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【2023年7月環境】エクソシスターについて


今回2023年7月リミットレギュレーションに変わってから、優勝×2、準優勝、ベスト4へと結果を残せました。
今回はエクソシスターの基本的な展開や徹底解説をさせて頂きます。


【今期このデッキを選んだ理由】

エクソシスターというテーマのイラストや動きが好きで、POWER OF THE ELEMENTSでエクソシスターマルファとエクソシスターリタニアが登場して以降、かれこれ1年以上使っておりました。
前期はピュアリィの台頭により、壊獣やエクシーズオーバーディレイがメタカードとして流行し、ピュアリィと同じくエクシーズモンスターによる妨害をメインとしているエクソシスターには以前よりかなり向かい風な環境でした。
しかし、7月の制限改訂の影響で、今期はピュアリィの弱体化、新弾登場以降、R-ACEやティアラメンツの台頭により、前期に流行した先程挙げたサイドカードが減少傾向になりました。
また、クシャトリラ・フェンリルが禁止カードになり、エクソシスターと同じく墓地を利用しないクシャトリラが環境から消えたため、墓地利用するテーマが増加傾向にあると考えました。
クシャトリラが居なくなった今、ディメンションアトラクターをメインから積めるこのデッキは、前期より戦いやすい環境になった印象を受けました。
実際に前期とは比べ物にならない程、好戦績を納めることができるようになり、前期より戦える事がわかりました。

【デッキ紹介】


まずは大会で使用したエクソシスターの構築を載せます。

7/2 サイヤCSベスト8
7/15 オレたちトレカ部CS2人チーム準優勝
7/22 サイヤCS優勝
7/30 オグイベ2人チーム優勝

【エクソシスター】カードの紹介

【エクソシスター】は下級モンスターレベル4・光属性魔法使い族守備力800で統一され、《エクソシスター・マルファ》以外は以下の共通テキストを持つ。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):(固有効果)。
その後、自分フィールドに(特定の「エクソシスター」モンスター)が存在する場合、自分は800LP回復する。
(2):自分・相手の墓地のカードが相手によって墓地から離れた場合に発動できる。
「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

800LP回復はかなり重要なので忘れないようにしましょう!!

上記がエクソシスターの共通効果になり、主に【墓地メタ】デッキとなります。

続いて、エクソシスターにはどんなカードが存在するのか見てみましょう!!

【エクソシスターのメインモンスター】

【エクソシスター・エリス】


(1):自分フィールド「エクソシスター」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。自分フィールドに「エクソシスター・ステラ」が存在する場合、さらに800ポイント回復する。

(2):は共通効果

【エクソシスター・ステラ】

(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「エクソシスター」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドに「エクソシスター・エリス」が存在する場合、自分は800LP回復する。
(2):は共通効果

【エクソシスター・ソフィア】

(1):自分フィールドに他の「エクソシスター」モンスターが存在する場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
自分フィールドに「エクソシスター・イレーヌ」が存在する場合、さらに自分は800LP回復する。
(2):は共通効果

【エクソシスター・イレーヌ】

(1):手札から「エクソシスター」カード1枚をデッキの一番下に戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
自分フィールドに「エクソシスター・ソフィア」が存在する場合、さらに自分は800LP回復する。
(2):は共通効果

【エクソシスター・マルファ】

(1):自分フィールドのモンスターが、存在しない場合またはXモンスターのみの場合に発動できる。
手札のこのカードを特殊召喚し、デッキから「エクソシスター・エリス」1体を特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は「エクソシスター」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分・相手のカードが墓地から離れた場合に発動できる。 「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

【エクソシスターのEXモンスター】

【エクソシスター・ミカエリス】

レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「エクソシスター」モンスターを素材としてこのカードのX召喚に成功した自分・相手ターンに、
相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):このカードは墓地から特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
(3):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「エクソシスター」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

【エクソシスター・カスピテル】

レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「エクソシスター」モンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、お互いに墓地からモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードは墓地から特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
(3):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「エクソシスター」モンスター1体を手札に加える。

【エクソシスター・アソフィール】

レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「エクソシスター」モンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動できる。
このターン、お互いに墓地のカードの効果を発動できない。
(2):このカードは墓地から特殊召喚されたモンスターが発動した効果では破壊されない。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

【エクソシスター・ジブリーヌ】

レベル4モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「エクソシスター」モンスターを素材としてこのカードのX召喚に成功した自分・相手ターンに、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):このカードは墓地から特殊召喚されたモンスターが発動した効果では破壊されない。
(3):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン中は自分フィールドのXモンスターの攻撃力が800アップする。

【エクソシスターズ・マニフィカ】

ランク4「エクソシスター」Xモンスター×2
このカードは上記のカードをX素材にしたX召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):お互いのターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。
(3):相手が効果を発動した時に発動できる。
このカードがX素材としている自分のXモンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、そのモンスターを自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚できる。

【エクソシスター・パークス】

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに800LPを払って発動できる。
デッキから「エクソシスター・パークス」以外の「エクソシスター」カード1枚を手札に加える。
この効果でモンスターを手札に加え、
そのモンスターにカード名が記された「エクソシスター」モンスターが自分のフィールド・墓地に存在している場合、
さらに手札に加えたそのモンスターを特殊召喚できる。


【エクソシスター・アーメント】


速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
墓地から特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在しない場合、相手ターンにしか発動できない。
(1):800LPを払い、自分フィールドの「エクソシスター」モンスター1体を対象として発動できる。
同名カードが自分フィールドに存在しない「エクソシスター」Xモンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

【エクソシスター・バディス】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):800LPを払って発動できる。
デッキから「エクソシスター」モンスター1体を選び、
さらにそのモンスターにカード名が記された「エクソシスター」モンスター1体をデッキから選ぶ。
そのモンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「エクソシスター」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

【エクソシスター・リタニア】


通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが「エクソシスター」モンスターのみの場合、
800LPを払い、相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、以下の効果から1つを選んで適用できる。
●自分フィールドのモンスターを素材として「エクソシスター」Xモンスター1体をX召喚する。
●このターンに自分がモンスターのX召喚に成功している場合、
相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。

以上がエクソシスターでよく使われるカード達です。
基本的に墓地を利用するテーマに有利を取れます。




【エクソシスターでよく使われる出張セット】

【荒魂】

スピリット・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 800/守1800
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした時に発動できる。
デッキから「荒魂」以外のスピリットモンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。

【幸魂】

スピリット・効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 400/守 900
このカードは特殊召喚できない。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
手札からスピリットモンスター1体を召喚する。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードがリリースされた場合、自分の墓地のスピリットモンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを手札に加える。

【このデッキに入ってる誘発】

増殖するG灰流うらら無限泡影は大体のデッキに入るのでここでは割愛します。

◽︎朔夜しぐれ
今回紹介したデッキレシピの中に必ず『朔夜しぐれ』が入ってます。このカードは個人的にお気に入りの1枚で『エフェクト・ヴェーラー』とは違い、アトラクター適用中でも打てる無効系誘発です。また、このデッキが構える妨害としぐれの相性がいい事もあり採用してます。

簡単に例としてあげるなら
『エクソシスターズ・マニフィカ』で相手に2回ダイレクトして2800×2=5600ダメージを与えます。または与えることが可能な状況です。
相手が攻撃力が2400以上のモンスターを特殊召喚した際にしぐれを発動します。このしぐれが通れば、
マニフィカの②の効果でそのモンスターを除外し、しぐれの効果で2400以上のダメージが入り、ゲームエンドする事があります。

◽︎ディメンション・アトラクター

みなさんもご存知の通り、ディメンションアトラクターの発動が通れば、相手デッキのそのターンの展開を弱めたり、そもそも展開させないだけのパワーがあります。
また、エクソシスターは墓地を展開で利用することがほぼないため、無理なく『ディメンション・アトラクター』を採用する事が出来ます。

【メインモンスターの枚数について】

・荒魂1枚の理由

CYBERSTORM ACCESSで収録された『幸魂』のおかげで、荒魂はエクソシスターの完全な1枚初動になりました。
しかし、現環境下では、無効系誘発のエフェクト・ヴェーラーや無限泡影が流行しており、それらを荒魂に打たれる可能性があります。
そのため、今回の構築は荒魂頼りでの展開ではなく、メインモンスターの枚数を増やした構築で展開する構築になっています。


・ソフィア、イレーヌ、バディス1枚ずつの理由

以前までは、バディス2〜3枚の構築が主流でした。これはバディスが準初動と相手への妨害カードとして機能しており、これらの役割を大きく果たしていたからです。
現在では幸魂の登場により、デッキの安定感が向上した点、今期はピュアリィやレスキューエースが多く、それらのデッキに対して、バディスを強く打てる場面がティアラメンツが多かった頃に比べて少ないため、枚数を減らしました。

また、準初動という観点で考えると、自分のターンにバディスを発動した際にソフィア、イレーヌを出して展開するのが強いと考えています。
今回の構築ではエクソシスターモンスターを以前より多く採用し、荒魂に依存せずに展開することをコンセプトとしているため、バディスでの組み合わせの選択肢を増やすためにソフィアとイレーヌをそれぞれ採用しています。

ディアベルスターの登場後、ティアラメンツの分布が増えてきてるため、バディスの枚数を増やすのも検討中です。

・リタニア3枚採用の理由について

まず真っ先に挙げられる点としては、無効系誘発の流行です。エクソシスターを対面した際に、着地したエクシーズモンスターに無効系誘発を打つことがほとんどだと思います。
そのため、ミカエリスに妨害を貰うケースは非常に多く、リタニアの枚数が少ないと素引きも無く盤面が0妨害になってしまう可能性があります。

また、初手にリタニアを持っている場合、ミカエリスのサーチをリタニア以外の選択肢が生まれます。それによって、妨害の質の向上、展開の幅の拡張、リソースを構える等の選択肢を選ぶことが出来るようになります。
また、このカードを持っていることで、増殖するGの受けがかなり良くなり、仮に増殖するGを無効にできずとも、ドロー枚数を最小限で抑えながら、展開を止める事ができます。

そのため、今回は3枚採用し確実な妨害を構えることを意識しています。

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