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【第二回 大喜利登竜門】について

こんにちは、とけつだいこんです。
今回は、2022/05/08に開催した大喜利登竜門という企画について振り返りたいと思います。

ログやツイキャス等は下記リンクから、
b!g!r!(リンク切れの可能性あり):https://bigiri.oogiri.org/rooms/H68QKLYKan344LRxbWe2/past?o=2
ログ:https://oogiri-toryumon.herokuapp.com/results/index2
ツイキャス:https://twitcasting.tv/tokedai_sub/movie/731008170

この企画は二回目の開催で、第一回はツイキャスで「新しい企画をしてみたい」という話をしていたところからかなり突発的に立ち上がりました。初回については、企画の内容が完全に固まる前に開催したこともあり、多少もたついたり局面的に物事を決定する場面がちらほら見られました。そこで、第二回についてはその反省を踏まえ、はもう少しルールや注意点を明確化し、進行についてもとけつだいこん、ハシリドコロの二人体制で開催しました。


第1章 企画の概要

1.1 大喜利登竜門とは

大喜利登竜門とは、ゲスト採点者と呼ばれる運営より選出された大喜利プレイヤーから、一般回答者たちが回答に対して改善点やゲスト採点者にとって好ましくないポイントなどのフィードバックを得ることができる企画です。
ネット大喜利で活躍している大喜利プレイヤーから回答にアドバイスを貰えるある意味では前衛的な内容になります。

1.2 ルール

【回答者】
・普段大喜利で使っていない名前で入室(ゲスト採点者からの評価コメントを誰が貰ったか知られたくない人がいると考えられるため)
・一題につき一答のみ
・普段通り面白いと思った回答に投票
・お題ごとの投票制限なし
・回答ごとに最大三票まで投票可
・基本的にコメントはしない(ゲスト採点者のコメントが企画のメインであるため)

【ゲスト採点者】
・普段大喜利で使っている名前で入室(誰が評価コメントをしたか明確にするため)
・回答はしない
・「自分好みでない」と思った回答を五つ選び投票
・結果開示後、その回答を選んだ理由をコメント
・投票はマーキング用のため、投票数は自由

第2章 各ゲスト採点者の選定理由

ゲスト採点者については、企画運営者である私の独断による選出となっています。したがって、各人の選定意図や印象について一人ずつ説明したいと思います(的外れかもですがすみません!)。具体的な話もしたいので、所々実際の回答を使って説明しますが、成績とかはあんまり考えていません。自分の中であまり好きな回答じゃなかったらすみません。

2.1 エコノミー

エコノミーさんは、大喜利登竜門の初回にもゲスト採点者を務めていただきました。経験年数・成績・活動量を加味すると、エコノミーさんはネット大喜利のトップレベルに位置していると言っても過言ではないと思います。実績や知名度、そしてその求心力がこの企画の思想にマッチするだろうな考え、初回の採点者に選出させて頂くことにしました。エコノミーさんは、お題に寄り添いながら、王道で説得力のある回答を出す印象を持っています。しかし、「お題にハマっている」と「飽きさせない」を両立できているのは、お題の世界に留まらず、お題から自分の世界に回答を繋げる力が抜群だからではないかと思います。
第一回大喜利登竜門では、いつもの回答のような王道で説得力のあるコメントを期待していたのですが、期待以上のコメントをたくさんしていただくことができため、第二回もお声がけすることにしました。

前半の描写で自分の世界を出しつつ、「有罪にした」でお題に寄り添っている形。
この繋ぎを自然にこなすのがエコノミーさんの凄さなんじゃないかなと思います。

2.2 ドクローネ

ドクローネさんは、ここ一年以内に頭角を現した大喜利プレイヤーの中で、一線を画した実力と実績を誇っています。ドクローネさんの大喜利歴は2年程度(【第4弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた|GiriNewS より)ですが、大きなネット大喜利の大会での優勝を既に2回経験している。どちらもチーム戦の大会であり、本人の実力に加えて回答の選球眼も非常に高いレベルにあることがうかがえます。回答については、お題に対して絶妙な距離感のワードやフレーズを引っ張ってくることが得意で、人より多くのことを自分の中で言語化できているから引き出しが多いんだろうなと勝手に思っています(適当なこと言ってたらすみません)。
ドクローネさんが好成績を残すために考えていることが少しでも言語化されれば、それだけで価値があるだろうと考えました。

「返済」「臭い汁」で難しい二要素お題をいとも簡単に攻略。
この回答はシーンの切り取り方も絶妙ですね。
昆虫のお題よりもう少しワードの距離感で勝負した回答(だと思う)。
お題に対してどういうワードがフックになるのかを重視しているはず。

2.3 ンゴ

ンゴさんは、ネット大喜利のチーム戦としては最高峰とも言えるボケクエスト5で優勝(ドクローネさんと同じチーム)していて、その実力については誰もが認めるところだと思います。ンゴさんは、回答に持ってくるシーンの切り取りとフックとなる言い回しのセンスが光っていて、個人的に羨ましくなる回答がいくつもあります。
ツイキャスを開いたり、自分の大喜利についてのnoteを書いたり(現在は非公開となっている)と、大喜利に対するアウトプットを積極的に行なっていて、今回の企画の趣旨と本人のタレント性が一致しているのではないかと考え、お声かけさせていただきました。ンゴさんがどのような回答を好んでいるのか、ツイキャスの内容や採点傾向からなんとなく予想はしていましたが、どのような評価コメントをつけるのかは正直未知数でした。

「個人的に羨ましくなる回答がいくつもある」というくらいなので、少しオタクっぽい感じになりますが、ご容赦ください。

「サウナで見る相撲が長い」このお題に対してこんなシーンを切り取って持ってくるのがすごい。
これも絶妙なシーンの切り取り。
「袖が濡れる」とかって、釣りのお題からしたらそこまで遠くありませんが、多くの人が思いつく選択肢でもないと思います。こういうのを持ってこれるのがンゴさんの強さじゃないですかね。
そこから「一言も喋らなかった」に繋げることで余韻を残しつつ納得感も出せてます。
「のびのび育てた」っておもしろくないですか?
こういう言い回しができた時点でこの回答はなんとかなりそうだなって自分なら思うと思います。
こういう魅力的な言い回しや、何度も言っているシーンの切り取りの上手さは
ンゴさんの観察力からくるものなんですかね。何を考えているのかもっと知りたいです。

2.4 臭い紅茶

臭い紅茶さんは、大喜利プラスという3分大喜利のサイトからネット大喜利を始めています(違ったらごめん)。大喜利プラスの数々の回答の面白さや雰囲気は、現在のネット大喜利界にも強く引き継がれています。臭い紅茶さんは、ネット大喜利に根付くこの共通感覚を体で理解している方だと思います。爆発力のある回答をする印象がありながら、お題に真っ直ぐスタイリッシュに回答したかと思えば、長文回答で大量得点することもあり、幅広い攻め方を心得ているのでしょう。ある大喜利の大会の際に、当時ネット大喜利界でヒール役のような存在だった方と一緒にツボ上げ(面白いと思った回答を紹介すること)をやっていたこともあり、状況を読みながら適切なコメントをしてくださるのではないかと考えました。

非常にスタイリッシュで、絶対に3分大喜利が強い人だなっていうのがわかります。
学校の要素で「ホウキ」を拾ってきてるのがいいですよね。

すみません、長文でスクショしきれなかったのでリンクから飛んでみてください。本当に同じ人の回答か?と思わずにはいられません。自分は長文回答ってほとんどしないんですけど、単純に「面白いこと」が大好きなんだろうなって伝わってきます。

2.5 骨密度


骨密度さんも2018年から大喜利プラスを開始しており、ここでネット大喜利の人生をスタートさせている(【第2弾】あの大喜利プレイヤーに直撃インタビューしてみた|GiriNewS より)。
骨密度さんは、キャッチーで無駄のない回答をする方という印象で、不定期で行われる大きな大会だけでなく、最近短いスパンで盛んに開催されている木曜屋杯(木曜屋さん主催のb!g!r!を使用した大喜利企画)でも何度も優勝しています。場所を選ばず活躍できるのは、自分の中でどういう大喜利をするのかという指針が完全に確立されているからではないでしょうか。ネット大喜利でのタブーを解説した記事(【初心者必見】大喜利におけるNGな答え方とは?|GiriNewS)を公開しているということもあり、今回の企画にはぴったりの人物であると考えました。

骨密度さんのTwitterから拝借してきました。
最小限の情報で、お題に沿っていると思わせた上で「強い」と感じる回答です。
多分回答を完成させるまでのアプローチの仕方をいろいろ持っている人だと思います。
3分大喜利ばかりで申し訳ありませんが、やはり骨密度さんの真骨頂という気がします。
一度回答を作った後に、この部分は削れるな、とかすごく丁寧に考えていると思います。
もし、考えずにそれが一発でできているのだとしたら、ロボットだと思います。


2.6 watao

wataoさんは、もたおの大喜利(大喜利しょーとしょーと)という3分大喜利のサイトからネット大喜利を始めた方です。個人的な感想ですが、もたおの大喜利は環境がやや特殊で、ネット大喜利界に新しい風を吹き込んだサイトです。また、本人は生大喜利の実力者でもあり、面白い大喜利のバックグラウンドを持っています。
wataoさんは、自分の中で面白いワードやフレーズを中心に回答を作り上げる方だと思います。お題の外から持ってきた言葉から回答を作ることもあるため、全員の回答が並んだ時に目立ちやすく、印象的な文を作るのが得意です。このやり方は、回答が悪目立ちする恐れがあるのが欠点ですが、wataoさんは人にはない経験値から上手にバランスを取っているように見えます。何がだめで何がいいのか、という線引きが本人の中にあるのならば、それを言語化して欲しいと思ってお声がけしました。

このお題から「お釣り」は出てこないと思います。
wataoさんには特殊な思考回路があるのかもしれませんが、私がシンプルに考えるとしたら、
使いたい「お釣り」というワードがあって、うまく回答に組み込んだのではないでしょうか。
この「階段」もどこから出てきたの?って思うけど、無理やりとまでは思わせないんですよね。
回答が並んでて、こういうのが出てくるとすごく目を引きます。

第3章 本編

非常に長くなりましたが、大喜利登竜門の主役はゲスト採点者なので悪しからず!彼らのコメントから自分が思ったことを簡単に書いていきます。

お題①:私立ろくでなし大学で語り継がれている先輩たちの伝説

このお題はネタボケライフを見ながら考えました。エピソードを答えるようなお題はシーンの切り取り方でかなり差が出ると思っていて、この切り取り方に経験やセンスが現れます。なるべく大喜利経験の浅い人には”失敗”をしてもらって、ゲスト採点者がコメントしがいのあるような構図を作りたかったのでこのようなお題にしました。

1位にもコメントがついているのはいいですよね。この企画はあくまでも、絶対的な事実を押し付ける場ではなく、個々人の考え方を参考程度に見てもらうものであるということが現れています。
ドクローネさんの「テクニックの骨組みが剥き出しで見えている」というのは、その回答が戦略的に作られた背景みたいなのが透けて見えるということかなと思います。これを感じる時は確かに私もあんまり嬉しくないかもしれません。映画を見ていて「演技してるな〜」っていう俳優をみたら萎えてしまう感覚に近いと思います。
骨密度さんのように、「この回答が票を取りそうだ」ということは理解しつつも自分の琴線に触れないから投票をしないという客観的な視点を持っているプレイヤーは多いと思います。

私もこれはコメントのしがいがある回答だなと思いました。骨密度さんもドクローネさんも、このお題で「私立大学」という要素は拾わなくてもいい要素だということを言っています。お題には、拾うべき要素の優先順位というものがあると思います。これについては過去に私が書いたnoteでも言及したことがあります。

お題の要素には、どの要素をより拾うべきかという優先順位があると私は思っています。それを分かりやすくするためにお題を「抽象化」することがあります。例えば「アホアホスイミングスクールの先生は、水が怖い子供にこんな言葉をかけている」というお題があったとき、私は「水が怖い子供にかけた言葉」くらいに抽象化します。こうすることで無視できる要素は「アホ」「先生」です。まず大喜利をしている時点で、普通とは違うことをいうので「アホ」は必要ありません。そして、水が怖い子供に声をかけるのはその子を泳がせようとしている人なので「先生」の要素をわざわざ考える必要もありません。このように、お題の「抑えておくべき最小限の要素」だけにお題を抽象化する作業をします。
ネタボケライフ30連戦|とけつだいこん(2.1 お題の読み解き)

要するに、投票者がお題を見た時に、想定するお題の拾い方以外の拾い方をするとノイズになりがちだということです(それを意図的にフックとして使う方法もないことはないけど)。お二方のコメントを見て、うんうん頷いていました。ただ、エコノミーさんはお題の拾い方に関してはもう少し寛容な見方で、面白ければそれでOKだけど、「私立大学」をわざわざ拾いに行った割にはそれほどおもしろくないということを言っていて、これはこれでなるほどなという感じでした(実はこっちの意見の方がきついか?)。

大人気の回答ですね。ゲスト採点者のコメント率100%です。
「ろくでなし」から暴力的な発想をすることの安直さを指摘したのが、骨密度・watao。鉤括弧の使い方を指摘したのが、ドクローネ・エコノミー・臭い紅茶・ンゴ。体言止めについて指摘したのが、骨密度・watao・ドクローネ・臭い紅茶。それ以外の指摘をしたのが、watao・臭い紅茶・ンゴ、という感じでしょうか(かなり大雑把に分けました)。
発想・鉤括弧・体言止めに関しては皆さんが書いていることが全てだと思います。wataoさんは、この体言止めの形を「物お題」の考え方に自分から行っている、と言っています。物お題とは、その名の通り物の名前を回答するお題です。wataoさんはこの回答は「闇鍋に入っていたら嫌なものは?」みたいな、かなりやりづらい大喜利を自分からやりに行っていると言ってるのだと思います。体言止めを物お題だと考えたことがなかったのでこれはかなり新鮮でした。臭い紅茶さんは、そもそも任侠から連想されたであろう「小指」がお題から若干ずれているのではないか?という指摘をしています。確かに、構造のチープさに隠れてはいますが、この回答のように自分の思うおもしろの型みたいなものに引っ張られて向き合うべきお題がないがしろになっているパターンはよくある気がします。臭い紅茶さんのお題への愛が垣間見えた瞬間でした。ンゴさんですが、かなり辛辣で面白かったです。この回答がいわゆる「裏笑い」だとしても、それを踏まえた上でつまらない。という回答者の逃げ場をなくすコメントでしたね(笑)

このコメントは目から鱗でした。こういう言語化をしたことがなかった。
このように、回答の文構造が「前半(行動)+後半(結果・行動)」の二段構えになっている回答は改めて前提を立てている可能性があって、結果としてお題に対して正面から向かっていないことになるということだと思います。私が今までこういう回答をして、なんとなくもやもやしていたのはお題に向き合えてなかったからかもしれません。

ンゴさんのこのコメント痺れました。捻った(想像させる)回答が多いネット大喜利では、その回答を一瞬で理解できないという場面がよくあります。このとき、どういうことだろう?と少考した末にあまり面白くなかったら自分も時間返せって思います。捻った回答をする時はお気をつけて・・

wataoさんが私がお題を作る時に意図していたことを言ってくれてました!あと、やっぱりwataoさんは「回答が並んだ時」のことを考えて大喜利をやっているんだなと思いました。

お題②:自分の結婚式でみんなが怒っている理由

このお題は、二要素お題(要素が二つあるお題「結婚式」+「怒り」)を作ろうと思って考えました。二要素お題は縛りが強く、お題にどう寄り添うかで実力がはっきり出ると思っています。今見ると、二要素にしては縛りが弱いし、エピソードを促すお題になってて一つ目のお題と変わり映えしないなと後で気づきました。

1位の回答ですが、私も面白いと思って投票しました。ンゴさんはこういうボケを評価しないのは勇気がいると言っていますが、確かにその通りだと思います。「これがウケるのが正しいネット大喜利だ」とか、「これに投票しているのが大喜利を分かっている人」だ、みたいな評価基準が一部で存在していることは紛れもない事実です。このコメントからはンゴさんの、ネット大喜利のトレンドに流されない自分の中での線引きみたいなものを感じました。

このドクローネさんのコメントは個人的にかなり好きでした。私はテクニックとか知識とかを使いながら大喜利をする方なので、こういう構文があるのは分かっていたけど、このやり方を面白いと思ったことがなかったのでどういう構造で笑いになっているのか言語化したことがありませんでした。気づきをありがとうございます。

回答に含まれる数字に関する指摘ですが、私も骨密度さんと全く同じ意見で、これは数字の意味を考えてしまって投票中にノイズになることが多いです。その数字が絶対的な意味を持つものならばいいのですが、なんでもいい中で選んだ数字だと「この数字のこと面白いと思ってるのかなあ」と少し冷めてしまいます。
エコノミーさんは、少しだけ違う視点でこのたくさん繰り返すということで笑いを足そうとしているのは、それだけ元の発想に自信がないからじゃないのかという指摘をしています。これは自分がコメントされてたらかなり見透かされてしまったなと思うだろうな〜

第4章 各ゲスト採点者に対する印象

第2章で各ゲスト採点者についての印象を述べましたが、評価コメントを見た上で私が思ったことを簡単にまとめたいと思います。

4.1 エコノミー

エコノミーさんは、「自分には刺さらない」と言った上で、その理由とどうすれば良くなるかと言うことを示していて、なんか神様みたいだなと思いました。この「神様みたい」な立ち振る舞いをエコノミーさんには期待していたので非常にありがたかったです。

4.2 ドクローネ

ドクローネさんは、やはり言語化能力に優れた方だなと思いました。意外だったのは、言語化能力に優れているとその分回答の作り方がテクニックっぽくなるのに、テクニックによって作られた回答がそんなに好きそうではなかったことです。
おそらくこれは、テクニックが見え見えな回答が嫌なのであって、テクニック自体を憎んでいるわけではなさそうなので、本人が大喜利をする時はその辺りを意識してやっているのかなと思いました。

4.3 ンゴ

ンゴさんのコメントは未知数と言っていましたが、思っていたより王道のボケを好む傾向だったのと、大喜利をやるにあたって絶対にブレない一本の芯みたいなのがある人でした。
読んでいて面白いコメントがたくさんあって、一緒にチームを組んで大喜利をしたら絶対楽しいだろうなと思いました。

4.4 臭い紅茶

臭い紅茶さんは、かなり想像通りの人柄の方でした。変に気取らず、分からない回答は分からないと言って、それをきちんと理解した上でコメントを残すというのが非常に丁寧で、臭い紅茶さんを師匠にしたらストレスフリーで大喜利強くなれそうだなと思いました。

4.5 骨密度

骨密度さんに関しては、他のゲスト採点者の方より回答の文構造などを指摘するコメントが多かったように思えます。表現にものすごく気を遣っている方という印象は間違っていなかったと思います。みんなが内容を指摘している場面で語順とか書き方とかを指摘していた時は「個性出るな〜」と思って個人的に面白かったです。

4.6 watao

wataoさんは、コメントから「そりゃ強いわ」と思わせてくれました。すごく真っ当に大喜利をやっていると感じました。このお題を見た投票者はどんな回答を求めるのか?ということを念頭に置いた上で回答を作るから変に崩れないんだと思います。また、自分の回答が他の回答と並んだ時の景色みたいなのを想像できるのってめちゃくちゃ強いよな〜と思いました。

第5章 総括

まず、企画が危なげなく終了してよかったです。ただ、一回目を踏まえてかなり準備していたということもあって、企画がどう進むのか分からないドキドキ感みたいなのは少し薄れてしまったのかなと思います(これは別にそこまで悪いこととは思っていませんが)。
反省点としては、ゲスト採点者の方達に対してもう少し具体的な説明をしたほうが良かったのではないか、ということです。みなさんお気づきかとは思いますが、お題①よりお題②の方が取り立てたコメントの数が少なくなっています。これは、どうしてもお題①にあったコメントとお題②にあるコメントが重複してきてしまうという問題から起こってしまったことです。今回は、ゲスト採点者の方々には「自分好みでない」と思った回答五つ以上にコメントを残してくださいというふうにしかお願いしていません。これだけの指示で、あれだけ自分を出しながらタメになるコメントを残すゲスト採点者の方々には頭が上がりません。しかし、「コメントが被る」という問題に関しては、ゲスト採点者と回答者のどちらにもメリットがないことなので、この対策が今後は必要になってくるかなと思います。
現状考えている策としては、ゲスト採点者の方にはアドバイスした回答に可能な限り改変案を考えてもらうということです。つまり、具体的にこういう回答にしてみるのはどうだろう?という案を提示していただくということです。もちろん、それができる回答とできない回答があるのは分かるので、あくまで「可能な限り」ですが。
これによって、指摘した内容が重複した場合でも、改変案で差が出るので「参考にできる要素が増える」「改変案で個性を見ることができる」といったメリットが生まれます。
第三回大喜利登竜門を企画する際にはその点をゲスト採点者の方に伝えてからコメントを残してもらうようにしたいですね。

最後に、一緒に進行をしてくれたハシリドコロさん、本当にありがとうございました。取ってつけたように言及して申し訳ないですが、めちゃくちゃ助かりました。また良かったらお手伝いしてください!

とけつだいこん
(9290文字)

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