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【物語】 武市健太

はじめまして。
浦和レッズのにわかファンでお酒がめちゃめちゃ強い大好きな手塚君からバトンをもらった、体育学部競技スポーツ学科4年武市健太です。(東海大学付属高輪台高校出身)

自分は大学サッカー4年間の振り返り主に3、4年の事をブログという形で書きたいと思います。長くなりますが読んで頂けたら幸いです。

大学サッカーやるからには目標は関東大学サッカーリーグ出場。3年ぐらいになったら出れると思っていた。
しかし現実は1試合も出れずに終わった。

1年生、全く試合に出ていなかったのに夏の帰省後になぜか1つ上のカテゴリーに上がった。今でもなぜか分からない。
ラスト1試合だけスタメンで出る事が出来たが1年目の公式戦はこれだけ。

2年生になると少しずつ試合に絡めるようになったがほとんど途中出場。2年目まではIリーグにすらまともに出れていない状況だった。

そして勝負の3年目。
Bチームスタートだったがチャンスは急に来た。TOPチームの合宿に途中から呼ばれボードを見たらスタメン。合宿でチャンスを掴み合宿後からTOPに上がり関東リーグ1週間前までスタメンで使ってもらった。
この時自分の中で「関東リーグ出れるじゃん」そう思っていた。
しかし関東リーグ前ラストの練習試合で前半20分交代。しかも代わりに出た人がハットトリック。正直終わったって思った。
ベンチは入れると思ったけどメンバー外。
そこから2ヶ月メンバー外だった。

入ったばかりの1年生、後輩の2年生が出ているとなんであいつが出てんだよとか素直に応援出来なかったりとかミーティングメンバーだけでやれよとか人のせい監督のせいにしたり自分の悪い所ばかり出ていた。

自分の実力のなさ、現実を受け入れたくなかっただけ。自分が嫌いなプライドだけ高く口だけ人のせいそういう選手になっていた。
後輩のみんなこうはならないで。
人のせいにしないで自分のミスは自分のミスと思えるような選手、自分から逃げないで常にベクトルを自分に向けられる選手になってください。

その後何度かベンチ入りするも試合には出れずそんな奴がTOPに残れるわけもなく夏の帰省後にBチームに落ちた。
Bチームに落ちてIリーグに出場させてもらうもIリーグ1部降格。
結果を出せなかった。3年目のシーズン終了。


残された期間は1年。
やはり関東リーグ出場は諦めきれなかった。
ラストシーズンは4年生が引退してから少しの期間TOPチームに混ざるもすぐにBチームに落ちた。シーズン途中で木村くんのメンタルブレイクによりキャプテンになった。

前期のIリーグは全試合フル出場。
でもなぜかTOPに上がるのは後輩ばかり。Iリーグにあまり出ていない後輩も上がった。
この時はなんで俺じゃないの、いつ上がれんの、1番出てんのは俺だぞって最初はそう思ってた。もうIリーグでいいかなとも思った。

そんな中前期ラストのIリーグ後に明日からTOPとラインが来た。
やっと認めてもらえた気がして嬉しかった。
それと同時になんでこのタイミング、もっと前に上がらせてくれよとも思った。

関東リーグに出たい。
けど1試合も出れないで引退したらどうしよう。

迷い考えた結果、自分はTOPの誘いを断った。自分の手から関東リーグ出場という目標を離してしまった。
息吹ごめんな。お前はすごいよ。
俺は出れなかったとしてもTOP行くよ」って言葉忘れません。
俺は逃げてしまった。ダサいし情けない。
でも自分の道は不正解だとは思わない。正解だとも思っていない。答えなんて分からない。
だから一成、俺とお前は間違ってはいないよ多分。笑

こう決めたならIリーグを頑張るしかない。
後期は勝てる試合も多くなり、Iリーグ1部1位。1部でこのチームが1位取れるなんて前期は思ってもなかった。チャンピョンシップ出場するも1回戦0ー2負け。

次の日関東リーグあるのに応援してくれたTOP、メンバーに入れなくて悔しいのに応援してくれたu-22A、Iリーグ終わったばかりで疲れているのに応援してくれたu-22Bのメンバー感謝してます。

1年間一緒だったu-22Aのメンバーありがとう。キャプテンらしい事出来なかったけど楽しかった。

応援色々あったけど俺は東海の応援良いと思う。野次が多く、こっち見てーとかあるけどやるときはやる一体感がありホームでやるIリーグ好きでした。
応援の欠席を取ってる時点でまだまだダメな所はあるけど相手への野次、審判への文句をやめれば素晴らしい応援だと思う。
来年からもっと素晴らしい応援になる事期待してます。

後輩のみんな1日2時間の練習熱くやってください。
面倒くさい時やだるい時もあると思う。
でも当たり前の環境じゃないから。
当たり前だと思わないで。
それが出来ないならサッカーやめたほうがいい。
親への感謝の気持ちを忘れずに。

成豪、剣進、翔太郎、啓太、陸玖、創一朗、横田どのカテゴリーになっても頑張れよ。
期待してる。
部屋っ子の功成、怜哉腐らず最後まで頑張れよ。

大学までサッカーやらせてもらった親には感謝してます。
父さん、自分の父は大学1年の時亡くなった。父さんサッカーに出会わせてくれてありがとう。サッカーの全てを教えてくれてありがとう。大学で試合に出てる姿を見せてやれなかったり、お酒を一緒に飲む事が出来なかったのが後悔だけどすごい感謝してます。
これからも見守っててください。

母さん、多分こっそりTwitter見てると思うけど。大学で1回だけサッカー辞めるって言った時、「大学までは好きな事やりなさい、何とかするから。」その言葉で自分は救われた。
Iリーグや関東リーグでベンチ入りするだけでも見に来てくれて遠い所でも一人でいつも来てくれてありがとう。
関東リーグ出れずに終わってかっこいい姿1回も見せてあげること出来なくてごめん。
苦労や迷惑めちゃめちゃかけたけど4年間続けさせてくれてありがとう。
これから少しずつ恩返しするので待っててください。

最後に4年生のみんな、みんなのおかげでサッカーや寮も楽しかった。
早く学年会やりましょう。


次回のブログは自分達の代をずっとまとめて引っ張ってくれた半沢くんです。1年生からTOPにいる半沢くんの4年間の熱い想いを聞かせてもらいましょう。

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