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ザ・サンドボックス、インドを最大の市場にすることを目指す

メタバース・プラットフォームのザ・サンドボックス(The Sandbox)は、今後2年以内にインドを最大の市場にすることを目指している。ザ・サンドボックスはメタバース・ゲームとベンチャーキャピタル大手のアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)の子会社としては初めて、現地企業との合弁事業を通じて今年初めにインドに進出した。

「我々は、世界のさまざまな地域を結び付けて、国境のない多様性と包括的な世界を構築したいと考えている。そのビジョンを念頭に置いて、1年前、インドで合弁事業を設立することに着手した」とザ・サンドボックスの共同創設者セバスチャン・ボルジェ(Sebastien Borget)氏は今月初め、インド南部の都市ベンガルールでのインタビューで米CoinDeskに語った。

ベンチャー支援を手がけるBrincとザ・サンドボックスの合弁事業は2023年2月に発表され、インドの映画産業であるボリウッドも包含するインドの文化的メタバース・ハブであるBharatBoxの創設につながった。

「ザ・サンドボックスのインドにおける事業主体がBharatBoxだ」と BharatBoxのCEO、カラン・ケスワニ(Karan Keswani)氏は述べている。「BharatVerseはザ・サンドボックスのマップ上のインドの土地だ」。

同社のインドへの進出は、議員らがWeb3業界に対して暗号資産(仮想通貨)からの切り離しを求めている中で実現した。 インドの暗号資産産業は、2022年に厳しい税金を課されて以来、生き残りモードにある。規制の雲がかかっているにもかかわらず、Web3ゲーム大手がインドに進出することは、この国のゲームとデベロッパーの将来性への関心を反映していると言えるだろう。

「我々は規制当局と連携し、この分野について議論する用意がある」とボルジェ氏は述べた。

過去6カ月の間に、BharatBoxはエロス・エンターテインメント(Eros Entertainment)、ハンガマ(Hungama)、シェマロー(Shemaroo)というインド映画界のレガシーメディア・エンターテインメント企業3社を含む25のパートナーと契約した。しかし、ケスワニ氏がインドをザ・サンドボックス最大の市場に押し上げると期待しているのは、インドの大手暗号資産取引所CoinDCXとの提携だ。

「CoinDCXとWeb3ウォレットのOktoとの戦略的なエコシステム・パートナーシップは、彼らの1600万人のユーザーへの露出を可能にする」とケスワニ氏は述べている。「ザ・サンドボックスは世界全体で500万ウォレットを持っている。CoinDCXとOktoとの提携によって、我々はOktoコミュニティを通じて300万から400万のゲーマーを獲得できると確信している。24カ月以内にこれらのユーザーを取り込む、それが我々のビジョンであり、そうなれば、インドがザ・サンドボックスの中で最大の市場になるだろう」。

CoinDCXとOktoの共同設立者であるニーラジ・カンデルワル(Neeraj Khandelwal)氏は米CoinDeskに対し、「Oktoは、メタバースとゲームのエコシステムにおける最高のプレイヤーの1つと協力し、彼らがインドで強力な足場を築く手助けができることを嬉しく思っている」と語った。

パートナーシップのほとんどは契約およびLAND(土地)パートナー契約であり、オープンメタバースで取得したLAND NFTを使用して、インド専用のサンドボックスにおいてゲーム化された体験を構築できる。最近では、インドの壮大な叙事詩の「マハーバーラタ」をメタバースに展開している。

BharatBoxはまた、アニモカ・ブランズの幅広いポートフォリオをインドに導入し、チケット販売やブロックチェーンゲームなどの他のWeb3ソリューションを提供することにも取り組んでいる。

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