フィレンツェ再発見:ダビデ像より心に残った2キロのステーキ
フィレンツェといえば何を思い浮かべるでしょうか。
ルネッサンス芸術の中心、大聖堂、ポンテベッキオ、ミケランジェロのダビデ像などそれぞれに思い浮かべるものがあると思います。
しかし、我々三人組にとってのフィレンツェは、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(Bistecca alla Fiorentina)の聖地。そう、驚くほど分厚いTボーンステーキを堪能できる美食の楽園なのです。
この写真をご覧ください。2キロもの巨大な肉塊を、店主が誇らしげに我々の目の前に差し出したのです。
その瞬間、店主の目には
「さあ、お前たち。この肉の山を征服できるかな?」
という、半ば挑戦的な眼差しが浮かんでいたのが印象的でした。
調理方法は、炭火で焼き、塩、コショウ、オリーブオイルで味付け、ご覧の通りほぼレアで食べます。
このステーキの魅力はなんといってもTボーンを挟んでフィレとサーロインが食べられることです。
我々はほぼ岩塩のみで完食、さすがにもう食べられないと思っていたのですが翌々日また別の店を探してこのTボーンステーキを食べたほどです。
とはいうものの折角フィレンツェに来たのですから一般的な観光地にも足を運んでおくべきですよね。
まずはステーキを食べた後、いい気持ちでフラフラと歩いていたら突如 目の前にフィレンツェの大聖堂が出現。その美しく堂々たる姿に見惚れてしまいます。
そしてフィレンツェといえばファッションの中心地
このポンテベッキオの中にあるお店でバスターさんが何点かシャツを購入しました。
疲れ果ててたどり着いたホテルの横には、小さな移動式観覧車がありました。そこで遊ぶ親子の無邪気な笑顔に心が和みます。
街の喧騒から少し離れたこの場所で、ゆっくりと回る観覧車を眺めながら、旅の余韻に浸ります。
美食に酔い、芸術に魅了され、そして何気ない日常の一コマに心を打たれる。
フィレンツェは、まさにそんな多面的な魅力を持つ街なのです。
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