんにちは、Tokiです。今回も前回に引き続き、てぃーさんのパックマンの分析の続きで、フルーツターゲットに注目して調査してきました。前回、前々回とてぃーさんのパックマンの立ち回り、撃墜について分析しているので興味ある方はこちらをご覧ください。

　また、以前にてぃーさんがフルーツターゲットのランキング動画を投稿していました。こちらのランキングと今回の調査結果を比較して見ると違った結果となっている部分もありますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

　今回も最後に集計試合をまとめてあるので、興味のある方はご覧ください。対象はMainstageとTempleを対象としています。11試合、42セット、NB使用回数は約750回です。

1セット当たりの各フルーツ使用回数

NB使用回数

　こちらは1セット当たりの各フルーツの使用回数を示しています。これを見ると予想通りではありますが、ベルとボス・ギャラクシアンの使用回数がずば抜けて多いというのがわかります。

　ボス・ギャラクシアンとベルの使用回数が多いのはどのキャラ相手でも同様でしたが、アップルやオレンジはKENソニック戦では他よりも多く、相手キャラや相手がどのような立ち回りをするかによって使用回数もかなり変わってきます。

　5セット対戦した相手にはTweekディディーコング、Glutonnyワリオ、KENソニックの3人がいますが、ベルの使用回数は順番に36回、53回、20回とベルの使用回数だけを見てもかなり差が見られました。

てぃーさんランキング

　こちらは先ほどのてぃーさんの動画の総評です。これとグラフを比較すると、性能のランキングと使用回数のランキングは一致していません。ランキング最下位であるメロンと3位の鍵が同じ使用回数で、ストロベリーはそれら2つの半分の使用回数となっています。

　ストロベリーは2番目に出ますが、1番目に出るチェリーと使用目的はほぼ同じため、わざわざ溜めてまで使う理由がなく、鍵は最大まで溜めてしまうと相手に警戒されてしまうことが原因だと思われます。

　このように性能だけでなく、それを使うまでにかかる時間で、性能ランキングよりも使用回数のランキングよりも下がっていることがわかります。

またてぃーさんの動画でも触れていますが、各フルーツの主な使用目的は
　チェリー　　　　　　　復帰阻止・展開継続
　ストロベリー　　　　　復帰阻止・展開継続
　オレンジ　　　　　　　復帰阻止・火力
　アップル　　　　　　　復帰阻止・火力・撃墜（終盤）
　メロン　　　　　　　　復帰阻止
　ボス・ギャラクシアン　火力・ライン回復
　ベル　　　　　　　　　撃墜（序盤～終盤）
　カギ　　　　　　　　　撃墜・火力
となっています。
　今回は上位2つのベルとボス・ギャラクシアンの詳細について見ていきます。

ベル　ヒット・撃墜割合

　こちらはベル使用時のベルのヒット率と、ヒット時に撃墜したか否かを示しています。前提としてベルをアイテム化するためだけに投げているものはカウントしていません。

　これを見るとベルを投げると約3割ヒットしており、さらにそのうちの約6割が撃墜に繋がっていることから、ベルを投げて、約2割は撃墜できていることがわかります。

　ただしすべてのベル投げが相手に当てることだけを目的としているわけではなく、当たったらラッキーくらいでアイテム化することが主目的だと思われる場面も何度かあったので、そういったものを除くともっと割合的には高くなっているかもしれません。

ベル使用時の相手％

ベル使用時％

　こちらはベル使用時の相手％を示しています。これを見ると70～120％くらいまでは積極的にベルを狙っていて、それ以降はベルの使用回数が激減しています。また80～90％で一度ピークができた後に、一度下がってまた110～120％でまた使用回数が増えています。

　これは最初の70～80％でまずベルを狙い、それがヒットした場合はスマッシュで撃墜または火力を稼いで、再びベル装填。ヒットしなかった場合でも安全にベル装填するために相手を消火栓や各種空中攻撃で追い払い、再びベル装填してベルを狙うといったことをするために、一度ピークができてから少し置いてまた同じくらいのピークができているのだと思われます。

　このようにベル装填をするのはただ逃げ回って装填するのではなく、ちゃんと相手に攻撃を当てて安全な状況を作ってから、ベルを装填するといった意識がこのグラフだけを見ても読み取れます。

撃墜％詳細

　こちらは前回の記事で調査した撃墜％とその時の撃墜状況を示したものです。先ほどのグラフからは120％～以降のベル使用回数が激減していること、このグラフは120％以降はベルの撃墜の割合が減っていることからも、ベル以外で撃墜できる％帯になった場合はベル以外の撃墜をちゃんと狙っていることもわかります。ただし、それでもベルによる撃墜は安定することや、相手の行動を制限できることからある程度はベルを使用しているようです。

ボス・ギャラクシアンの火力

ギャラガ火力

　こちらはボス・ギャラクシアンがヒットした時の1ターンで稼いだ火力を示しています。1ターンで稼いだ火力ですので、非確定も含んでおり、崖展開などの有利展開になった時に稼いだ火力も含んでいます。

　これを見ると、ボス・ギャラクシアンを当てると大体20～50％ほど稼いでおり、最大で90％弱を1ターンで稼いでいることがわかります。また仮にボス・ギャラクシアンが当たらなかったとしても、一緒に攻めることでラインの回復に用いたり、消火栓と一緒に攻めることでアイテムキャッチも咎めてガードを強要させるなど相手の行動を制限して、崖上がりやラインを詰められて状況など、自分の不利状況から脱出するのにも使えます。

ボス・ギャラクシアン使用時の相手％

ギャラガ始動％

　こちらはボス・ギャラクシアンヒット時の相手％を示しています。
　これを見ると、0～10%時の使用数が最も多く、それ以降はベルを使うようになり始める70％以降まではあまり使わないでいることが多いことがわかります。これは0％などのかなりの低％に当てる時が一番火力を稼ぐことができるということや、使い手ではないので定かではありませんが、中％以降はコンボに繋がらず火力稼ぎには使えなくなることが理由であると思われます。
※2022年3月22日追記
中％以降でもコンボはつながるそうです。（てぃーさん談）

まとめ

　ここまで、てぃーさんのパックマンのフルーツターゲットにおける各フルーツの使用回数を調査し、その中でも他フルーツと比べて圧倒的に使われる回数の多かった、上位2つのベルとボス・ギャラクシアンについてまとめてきました。
　今回集計していた中では70％を超えたらボス・ギャラクシアンを一切使っておらず、70％以降はベル使用回数が急激に上がっていました。0～70％まではボス・ギャラクシアンでの火力稼ぎ、70～120％まではベルでの早期撃墜、それ以降はアップルなどのベル以外での撃墜というような使われ方をしていることがわかりました。
　またその中でベルは80～90％で一度狙った後に、外していた場合はただ逃げ回るのではなく、相手を消火栓や各種空中攻撃などで距離を取ってから、安全にベルを再装填するようにしているということが、グラフからも読み取れました。

終わりに

　今までの3回にわたっててぃーさんのパックマンについてまとめてきました。ひとまずこれでてぃーさんの分析は終了予定ですが、もしも他にもこんな分析してほしいといったリクエストがありましたら、コメントお願いします。次回の分析は未定です。
　今回は早めの投稿となりましたが、相変わらずマイペース投稿となるのでご了承ください。
　Twitterやnoteでの反応はとても励みになりますので、気軽に反応していただけると嬉しいです！

　ここまで見てくださってありがとうございました。よければ今後も最上位勢の分析を行っていく予定なのでフォローをしてくださるとうれしいです。また、何か質問やリクエスト、さらなる分析・考察がありましたらコメントをくれるとありがたいです。