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こうして私はGoogleに入った(営業・中途入社)
はじめに
少々話題に乗り遅れた感があるものの、私はこうしてGoogleに入りましたエントリが流行っているので、振り返りも兼ねて入社までの経緯をまとめておきたいと思います。
私は2015年に中途入社しアカウントマネージャーと呼ばれる職種に就いています。いわゆる広告営業です。エンジニアではないので、このビッグウエーブに乗るか迷いましたが以下の3点から意味があるのではないかと思い公開した次第です。
・Googleの利益の85%は広告事業から生み出されている
・その一方で、Googleって広告やってるの?とよく言われる
・そして、それを売っている営業に関しては更に何しているかの情報がない
3点からとか言うとロジカルな感じが出せますね。ただし無防備に元コンサルの人の前とかで使うと突っ込まれること必至。ともかく、Googleにも営業っていうのがいるんだぜというお話。
略歴
・国内私立大学卒
・国内IT企業(営業) -> 国内スタートアップ(ビジネスディベロップメント) ->起業 -> Googleで広告営業
きっかけ
新卒で働き始めてから外国(または外資系企業)で働くということに漠然と興味をもっており、LinkedInに登録していました。ある日、Googleのリクルーターから「Google興味ありませんか?」的な連絡がきて、何も知らなかった当時の自分は「これがヘッドハントってやつか!」と興奮した記憶があります。
この時は面接を4回した後に、採用委員会まで書類が送られたのですが、そこで落ちてしまいました。しばらくした後、大学の先輩から「Googleで昼飯でもどうか」と誘われて、そのままリファー(社内推薦)してもらいました。
英語力
TOEIC 865点
面接当時、海外生活経験は1ヶ月の語学研修を除いてなし。
TOEICは、Aランク(860点以上)になれば英語ができないとは思われないだろうという程度に勉強しました。TOEICのスコアはそれが絶対的な運用スキルを表すわけではないので、あくまで参考にしている程度だろうと思います。
会話に関しては「Your English is very very good.」とネイティヴに言われるので、発音か雰囲気かの面で話せるオーラは出ているものと思われます。(実際この辺は英語うまいねと言われている内はOKレベルという話もあり、これだけでも1エントリ書けそうなトピックです。)
英語の勉強法に興味がある方は別途コメントください。リクエストが多かったら書きます。
面接(インタビュー)
標準的には4回と言われていますが、3-5回なることもあります。私の場合は5回受けました。
流れとしてはリクルーターによる電話インタビュー -> Googleオフィスに赴いてのオンサイトインタビュー4回という感じ。他の企業の面接がどうかわからないですが、9-12時の間などで設定されてスケジュールの調整が大変だった覚えがあります。
電話インタビューは30分ほど。
簡単な志望動機を話した後(日本語)、ここから英語に切り替えますと言われ、実際の仕事内容と関連した質問(あなたがこういう職種・立場だったとしてクライアントをどう説得するか)をされました。
オンサイトインタビューは各回1時間。
面接官は
・チームメンバーになる人
・その人の上司
でした。1回目はうまく行ったものの、この2人目の面接を受けた後にリクルーターから「いま進んでいるポジションは残念ながら次に進めなくなってしまったが、他のチームは興味があるか」と連絡があって、違うポジションの面接に進むことに。2人目のインタビューは面接官が海外出張帰りで非常に眠そうだったこともあり、うまく噛み合わない雰囲気だったのも次に進めなかった原因かな。だってにんげんだもの(みつを)
ということで別のチームで引き続き面接をすることに。面接官は以下の3人。
・直属の上司になる人
・その上の執行役員
・シンガポールにいる女性のアメリカ人の執行役員(視点の多様性確保のため、国籍・性別など自分と属性が違う人が面接するらしい)
質問としても割とベーシックな質問で、業界知識・ロジカルシンキング・英語力を見られているのかな、という感じでした。
シンガポールとはVCで面接したが、ビデオが映らず音声で1時間というなかなかに痺れる面接でした。
面接後
面接は毎回終わるたびに「あー、落ちたなこりゃ」「あれはもうちょっとうまく言えたな」とテンションが下がっていましたが、面接5回目終了後に次のステップに進めるとの連絡が。
一度この段階から落ちているので、あまり気持ちが上滑りしないようにしながら、採用委員会に送る書類作成のために前の会社の同僚にリファレンスをお願いしたりして、結果待ちのお祈り。外資系では履歴書の内容の確認などのためにリファレンスチェックがあるので、会社を辞める際は後を濁さないことをおすすめします。
面接が始まったのが秋だったこともあり、ちょうどアメリカの感謝祭・ホリデーシーズンに突入して、諸々のスピードが滞った。すわ越年かと思っていたら、クリスマス前に連絡が来て、オファーをいただきました。
まとめ
面接を受けてみるまでは、働いているのはスタンフォードとか海外一流大学卒や海外留学・帰国子女でバリバリ英語喋れて、頭がキレキレの人しか入れないのではないかと思っていましたが、実際に挑戦してみると必要とされる内容もわかってきて、決して手が届かない夢の世界ではないと感じました。興味を持たれた方は、英文レジュメを用意してぜひこちらからチャレンジしてみてください!
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