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カードをお迎えした時に。

こんにちは!タロット占い師の十彩です。
タロット占い師、というには当然タロットカードを使ったり、他にもオラクルカードをサポートとして使ったりしているのですが、そういった占い師さんは多数いらっしゃいます。
そこで今日は私がSNSで感じたとある疑問についてまとめたいと思います。

「なぜ私のところに来てくれたのですか?」

SNSを始めて、ずっと謎に思っていました。
入手したデッキを開封した時、初めて使う時(文脈からそのように感じる方が多いです)
この質問でリーディングを載せている方が結構いらっしゃることに。

正直、私は
「自分が気に入ったから買う」
「気が合いそうだから買う」
と言う感じでデッキを決めています。
そこから使い込んでいくうちに、デッキの癖であったりとか、自分に慣らしていくようにしています。
どちらかというと、「あくまでツールである」という考えに近いですね。

X(旧Twitter)にてこの質問を思い切って投げかけてみました。
すると、ありがたいことにたくさんのご意見や体験談をいただきましたので、簡単なまとめや感想を書いていきたいと思います。

カードにも意思があり、自分を選んでくれた。

やる派の方でもっとも多かったのがこのタイプでした。
日本の、八百万の神の精神なのかなと感じられるご意見でした。
確かにデッキを選んで注文したのは自分の意思でも、そのさらに先、在庫の中から来てくれたのはデッキ側が自分を選んできてくれたのではないか、と言うお話もありました。
直接手に取って購入した際でも言えることだとは思いますが、通販が主となっている現在、なるほどな、と思わされた感じです。

他にも、そのデッキの癖や得意なことを知りたい、改めての相性確認など、同じ質問でも人それぞれ違ったニュアンスでリーディングをしているといった結果でした。

SNS掲載用、挨拶としてのリーディング

同じようにやるけれど、聞き方が違う。と言う方もたくさんいらっしゃいました。
こちらは「これからよろしくね」などの挨拶として行なっている方が多かったです。
挨拶タイプのかたは、開封の儀の一環としてやっている、SNSには載せないけどやっている。占い師仲間や友達とやっていると言う方もいらっしゃって、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

また、SNS掲載用と言うのは、マーケティングを考えて行なっているのでは、と言う考察をいただいたものです。
確かに、SNSは現在宣伝として大幅な活躍の場所となっています。
そこで買ったカードと自分とのご縁を確認する感じのリーディングを掲載することにより、ユーザーには「この占い師さんはこのカードとのご縁をこう言う解釈で受け取ってるんだな。自分があの悩みで占ってもらうときはこのカードだといいな」など、イメージがわかりやすいでしょう。

やらない派も多く存在します

私含め「やりません」と言うご意見も多数いただきました。
「デッキはあくまで道具である」「カードに人格を持たせるような事をすると厄介である」「やる方はデッキ主導に感じる。あくまで選んだのは自分。デッキに対しては自分主導であるべき」などなど。
やる派の方を否定とまではいかずとも、話に熱中するあまり口調が荒くなる方もいらっしゃったことに対しては、疑問を呈した私としてもお詫びしたいと思います。

まず私がなぜやらないかは、最初にも記述した通り
「私自身が選んだから」「気に入ったから」
なのです。そこにご縁も何も感じないのかと言われると、そうではありません。
数えきれないほどの種類の中で見つけた事自体がご縁だと思っていますし、それこそ在庫の中から私の手元に来てくれた事もご縁だと思っています。
ここに関しては、やらない派の方も同じなのです。

だからこそ
「やる必要性を感じない」
のだと思っています。
答えをはっきり示してくれるのか、優しく伝える出方をするのかなどの癖は、使い込んでいくうちにわかっていく事でもあり、繰り返していくうちに自分に馴染んでいくものだと私は考えています。

どちらが良いという決まりはない

やる派、やらない派、それぞれいらっしゃるということは今回の件でよくわかりました。
中にはこの質問でスピリチュアル的に分裂が起きるのではないかというご心配もいただきました。

ハッキリ申し上げておきたいのが
この議論に関して、私はやるやらないの分裂や争いを起こしたいわけではない。
ということです。

あくまで私個人がSNSを見ていて疑問に思っただけであって、
「カードに聞かないなんて失礼だ」
とか
「やる意味がないことをやっている」
と互いを攻撃するようなことはやめていただきたいのです。

実際皆様からのご意見を見ていて、白熱した口調に傷付かれた方も何人かいらっしゃいました。
今まで互いに気にしていなかったことに対し、問題を呈した私にも責任があります。
この場を借りて謝罪させてください。ご気分を害した方には、本当に申し訳ありませんでした。

まとめ

人それぞれ考え方が違うというのは、どの業界においても言えることです。
占いだけでなく、仕事ひとつ覚えるのでも、メモを取る方がやりやすい人、実践した方がやりやすい人など、さまざまあるのです。
互いのやり方を尊重し合い、今後も楽しい占い生活をし、提供していきたいと考えています。

最後にご意見や反応をいただいた皆様、ありがとうございました。

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