ニッキー・ホプキンス発、ビッグブリッジ経由、ラストソング着
何かでふと目にした「ウィークエンドサンシャイン」を聴きました。
これはNHK FMでやっているピーター・バラカンの番組で
その存在すら知らなかったのですが、10/29の回が「ニッキー・ホプキンス特集」だったのです。
ニッキー・ホプキンス
ピアニスト、ソングライター
60年代の数々のバンドの録音にてピアノを弾いていた名手。
ビートルズ、ローリングストーンズやキンクスなどなど上げればきりがないのですが。
特に有名な参加曲はローリングストーンズのShe's a Rainbowなどでしょうか。
個人的には1973年のソロアルバム「夢見る人」がとても好きでした。
というわけで、「ウィークエンドサンシャイン」を聴いたのです。
ウィークエンドサンシャイン
始めて聴いたのですが、ピーター・バラカンの丁寧な曲紹介からかかる曲、時にはリスナーからのリクエスト曲なども織り交ぜつつ。
基本的にはフルで曲を聴けて構成もよくて、非常に満足度の高い番組でした。
ジョン・レノンのソロ、「ジェラス・ガイ」は超有名なイマジンよりもいい曲だと思っているのですが、これもニッキー・ホプキンスのピアノなのかという新しい発見もありました。
が、ぼくの好きなニッキー・ホプキンスのソロアルバム「夢見る人」の言及は一言程度で、そこからの曲紹介もなく、ほぼ素通りでした。
なんということでしょう。
(実際には翌週の放送でしっかりと「エドワード」と「ウェイティング・フォー・ザ・バンド」が流れていました)
ええ、もちろん聞き逃しましたよ。
おかげでそれ以降の回は録音するようになりました。
「夢見る人」とビッグブリッジの死闘
まあ、ね。アルバムは持っているからいいんだけどね。
ということで、久しぶりにアルバム「夢見る人」を聴いてみました。
いやー、やっぱりいいね。
冒頭からずっといい曲が続き、とても良い気分になります。
そして3曲目のエドワード、これはQuicksilver Messenger Service時代にもやっているのですが、よりアップテンポ。
これもよく聴いたなーと思っていると、たまたま近くにいた妻がこう言いました。
「あれ、ビッグブリッジの死闘?」
ビッグブリッジの死闘、どこかで目にした記憶ではファイナルファンタジーのいくつかで使われていた戦闘曲だったはずです。
いやいや、これはニッキー・ホプキンスと説明をしたものの、気になりますよね。
こんな時便利なのがYOUTUBE
「ビッグブリッジの死闘」を検索してみると、オリジナル以外にもたくさんの動画が見つかりました。
聴いてみるとたしかに冒頭のところは似ています。
まあこれだけの名曲なのでインスパイアされたというものがあっても驚きません。
そんなことからもニッキー・ホプキンスがいかに人気があるのか、ソロアルバムが名盤だったのかを考えるわけです。
そしていろいろと情報を調べてみようと思った矢先、一歩目のWikipediaで気になるものが。
ディスコグラフィを順に追っていくと、ソロアルバムに関してはすべて持ってることが確認できました。
しかし、そのアルバムのリストの後半の方。
なんだろうこの並びは・・・。
逃亡者 オリジナルサウンドトラック
パ★テ★オ
ラストソング
並木家の人々 Original Soundtrack Album
どういう伝手があったのかは不明なのだけど、フジテレビ系のドラマのサントラをいくつも手掛けていたことを知りました。
どれも観たことはないのだけど、ラストソング・・・。
これはもしやと調べてみると、吉岡秀隆、本木雅弘の映画ではないですか。
この主題歌を幼いころに耳にした記憶だけはありました。
ラストソング
気になるよね。
まあYOUTUBEでも予告編や、主題歌は聴けるのですが、サントラにはニッキー・ホプキンスの曲もあるということがわかり、
方々探してメルカリを通じて入手することができました。
内容はよくあるサントラといった感じで、別段ニッキー・ホプキンスらしさとかもなく、あまり印象に残る曲ではありませんでした。
それよりも妙に耳に残ったのは吉岡秀隆の歌う「ラストソング」です。
これは・・・、なんだろう。なぜか中毒性がある。
以降、ぼくの睡眠導入プレイリストには以下が追加されました。
ニッキー・ホプキンス:サンダウン・イン・メキシコ
吉岡秀隆:ラストソング
眠れる!眠りが止まらないぞ!
つまりラストソングにはあまり辿り着かないままに寝てしまっているのです。
おやすみなさい。
サポートをしていただけたら、あなたはサポーター。 そんな日が来るとは思わずにいた。 終わらないPsychedelic Dreamが明けるかもしれません。