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俳句生活令和5年1月人選【春待つ】

令和4年8月より【俳句生活】に投句開始しました。
1月の兼題は【春待つ】

【季語】春待つ(はるまつ)晩冬
【子季語】待春、春を待つ
【解説】長く厳しい冬が一段落して、寒い中にも時折春の訪れを感じる頃、新しい季節を待つ気持ちが強まる。早く春よ来い、来て欲しいと願う気持ちである。
きごさい歳時記より



トップ画は伊集院秀麿さまの絵をお借りしました。
セーター姿の利発そうな女の子が素敵です。


●投句作品●

【人選】つぼみほどのカヌレをひとつ春を待つ  袋小路綴乃

▪️友人とランチに行った時、デザートにひと口サイズの小さなカヌレが出てきました。こんなに小さなカヌレがあるんだ~!カワイイ💗と思ったので句にしました。小ささを表現するのに「莟ほどの」としました。上六ですが、ゆったりとした時間を表現出来るかなぁと思い挑戦しました。
「春待つ」は映像を持たない時候の季語なので、季語以外のフレーズは映像のハッキリしたものにしようと心掛けました。

同時投句は【北窓のアパートひそと春を待つ】【のら猫のしづかな気配春を待つ】でした。

夏井先生、ありがとうございました🙌



●俳句鑑賞●

【天】人差し指よ春待つFの音に成れ  沢拓庵さま

▪️天の作品を鑑賞させていただきます。
こちらは上五からビックリしてしまいました。「人差し指よ」という上五は見たことがなったので。
(๑º ロ º๑)!!
「春待つ」を「Fの音」に掛けるのは上級技ですね。いつかやってみたい( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )✨
「音に成れ」と命令形での着地も意外性がありました。
夏井先生より「思い通りの音になるまで練習する心は、春待つ心と重なります。」との事。
なるほど。φ(・ω・`)メモメモ



これからも俳句を楽しく続けていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。(ૢ˃ꌂ˂⁎)


袋小路 綴乃ふくろこうじ とじの



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