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ニンジャスレイヤーボスキャラコンテスト 結果発表!

はじめに

ボスキャラコンテストに参加してくださった皆さん、お疲れさまでした。皆さんが作った様々なボスは、いずれもセッションで使いたくなるような工夫がなされており、見ていて非常に楽しいものでした。

選外として投稿されたものを含めても全部で31本もの記事が書かれ、ニンジャスレイヤーTRPGという小さなコミュニティでは望外の大きな盛り上がりを見ることができ、企画者として大変嬉しく思います。以下のマガジンに記事をまとめさせていただきました。もしも抜け漏れなどがあれば、コメントなどでお伝え下さい。

それでは、私の独断と偏見で、3つのコンテストの各ベストを発表させていただきます。

コンテスト1:原作再現コンテスト

「原作の戦闘描写やキャラクター性を再現する」という前提に沿ってニンジャを作成してもらうコンテストです。あくまでも原作を再現するものであるため、オリジナルのニンジャは投稿できません。
また、公式にデータがあるニンジャであっても投稿可能です(ただし、公式データとゲームバランスなどの点で比較を行うことになります)。
このコンテストは「原作をどこまで再現できているか」が評価軸になります。
このレギュレーションで投稿できるニンジャデータは1人につき最大1体です。
応募する場合、「 #原作再現ボスコン 」のハッシュタグを付けてください。

以上のレギュレーションに沿ったものの中でベスト1位に輝いたのは、以下の記事です!

ニンジャスレイヤー第4部に出てきたろくでもないサンシタのなかでも特にろくでもない「アイアングリル」を再現したFeno2さんの記事が、再現部門1位に輝きました。
壁を何一つ越えていない能力値、驚くべき回避ダイス0、少女を見ると目を濁らせて襲いかかる下劣さ、体力の残りによって攻撃対象を変えるけれどもそのパターンがまたろくでもない! 見ていて思わず笑ってしまいました。
そこそこ強いニンジャと組ませた場合、結構厄介な壁役になるのも好印象。キャンペイグンの序盤に出すにはもってこいの敵でした。

次点として魅力的だったのは以下の記事です。

カツカツさんの「サラマンダー」の記事は大変魅力的で、こちらのカラテをラーニングしていくサラマンダーの厄介さを見事に再現していたと思います。

コンテスト2:基本ルールシナリオクリア後PC向けコンテスト

「『ヤクザの事務所』『ニンジャの自宅』をクリアし、余暇を消費してサンシタからそこそこ成長したPC4人が次のシナリオで戦うボス」という前提に沿ってニンジャを作成してもらうコンテストです。
こちらにはオリジナルのニンジャを投稿可能です。
前提となるPCが「苦戦しつつも、きちんと勝利できる」程度の強さであることが求められます。
このレギュレーションでは1人につき最大4体までのニンジャデータを提出可能ですが、同じ戦闘で一度にそれらのボスと戦闘することが前提となります。
応募する場合「 #コアクリア後ボスコン 」のハッシュタグを付けてください。

以上のレギュレーションに沿ったものの中でベスト1位に輝いたのは、以下の記事です!

序盤を生き延び、強化されたPCの前に立ちはだかる鋼鉄の魔神、t3_swnavyさんの「モーターマジン」が、コアクリア後コン1位に輝きました!
ニンジャスレイヤーという恐怖の存在から逃げ延び、強化されたPC。プレイヤーたちは当然、自分のキャラの強化を実感したいもの。そんな時、巨大なモーター兵器との戦いを行い、それに勝利するのは大変楽しいものです!
数値上は強大この上ない敵でありながらも、精神集中成功を的確に使えばさほど恐ろしくなく、回避を行わないためにPCの攻撃をバシバシと当てていけるというデータの調整は見事なもので、データを見たプレイヤーを驚かせつつも、勝利の時には確かにPCの強化を実感できるという点で大変良いボスキャラだと思いました。

次点として魅力的だったのは以下の記事です。

海中劣さんの「アーマード」は魅力的なボスキャラクターであると思いました。記事から少し引用させていただきますが、

 特に原作を読みこんでいる読者からすると、シルバーカラスを殺害し、ヤモト・コキを捕獲してリー先生のラボ送りにした場合、ソウカイヤのニンジャとしてはもちろん大成功ではあるが、描写によってはPLの心のどこかに残虐行為を行ったしこりのようなものが残るかもしれない。アーマードはそういった鬱憤を晴らすべく「あ、コイツは殺すのに遠慮が要らないな」とPC達が思えるようなキャラクターにした。

という、プレイヤーのモチベーション管理に気を使うゲームマスターにとって大切な着眼点が書かれていたのが個人的には非常に良かったです。そう、悪いことを嫌うプレイヤーもいるからね!

コンテスト3:凶悪! リアルニンジャコンテスト

キャンペイグンのラストボスなどに使用できる、強力な「リアルニンジャ」を投稿してもらうコンテストです。
原作に存在するリアルニンジャでも、オリジナルのリアルニンジャでも構いません。
ただし、あくまでもキャンペイグンのラストボスとして使用可能な強さであることが求められます(リアルニンジャだからといって倒せないほど強いのはNG)。
このレギュレーションで投稿できるニンジャデータは1人につき最大1体です。
応募する場合、「 #リアルニンジャボスコン 」のハッシュタグを付けてください。

以上のレギュレーションに沿ったものの中でベスト1位に輝いたのは、以下の記事です!

Frikugelさんの「イシダ・ニンジャ」がリアルニンジャコンテスト1位に輝きました!
石田三成という戦国ビッグネームと、幻影のニンジャを多数召喚し、キョジツテンカンホーによる支配攻撃、「★★幻影拘束」による精神力枯渇を狙いなど、非常にいやらしい攻撃が多数ありました。
設定も含めて、PCの前に立ちはだかる大ボスとしては大変魅力的なものであり、キャンペイグンのためのセッティングなどの導線も丁寧に作られていたのも高ポイントでした。
ただ、キャンペイグンなどでは壁超えチャンスが限定的になることもあり、最終盤でも【ニューロン】6以下のPCがたまにいるのに対するフォローがないのは気になりました(戦闘時に何もできず魅了されてしまうため)。テンカンホーに対する何らかの抵抗手段があればより良かったかなと思います。

次点として魅力的だったのは以下の記事です。

原作で死体だけでも猛烈に厄介だった「アクマ・ニンジャ」が完全復活したらどうなるか……という弩級厄ネタを再現し、DOOMめいてろくでもないイクサが繰り広げられるのは大変魅力的だと思います。「★★獣の数字」や「★ジゴクの息吹」も極悪な威力で大好き!
ただ、ざっくり40上限でPCを作ってテストしてみたところ、1ターン目にそのままPCの半分が魅了されて戦闘がぐだぐだになったので、魅了周りはなんらかの手入れをしたほうがいいでしょう(ex:各ターン開始時に現在の【精神力】で「難易度:Hard」の判定に失敗すると魅了されて能動的難易度+2と回避難易度+1、成功しても能動的行動難易度+1が手番終わりまで続く、次ターン開始時に再判定必要だけど一度抵抗成功したらそれ以降は抵抗成功として判定省略、とか)。

最後に

改めて皆さん、多くのボスキャラクターを投稿くださりありがとうございました。様々な設計思想やデータの使い方の違いを見られて、たいへん楽しかったです!
ニンジャスレイヤーTRPGも2版が進行中ですが、ある程度データが出揃った場合また2版バージョンのボスコンをやってみたいですね。その時はよろしくおねがいします!

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