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【デジLIGリーダーズ講座②】ポータブルスキル

初めまして。Webデザイナー目指して勉強中のAoyamaです!
私は前職でのチラシ作りをきっかけにデザインに興味を持ち、Webデザインを勉強するために退職して「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」に通いました。現在はアシスタントデザイナーを含む2つのアルバイトをしながら知人のサイトなどを作成しています。

先日「デジLIGリーダーズ講座」という、業界歴10年以上のトップクリエイターの方々によるデジLIG生限定の特別講座を受講させて頂きました!卒業生の私も受講できて本当に嬉しかったです、ありがとうございます。

第二回目の講師は、都内のデザイン会社「株式会社クオートワークス」の代表取締役 村松 英樹さん。「デザイナーに必要なポータブルスキルとはどんなスキルなのか」を教えて頂きました。

ポータブルスキルとは

「ポータブルスキル」(Portable Skill)とは持ち運びが可能な能力、つまり業種や職種を問わず通用する職務遂行上のスキルの事で、具体的には情報収集力やスケジューリング力、トラブルへの臨機応変な対応力、上司や部下・クライアントとのコミュニケーション力などが挙げられます。デザイナーにもこのようなスキルは求められており、デザインの技術+ポータブルスキルがあるとかなり重宝されるそうです。

デザイナーに必要な3つのポータブルスキル

ではデザイナーに必要なポータブルスキルとはどのようなスキルなのでしょうか。村松さんは具体的に3つ教えて下さりました。

  • クライアントを説得できる論理的思考

  • いいアウトプットを作る条件を獲得できる交渉術

  • 相手からYESをうまく引き出せる伝え方

論理的思考

論理的思考によって聞き手の理解の度合いに沿った、なぜこうなったかの具体的な根拠・理由を説明し、クライアントを納得させる事ができます。また、理解不足による不毛な案出しや修正作業を回避する事でデザインのクオリティも上がり、ユーザーのためになる事に時間を使えます。
論理的思考には「ピラミッド・ストラクチャー」(自身の伝えたい結論の下に、結論の元となった理由や根拠をピラミッドのように書き連ねていくフレームワーク)や、常に自分の結論に対してなぜそう思うかを深堀りしていく事(心の中にひろゆきを飼って自分を理詰めする?!)が有効、との事です。
ちなみに私はこういうお話を聞くと、「論理的思考を鍛える本」をすぐ検索→購入してしまいます。しかも買っても結局読まなかったりして積ん読になってしまってます…。しかし、本を買わなくても動画やブログなどで十分知識は得られるので、本を買って満足するのではなく、知識を得る事にフォーカスした方がいいとの事でした。肝に銘じます…!

例:クライアントにデザインの方向性を提案する場合

  • 結論:エレガントなデザインにすべきです

    • 理由:ユーザーが思う貴社のイメージが「エレガント」だからです

      • 根拠(実際のデータ):イメージ調査アンケートの結果によると…

交渉力

クライアントと自分(作り手)の両方にメリットがある提案で、斜め上の要求を実現したり、作り手をワクワクさせる条件を揃えたりできます。そのために必要なのはお互いが納得できるポイントを見つけ出す「探究型」の交渉。まず①相手の話を聞いて相手の心を開かせ、②お互いの欲しいものが何かを対等な立場で徹底的に話し合います。その上で、どちらも譲歩せずにお互いが納得できる落とし所を見つけていきます。大切なのは、相手の要求を全て聞き入れたり、逆に言葉巧みに人を欺いたりしない事、だそうです。

伝え方

相手から自分が欲しい返事を引き出す事で、チームメンバーに120%の力を発揮させる事ができます。そのためには、お願いをそのまま言葉にするのではなく、相手の頭の中を想像し、相手のメリットと一致するようなお願いをします。重要なのは、まず相手を理解するように努め、その後で自分を理解してもらう事です。

例:意中の相手をデートに誘う場合
自分の願望:相手とデートに行きたい
相手の頭の中:パスタが好き
相手のメリットと一致するお願い:「美味しいパスタ食べに行かない?」

まとめ

ポータブルスキルとは、業種や職種にかかわらず必要とされる職務遂行能力の事で、デザイナーのような専門職でも求められるスキルです。その中でもデザイナーにはデザインを作る技術プラス、論理的思考や交渉力、伝え方のスキルが必要となります。このようなポータブルスキルは相手ありきの事なので、いかに相手に好かれるかの人間性がとても大切だと感じました。
今後、このようなスキルを身につけるために、常日頃から客観的事実に基づいた分かりやすい説明や、相手を理解する事、相手に気持ちよく動いてもらう伝え方を心がけます!「失敗は挑戦の証」というありがたいお言葉も頂いたので、失敗を恐れず日々挑戦していこうと思います!

このレポートには自分なりの解釈が入っており、内容に誤りがあったり分かりづらかったりしたら大変申し訳ございません。拙い文章ですが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

そして、貴重な講義を受講させて下さり本当にありがとうございました!!

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