2022年中日ドラゴンズ開幕オーダーを考えてみた

 はじめましての方ははじめまして。どうも皆さまこんにちは、とけいと申します。今回は2022年中日ドラゴンズ開幕オーダーを予想していきたいと思います。本noteは2022年2月4日現在の情報を基に

1.大島選手コンバートパターン
2.勝利重視パターン
3.育成重視パターン

の3つのパターン別に開幕オーダーを考えていくものとなります。予想には私情が含まれるかと思いますので、その点を留意の上でお読みいただけたらと思います。なお、本noteで選手名が呼び捨てとなっている場合は敬称略である点にご注意ください。

1.大島選手コンバートパターン

1(遊)京田陽太
2(左)大島洋平
3(二)阿部寿樹
4(一)ダヤン・ビシエド
5(三)高橋周平
6(捕)木下拓哉
7(右)渡辺勝
8(中)岡林勇希
9(投)柳裕也

 上記はいずれ問題になるであろう大島選手のコンバートを今季開幕から行った場合を想定したスタメンパターンとなります。このパターンのポイントとなるのは、大島選手をコンバートした場合に両翼のどちらにコンバートするのか、という点であることは間違いないでしょう。その点についての説明の前に、大島選手のコンバートを何故行う必要があるのかについて触れたいと思います。大島選手は2021年もGG賞ゴールデングラブ賞を受賞していますが、DELTAなどの分析サイトが発表している、UZRと呼ばれる守備指標では年々下降傾向が出ており、センター守備によるプラスは期待しにくい状況となっているためです。ですがここで両翼のどちらかにコンバートするとなった時に問題になるのが大島選手の刺殺力になります。大島選手のは決して肩が強い選手とはいえず、刺殺能力や進塁抑止能力が求められるライト守備は向かないと判断しました。
 そしてその大島選手の空いたセンターの後釜には岡林選手を予想しました。岡林選手は昨年、立浪和義新監督以来の10代で月間二度の猛打賞を記録するなど、野手練習をプロに入ってから本格的に始めたとは思えない、抜群の野球センスが魅力の選手です。走力にも優れておりある程度の守備範囲が計算できる他、高校時代はMax153k/mを記録したこともある強肩もあるため、大島選手とは異なり進塁抑止能力や刺殺能力にも期待ができます。岡林選手に関しては、非力な印象は未だ拭えないもののそのコンタクト能力やバッティングセンスは既に今の中日一軍レベルにあると判断しました。
 またライトの渡辺選手は根尾昂選手と悩みましたが、渡辺選手のライト守備に対して大きな不安がないことと、根尾選手が去年のような打撃成績のままだと8番9番に打撃が期待できない選手を並べることになるため、少しでも得点力を上げる為には渡辺選手を起用した方が良いと考え予想しました。

2.勝利重視パターン

1(遊)京田陽太
2(中)大島洋平
3(左)アリエル・マルティネス
4(一)ダヤン・ビシエド
5(三)高橋周平
6(捕)木下拓哉
7(二)阿部寿樹
8(右)岡林勇希
9(投)柳裕也

 上記は打撃力を中心に実績のある選手を優先的に起用した場合、チームのメインに勝利重視を据えた場合を想定したスタメンパターンになります。打線の並びとしては、できるだけジグザクになるように意識してはいますが、大島選手を3番に置いた場合、二番に併殺の多い選手を置くことになるか、左が1~3番に並ぶパターンの予想しかたたなかったため、大島選手を2番として3番に昨季の秋季キャンプから外野守備の練習を本格的に始め、首脳陣が外野として使う意図があると思われるA.マルティネス選手を据えました。
 5番は3~5番に右が三人並ぶことを避けるために高橋周平を置き、昨年チーム日本人唯一の二桁本塁打を放った木下選手を6番に置きました。7番は石川昂也選手と迷いましたが、今年の報道各社が公開している練習映像を見た限り、”飛ばす”フォームへと改造を行ったように見える阿部選手を選択しました。また、二塁阿部選手三塁高橋選手とするのが最も守備貢献を期待できると考えたため、このポジションと選手予想としました。

3.育成・勝利両立パターン

1(遊)京田陽太
2(右)岡林勇希
3(中)大島洋平
4(一)ダヤン・ビシエド
5(三)高橋周平
6(捕)木下拓哉
7(二)石川昂也
8(左)鵜飼航丞
9(投)柳裕也

 上記は将来的に強いチームにしていく為の育成と勝利の両立を考えた場合の予想スタメンパターンです。二塁に石川選手を据えた理由は、立浪監督が最初は難しいポジションでの起用を石川選手に対しては検討している、という情報があったからです。そして8番にドラフト1位のアドゥ・ブライト健太選手ではなく、鵜飼選手を選んだ理由は完全に私情です。一応、ブライト選手は直近ではないものの、昨年怪我もあってフォームを崩していたという点も加味してはいますが、昨年の阪神佐藤輝明選手のように当たればどこまででも飛んでいく選手、というのは中日ドラゴンズにとって喉から手が出る程欲しい存在であり、そういう選手になれる素質という点では鵜飼選手の方が上であると考えたからです。

4.すべてのパターンに共通する点の説明

 ここまですべてのパターン予想に目を通していただいた方はもうおわかりかと思いますが、すべてのパターンに共通しているポジションや打順があるため、本章にて一括で説明したいと思います。

(1)1番ショート京田選手について
単純に京田選手にとって1番という打順が最も自身の能力を発揮できる打順であると考えているため。但し、立浪監督が2番に小技をあまり求めない場合は、OP戦でのOPSや長打数次第では2番の方が良いと考える。

(2)4番ファーストビシエド選手について
動かす必要を感じないため。2番大島3番ビシエドの並びも考えたが、今の中日に4番に据えられる選手がいるかと言われると微妙なため。A.マルティネス選手の選球眼が悪くないため、3番A.マルティネス4番ビシエドの並びの方が1・2番が出塁した際のプレッシャーが大きいと考えた。

(3)5番サード高橋選手について
昨年は微妙な結果に終わったものの、一昨年もしくはそれ以上の成績を残すことが出来れば、守備貢献も相まって動かす必要はないと考えたため。石川昂也選手のOP戦の成績次第では、二塁守備に就く選択肢もアリだとは思っているがそもそも実戦形式の練習すら始まっていない状況で、石川選手がどのくらいできるかを予想することは難しかった。

(4)6番キャッチャー木下選手について
打撃能力を踏まえると去年の様に下位打線に置くのは微妙だし、逆に上位に置きすぎると打撃の負担が大きいため、休み休みでもシーズン通して一定の成績を維持したまま出場を続けるのは難しいと考え、ギリギリのラインとして6番を選択した。また、5番木下選手の場合はクリーンアップが右3人になりやすいため6番が最もよいと考えた。

(5)開幕投手予想が柳投手であることについて
柳投手か大野雄大投手の二択だったが、開幕が東京ドームでの巨人戦のため一発を浴びやすい大野投手よりも柳投手の方が相性が良いと判断した。

5.最後に

 今回上げたパターンの中で最も当てる気があるのは2のパターンになります。ただ、昨年の阿部寿樹選手・高橋周平選手の結果を踏まえると、実戦形式の練習や練習試合、OP戦の結果次第では石川昂也選手がスタメンに割って入り、セカンドもしくはサードに就く可能性も十分あると考えています。ただ、石川選手は怪我などもあって昨年までの2年間で未だに一度もシーズン完走を2軍ですら経験していないことから、1軍でシーズンを通して活躍できるかは疑問が残る点であるため、阿部選手・高橋選手以外にも三ツ俣大樹選手や堂上直倫選手らとの柔軟な起用が想定されます。勿論、シーズンを1軍で完走し、一定の成績を残してくれるのであればそれに越したことはありませんが、過度な期待は禁物かと思います。また、スタメン予想からは外れましたが、根尾昂選手も肉体改造によって明らかに身体自体は大きくなっているため、岡林勇希選手との立場はその守備力も考えると容易に逆転しうるとも考えています。
 ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。春季キャンプが開始したことや、2022年版実況パワフルプロ野球の内容が続々と公開されていることもあり、野球熱が上がったこともあって急遽筆を執ったため、読むに堪えない文章となっていたら大変申し訳ありません。
 来年度から就職関係やゼミなどもあってなかなか更新はできないかもしれませんが、中日ドラゴンズ関係のnoteは不定期で書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

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