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リバースPO.が装いも新たに復活

国内最大のニット生産地・新潟県五泉市の工場直販ブランドtoiroです。
2023年の新作秋冬ニットのご紹介をさせてください。お願いしまーす。

まずは、あまりの人気に、通算3回目のリリースとなる「リバーシブルで着ることも出来るプルオーバー」です。初登場は、2018年。

2018年Ver.(販売終了)の写真。上の画像2枚が通常の状態。下の画像2枚は裏返しで着た状態。「編み地」と「縫い代」の出方が異なります。

今回の改良点は、何と言っても「着心地を追求したところ」です。肌に触れる首元、袖口のリブは、タッチのいい素材に切り替えました。その勢いで、リブの配色も変えてみました。とてもtoiroらしいアプローチ。上品にキマりましたー。ありがとうございます。

素材は、英国産の羊毛100%。独特のハリがあって、ツイーディでハードな風合い。着ていくほどに馴染んでいきます。本体は、100%ウール。薄くもなく、厚くもないミドルゲージの編み地。英国羊毛のざらりとしたラフな質感でありながら、肌ざわりは柔らか。

こちらのニットも全3カラー展開。各色を順に紹介していきましょう。まずは、ブラウン。

「これぞ、ニット」というブラウン

季節感のあるブラウンのコーデを楽しめる色味を意識しました。落ち着いた深みのあるブラウンは、ニットらしい着回しに最適。秋冬を満喫するファッションに重宝される一着。

このブラウンは、とてもニットらしい秋めいた色合い。こういう系統の色合いは、毎年、人気が高いです。続いては、中間色の杢グレーです。

「着回し万能色」のグレー

カジュアルに着回せる薄めの杢グレー。霜降りグレーのスエットのような色味。リブ配色も利いて、スエットとは全く異なる、技アリの一着として大活躍してくれるはず。

中間色ということもあり、グレーのニットは、一着あると、かなりコーデに広がりが出るので、お薦めです。

最後のご紹介は、チャコールです。

「結局、一番の安定株」のチャコール

なんだかんだ言って、結局、一番、選ばれるのは、こういった「チャコール」だということは、重々、承知しております。何と言っても、ベーシックなモノトーン系のコーデに。デニムに。ロングスカートに。ビジネスシーンにも悪くない。とにかく、何にでも合う、多杢色のチャコール。

開発チームとしては、ひとつの完成形として、かなり気に入っているシルエット。均整のとれた美しいバランス。それでも、各所を少しずつ調整しつつ、リファインしました。国内最高峰のニット産地の工場直販ブランドとして「技術」と「知識」を存分に盛り込んだ野心作。

リバーシブルに着れることの利点は、裏返して着たときに「編み地」や「縫い代」の見え方が変わってくる。

ちょっと分かりにくいと思うので、写真をご覧ください。

経験と知恵が活かされた「編み地」

上の写真の、後身のパーツは、センターで切り替わっていて、右と左で「編み地」を切り替えています。その「編み地」が表目と裏目で、よく見るとニュアンスが異なっているのも、お分かり頂けますでしょうか。

同様に、右袖と左袖も編み地を入れ替えています。右袖が「天竺表目」、左袖が「天竺裏目」。左右で入れ替わっています。裏返して着ると、逆に入れ替わります。

こういった遊び心も、高い縫製技術を誇るファクトリーブランドだからこそ、実現可能なリバーシブルのプルオーバー。

見た目に、奇抜なところはなく、当たり前のよく出来たデザイン。コーデの邪魔をしない色合いも、ワードローブに溶け込むように心掛けています。今年も素晴らしいプルオーバーをお届けできると胸を撫で下ろしています。会心の一着。やりました。

恒例のS.H.S. Toyanoさんでの展示会も大好評を頂き、チャコールとブラウンがガンガン売れています。グレーの動きが序盤は丁重なのも毎年のこと。どれも良い色です。自信あるので、焦りはなし。

すでにWEB販売もスタートして、連日、出荷作業に追われています。深夜の出荷準備を終えた倉庫より愛を込めて。それでは、またっ!!




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