弱さを直視しつづける強さ(強さのパラドックス)
人間において最も重要なこととは、己の弱さと正面から向きあい、不安から決して目をそらさずに見つめつづけ絶望する勇気、あるいは、自分自身との終わらない闘いを繰りかえしながら、真理へ肉薄していく好奇心、そして己の闇の底へ深く深くどこまでも潜っていく態度である。
この、自己探索を何がなんでも推しすすめる、ただひたすらに圧倒的な納得を求める、そしてこの直観でどうしても真理を捉えたいという、ある種の偏執的で非生産的な態度は、勉強や仕事がどれだけできるか、他人といかに仲よく過ごせるか、な